今回新型コロナウイルス(COVID-19)の事態はもちろん、これまで低所得層や一人暮らしの老人支援などの寄付を着実に行い‘寄付天使’と呼ばれてるIU(アイユー)。彼女が寄付天使と呼ばれるに至ったまでの過程に注目してみた。

歌手IU(アイユー)は、困難な生活を送っている人々を助ける ‘寄付天使’ と呼ばれている。

しかし、彼女が現在の地位に辿り着くまでは、非常に厳しい道のりを歩んできたことで知られている。

IUはなぜ ‘寄付天使’ となったのか、なぜ彼女の行いは人々から称賛されるのか、これまでの経緯を追ってみる。

IUが寄付天使になった経緯とは

IUが寄付天使になった経緯とは..(画像出典:「名簿公開」キャプチャー)

過去に放送されたtvNトーク番組「名簿公開(原題 명단공개)」では ‘光の速度で借金を返したスター’ の名簿が公開され、IUの人生を振り返る映像が映し出された。

小学生の頃まで、経済的に何の心配もなく良い暮らしをしていたIU。

ところがある日、母の借金によって一瞬にして家族皆が莫大な借金を抱える事になった。

これにより、IUは弟と祖母と共に小さな一つの部屋で住みはじめ、ジャガイモで食事を間に合わせるような貧しい時期を送っていたという。

その後IUは、2006年から歌手の夢を叶えるために、1年間で20回を越える事務所のオーディションを渡り歩いた。

しかし、結果は全て落選。

中には、ある事務所から ‘この金額を支払えばトレーニングを受けさせてあげます’ と言われて大金を支払ったが、後日その事務所に足を運んでみると会社自体が消えていたという詐欺にも遭い、歌手への夢は一層遠ざかった。

家族からは歌手になることを反対されたが、IUは最後まで夢を諦めず、歌手になるために努力を積み重ねた結果、2007年に現在の所属事務所LOENエンターテインメントに合格して16歳でデビューに成功した。

また、2010年には「Good Day(좋은날)」が大ヒットして ‘国民の妹’ と呼ばれるほどの人気を博し、なんと2011年には年収100億ウォン(約10億円)に達したという。

IUは、その後デビューから3年という早さで両親の借金を全て返済した。

これまで、貧しい生活を送りながら借金に追われ、何度も夢への実現が断たれて挫折を味わってきたIU。

こういった経験を通じて、人々が感じる苦しさや痛みが共感できるからこそ、彼女は絶えず援助を必要としている人々を助けるために着実に寄付を実践している。

これが、IUが寄付活動を行うことになった経緯であり、韓国の大衆から ‘寄付天使’ と言われて愛され続けている理由だ。


「名簿公開」‘光の速度で借金を返したスター’(動画出典:tvN D CLASSIC)