BTSのジンが映画のVIP試写会に登場した。ジンは前髪をおろし、まるで大学生のようなかわいらしい姿を披露した。しかし、ファンの中にはかわいいジンではなく、カッコイイジンを好む人も多いようだ。そこで、韓国ファンが白熱する’カンドプ(깐덮)論争’に注目する。
BTS(防弾少年団)のジンが、映画『非常宣言』のVIP試写会に姿を見せた。

試写会に姿を見せたBTSのジン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
まるで大学生のようなファッションとかわいらしいヘアスタイルを披露したジンに、韓国メディアは「これが長兄の可愛さなのか!?」「こんなに可愛いのはひどい」「妖精ハート」と報じている。
7月25日午後、ソウル江南(カンナム)区メガボックスCOEX店で、映画『非常宣言』のVIP試写会が行われた。
この映画は、俳優のソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、イム・シワンなどの豪華な顔ぶれが揃い、ジンと親交があるキム・ナムギルも出演している。
これに先立ち、一部の韓国メディアが「ジンがVIP試写会に出席する」と報じたため、会場にはジンの姿を一目見ようと多くのファンが集まった。
(関連記事)BTS ジン 映画「非常宣言」VIP試写会に出席(PHOTO 7枚)
ジンが登場すると、その場はたくさんのフラッシュに包まれた。この時のジンの様子はすぐにネットに投稿され、ネットユーザーからは「かわいすぎる!」「天使にしか見えない」「爽やか少年団」「品の良さが溢れ出ている」「もうすぐ30歳とは思えない、反則的なビジュアル」などのコメントが殺到している。

前髪をおろし、かわいらしさ全開のジン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
この日のジンは、シャツにアイボリーのカーディガンを合わせた、爽やかな優等生スタイルで登場。前髪をおろしているせいか、とてもかわいらしい印象を受ける。
ところがファンの間では、この前髪をおろした”かわいいジン派”と、前髪を上げておでこを見せた”カッコイイジン派”に大きく好みが分かれるという。
これは、アイドルの”カンドプ(깐덮)論争”と言われ、韓国オンラインコニュニティーでも頻繁に勃発している論争のようだ。
カンドプ(깐덮)とは、까다(カダ)と덮다(トプタ)の2つの言葉からなる造語。까다(カダ)は剥く、割るなどの意味、덮다(トプタ)は覆う、かぶせるの意味を持つ。
後ろに머리(モリ、意味は頭、髪を指すこともある)をつけるとイメージがしやすいだろう。
・깐머리(カンモリ)は、前髪をすっきりと上げ、おでこが見えている状態
・덮머리(トンモリ)は、前髪を全ておろしている状態
つまり、”カンドプ(깐덮)論争”のカンドプとは、”前髪の上げ下げ”を指している。
カンモリだと、おでこを潔く見せているので、キリっとしたカッコイイ印象となり、男の色気やカリスマの雰囲気を漂わせる。
トンモリだと、柔らかい清純なイメージで、かわいらしさが強くなり、学校の先輩にいそうな親近感を与えてくれる。
「どちらのヘアスタイルがより魅力的か?」その熱いバトルを見せるのが、”カンドプ論争”なのである。
ただし、それぞれに良さがあるだけに、中には「選べない! 両方好きー!」と、躊躇いを吐露(?)する意見が多いのも事実。

前髪を上げ、おでこを見せるジン (画像出典:BTS 公式Twitter)
BTSのコンサートなどでも、ジンは、初日は前髪をおろしたトンモリバージョン、2日目は一転しておでこ全開のカンモリバージョンなど、両方の姿を披露することがある。
これは、ファンをとても喜ばせていると同時に、”カンドプ論争”をより白熱させてしまう。本人はそのことを知っているのだろうか。
今回の試写会で見せたジンのかわいいトンモリ姿と、ライブなどで見せる男らしいカンモリ姿、みなさんはどちらのジンがお好みですか?
(構成:酒井知亜)
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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