SHINee(シャイニー)のメンバー、故ジョンヒョンさんのメッセージが、韓国ネットで話題を集めている。なぜ7年前の、故人となった人の”呟き”が、今話題になっているのだろうか。その内容と理由を紹介する。
SHINee(シャイニー)のメンバー、故ジョンヒョンさん(以下、ジョンヒョン)のメッセージが話題を集めている。

2017年12月に逝去したSHINeeのメンバー故ジョンヒョンさん(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
そのメッセージとは、7年前のツイッターの書き込み。そこには、当時の韓国政府の政策への、辛辣な批判が盛り込まれている。
内容は、以下のようだ。
出産誘導のため、小中高の学制を短縮するとか・・国定教科書を制作するとか・・こんな政策の下、子供を産んで、健康な精神と身体を持つ人間に育つように手助けする自信がない。子供を産みたくないのではなく、子供を産むのが怖いだけ。

故ジョンヒョンさんのツイート(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)
ジョンヒョンがこのメッセージを書き込んだのは、彼が25歳だった2015年である。
その2年後の2017年、彼は自らの選択で帰らぬ人となった。
ではなぜ、7年前の、故人となった人の”呟き”が今話題となっているのだろうか。
7月末、日本のツイッターでは、日本経済新聞の調査結果が反響を呼び、”出生率反転”というワードがトレンドに上がった。
同紙によると、約2年半に及ぶコロナ渦で、主要先進国の出生率が伸びているのだが、日本と韓国だけが下落しているという。
この報道は、隣国のネットにも伝わり、大きな話題となった。
韓国の若者は、男女不平等や、硬直した社会、政治家の短絡的な政策をその原因として挙げている。
そんな中、あるネットユーザーが、ジョンヒョンの古いツイートをリツイートしたのがネット上に拡散し、反響を呼んだと見られる。
そのネットユーザーは「ジョンヒョン、7年後も世の中は変わっていないよ」と嘆きながら、ジョンヒョンの言葉を引用。
まるで、7年後の韓国社会を見越していたかのようなメッセージに「未来の世代を心配していたんですね・・ありがとう」「あなたが正しかった。今気付いた・・」「誇らしい私のアイドル」「あなたが望んでいた、もっと良い世の中になってなくてごめん」と、多くのネットユーザーは驚きとともに、感心の声を寄せている。
生前、トップアイドルグループのメンバーとして、その才能を発揮していたジョンヒョン。その一方、政府の政策や、性的マイノリティー、人権問題など、様々な社会問題に対し、所信ある発言を放っていた。
彼が逝去した2017年、英メディアのBBCは「優れた歌手でありダンサー、そして作詞作曲にも大きな功績を残した彼は、社会問題にも積極的に取り組んでいた」と、その生い立ちを紹介。
しかし、このような社会派的な面貌により「アイドルのくせに、偉そうな口を利くんじゃない」と、ネット上で逆風にさらされる事もしばしば。彼が患っていたとされる”心の病”をさらに大きくしたのだ。
「繊細で感受性豊かなアーティスト」
多くの人が覚えるジョンヒョンの姿である。彼自身も自分の”弱さ”に気づき、その辛さを吐露しながらも、社会問題に立ち向かって積極的なアクションを呼びかけていた。
7年前の、彼の”所信”と”勇気”は、現在多くの韓国の若者の心に響いている。
SHINee(シャイニー)
SHINee(シャイニー / ハングル 샤이니)は、2008年5月にSMエンターテインメントからデビューした韓国の男性アイドルグループ。
SMエンターテインメントから2005年にデビューしたSUPER JUNIOR以来3年ぶりのボーイズグループで、コンテンポラリーバンドというコンセプトのもとデビューした。
デビューアルバムは「누난 너무 예뻐(Replay)」で、2008年5月25日にSBS人気歌謡の舞台でデビューを果たした。
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