【SSUL】”不動のビッグ3″と呼ばれていた、韓国の大手芸能3社であるSM-JYP-YG態勢に、BTS(防弾少年団)人気で急浮上したHYBEが加わり、現在は”ビッグ4″へと形成が変化した。そしてここにKakaoグループや、巨大メディアグループのCJも参入し、自社だけの競争力では生き残りの保証がなくなっているのが現状だ。
【SSUL】SSULとは、韓国ネットコミュニティーやSNSで話題となっている様々な”説(썰)”を取りあげる記事のことです。日本のメディアでは、なかなか紹介されない”説”を、ここで紹介していきます。
かつて、アジアに限られていたK-POP人気のスケールが、どんどん世界規模になっている。
“不動のビッグ3″と呼ばれていた、韓国の大手芸能3社である*SM-JYP-YGという態勢に、BTS(防弾少年団)人気で急浮上したHYBEが加わり、現在は”ビッグ4″という様相を呈している。
*SMエンターテインメント、JYPエンターテインメント、YGエンターテインメント 以下SM-JYP-YG。
しかし昨今、K-POP業界にIT大手のKakaoグループや、韓国最大ポータルサイトNAVERを運営するNHN、MnetやtvNを擁する巨大メディアグループのCJも参入を宣言、これは新たな競合態勢が作られたと言える。
もはやこの市場が、自社だけの競争力では、生き残りが保証できなくなっているということだ。
そのためか、より多くのマーケットシェアを獲得するため、既存のエンタメ企業同士の”戦略的連合”も本格化している。
去る8月23日、韓国のIT専門メディア、テックM(www.techm.kr)は「HYBEとYGエンタ ‘連合軍’が突き進む」という見出しを打ち立て、円滑な音源流通のためにHYBEがYG傘下のYGプラスに、700億ウォン(約64億円)を投資したと伝えた。
また、HYBEの投資を”音源同盟”と評価しつつ、その背景でYGプラスの持ちシェアが26%に達していることも、併せて報じている。
様々な相乗効果が期待される中「音源マーケットにおける競争を避けるため、デビューやカムバックの日程を、両社が綿密に調整するのでは?」という意見も。
さらにHYBEは、自ら作り上げた連合軍に、NAVER(NHN)も参加させる。現存する最も有名な、K-POPアイドルのブロードキャストプラットホームであるV LIVEが、なんとWeverseに吸収合併されたのだ。
この過程で、両社はK-POP関連モバイルアプリケーションの共同制作にも合意。
韓国ネットでは、この一連の動きを”HYBE-NAVER-YG 連合戦線”と呼んでいる。
これに対抗するためか、SMとJYPの動きも慌ただしくなってきた。
去る6月、SMは人気アイドルとメッセージのやり取りができる、コミュニケーションプラットホームDearUの上場を進めていると報じられたが、JYPが同サービスの持分を取得したという事実も明らかになり、新連合軍の誕生を予感させた。
実は、両社が”蜜月関係”になったのは、昨年の8月に遡る。
コロナ禍により、オフライン公演の実施が厳しくなり、SMの主導によるオンラインコンサートの配信サービス、ビヨンドライブコーポレーションを共同設立。
他にも、dreamusカンパニーを通して音源流通を行っており、DearUのサービス拡大(EC機能など)を目指し、コラボレーションを継続中だ。
韓国の音楽ファンは、大手エンタメ企業同士、もしくはエンタメ企業とIT企業の”連合軍”出現に対して「〇〇は不祥事が多いのになぜ?」「〇〇は何故手を組むの? 資金力があれば、新しい会社を作ればいいのでは?」「〇〇は過去の栄光を取り戻すために必死だけど、もう無理じゃない?」など、自身の応援するアーティストが所属する企業の、損得勘定をするかのような反応を見せている。
一方で、「〇〇が〇〇を狙ってるね」「”コラボレーション”なんてきれいな言葉を使ってるけど、近い将来完全に子会社になるって」と、企業の持つ影響力と資金力の不均衡が呼び起こしかねない、不協和音を危惧する声も多く上がった。
果たして、韓国音楽市場における”連合軍”戦線で、最後に微笑むのはどのチームとなるだろうか。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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