俳優のナム・ムンチョルさんが、がん闘病の末この世から旅立ったことが明らかになった。49歳という若さだった。この知らせを聞いたかつての共演者たちに、悲しみの輪が広がっている。
俳優のナム・ムンチョルさんが逝去した、享年49歳。11月に50歳を迎える間近だった。
10月4日、マネジメントBKは同日午前6時20分にこの世を去ったと伝えた。大腸がんの宣告を受け、闘病生活を送った末に息を引き取ったという。
所属事務所は「故人の演技に対する情熱が忘れられません」と言い「謹んで故人のご冥福をお祈りいたします」と追悼した。故人のご遺体は、国民健康保険公団 イルサン病院葬儀場10号室に安置されている。出棺は10月6日午前6時30分で、釜山追悼公園に埋葬される。
この報せが伝わると、俳優のキム・ジチョルは自身のSNSで「お兄さん、知らせを聞いたのが遅くなってすみません。この前、不在中に殘っていた電話に出られなかったことが、一生の後悔になりそうです。挨拶に行きます。昔のように、明るく笑いながら迎えてください」と追悼。
またファン・マニクも「数日前、夢に現れたムンチョル兄さん。それが兄さんと最後になるとは。そちらの世界では以前のように、元気に豪快に笑って幸せになってほしいです。心から故人のご冥福を祈ります」と心境を伝えた。
ナム・ムンチョルさんは劇団出身で、舞台から俳優活動を開始し、2002年に映画『ライターをつけろ(邦題)』でスクリーンデビュー。以降、SBS『六龍が飛ぶ(2015)』、OCN『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~(邦題/2016)』、JTBC『恋のドキドキ・シェアハウス ~青春時代~(邦題/2016)』、KBS 2『SUITS(2018)』、MBC『ミリオネア邸宅殺人事件(邦題/2020)』、映画『容疑者X 天才数学者のアリバイ(邦題/2013)』『プリースト 悪魔を葬る者(邦題/2015)』『工作 黒金星と呼ばれた男(邦題/2018)』『毒戦 BELIEVER(邦題/2018)』『ユ・ヨルの音楽アルバム(2019)』『金の亡者たち(邦題/2019)』など、数多くの作品に出演している。
2016年に出演したKBS 2『太陽の末裔 Love Under The Sun(邦題)』では、第7話と8話でメインストーリーに登場。ナム・ムンチョルさんは、大地震が起きて崩落した建物の中で、コンクリート杭の下敷きになってしまうコ班長を演じている。
コ班長は「外国人作業員を助けてやってくれ」とモヨン(ソン・ヘギョ扮)にお願いし、自身は息絶えてしまう。彼から言付かった遺言をモヨンは妻に電話で伝え、涙にくれる――。
自分よりも他人を気遣う優しい班長の死に、視聴者は涙を止めることができない悲しい回だったため、記憶している人も多いのではないだろうか。
太陽のように優しいナム・ムンチョルさんの笑顔を、誰しも忘れることはないだろう。
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