同じアジアでも文化の違いが存在する日本と韓国。最近、7人組ボーイズグループBTS(防弾少年団)のメンバー、ジミンがファンに感謝の意を込めた”クンジョル”をする写真を公開したが、これを見て思い出すのが2014年に日本で起こったEXO(エクソ)の”土下座”騒動だ。
アメリカのビルボード・メインシングルチャート”Hot 100″で7週連続1位を獲得した『Butter』に続いて、最新曲となる『Permission To Dance』でも1位を獲得したBTS(防弾少年団)。
(関連記事)BTS、米ビルボードで ‘バトンタッチ’に成功!見落としがちな大記録 3つ
この記念すべき”バトンタッチ”の快挙に対し、今月20日、メンバーがファンコミュニティープラットフォームWeverse(ウィバース)でファンに感謝の言葉を伝えている。
中でも特に目を引いたのはジミンのメッセージだ。

“クンジョル”をしながらファンへ感謝を伝えたジミン(画像出典:BTS公式FaceBook)
彼は「いや、だからこれは、本来ありえることなんですか?」「どんな言葉を言えば、この気分が皆さんに伝わるでしょうか」と書き込んだ。
さらにひざまずいてお辞儀をする”クンジョル(큰절)”をした写真とともに「皆さんの大きな愛と応援に、もう一度心から感謝申しあげます。精一杯生きていきます。僕たちのためにもどうかお幸せに」と書き込み、多くのファンの視線を独占した。
“クンジョル(큰절)”とは?

“クンジョル”とは?(画像出典:BTS公式FaceBook)
この”クンジョル(큰절)”は、큰(クン/大きい)+절(ジョル/お辞儀)という言葉からなっている。
日本人の目から見ると”土下座”のように見えるかもしれないが、”土下座”とは意味が違うものということは、K-POPや韓ドラファンならすでに知っている人もいるはずだ。
韓国で最も丁寧なお辞儀のことで、特に男性は額の前で合わせた手を地べたに付け”最大級の感謝やリスペクト”の意を表す。
韓国ドラマの中では、結婚式で両親に対しこの”クンジョル”でお礼の挨拶をしたり、法事のシーンでご先祖様に向かって”クンジョル”で挨拶したりする姿がよく登場する。
「本当に尊敬しています、あなたに仕えます」というような意味も含んでおり、謝罪の意味がある日本の土下座とは完全に意味が違うため、日本人が見ると誤解を招くことも‥。
EXOの”土下座”騒動

12人組ボーイズグループとしてデビューしたEXO。彼らの”土下座”騒動とは?(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
この”クンジョル”を見て思い出すエピソードが、韓国のボーイズグループEXO(エクソ)が日本で起こした”土下座騒動”だ。
2014年、EXOが初めて日本の埼玉で単独イベントを開いた際、メンバーのセフンやD.O.(ディオ)が日本のファンの前でこの”クンジョル”を披露した。
当時、日本ファンはこの”クンジョル”について知らない人も多く、「EXOがなぜか日本ファンに土下座した!」と思った人も多かった。
おそらく彼らはその場の雰囲気で、感謝の気持ちを体で表したのかもしれないが、これを知った韓国や中国のファンが大激怒。
当時、”絶対的な1強”として君臨していたEXO。韓国・中国では「調子にのって天狗になっている」ように見え、日本では逆に腰が低い態度に見えてしまったのか、中国ではニュースで取り上げられるほど、ファンのあいだで大きな波紋が広がった。
当時は、文化の違いが一部のファンの怒りを買うことになってしまったが、文化の違いや場の雰囲気を理解し、何事も誤解せずに応援していくことができれば、応援する芸能人はきっと息の長い活動を見せてくれることになるはずだ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
編集部おすすめ記事
-
“世界を魅了するまなざし” MONSTA X ヒョンウォン、中国雑誌「World Traveller」で韓国初のカバー飾る
-
SUPER JUNIOR ドンヘ、軽やかな夏の出勤姿でファンの心をキャッチ
-
ASTRO ユンサナ、ファンタジー×ラブコメディ「僕の彼女はサンナムジャ」でときめき加速!
-
POW、3rdアルバム「Being Tender」で音楽番組1位候補に!魅力爆発のステージ披露
-
日本人初の快挙!MEOVV アンナが「25年7月 新人K-POP個人ブランド評判ランキング」1位に
-
TWICE ミナ、準備の静寂を破る一瞬の輝き・・撮影現場の裏側
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
“世界を魅了するまなざし” MONSTA X ヒョンウォン、中国雑誌「World Traveller」で韓国初のカバー飾る
-
ロウンが贈る“Friend”の一言・・優しく流れる癒しのひととき
-
ソ・イングク、眼差しで伝える夏の感情‥濡れた前髪×ヴィンテージ空間
-
ナムグン・ミン、抑制の美学と深みのまなざしで魅了するモノクロカット公開
-
韓国ドラマの思わぬ楽しみ方!「夏休みの恋」を感じさせる歴代作品5選
-
KARA 知英 & HIGHLIGHT イ・ギグァン「第29回富川国際ファンタスティック映画祭」に出席!(PHOTO2枚)
-
話題作がずらり!今夏、日本の劇場で楽しめる韓国映画ラインナップ10選
-
【Netflix】背筋を冷やしたいあなたへ!「納涼ホラー」韓国ドラマ&映画5選
-
BTS V、ファッションショー出席のためフランスへ出国!(PHOTO5枚)
-
IVE「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」出演のため日本へ出国!(PHOTO10枚)
-
VOD未視聴のファン要必見!8月CS放送開始予定「日本のテレビ」初登場の韓国ドラマ3選
-
ASTRO ユンサナ、ファンタジー×ラブコメディ「僕の彼女はサンナムジャ」でときめき加速!
-
POW、3rdアルバム「Being Tender」で音楽番組1位候補に!魅力爆発のステージ披露
-
SUPER JUNIOR ドンヘ、軽やかな夏の出勤姿でファンの心をキャッチ
-
TWICE ミナ、準備の静寂を破る一瞬の輝き・・撮影現場の裏側
-
次の一作を迷っているあなたへ!8月CS放送開始予定「高評価」韓ドラ時代劇11選
-
日本人初の快挙!MEOVV アンナが「25年7月 新人K-POP個人ブランド評判ランキング」1位に
-
今週末(7月4日~) 日本のテレビで観られる「夏夜にピッタリ」痛快なアクション韓国映画5選
-
まさに王道!来週(7月7日~)日本のテレビで観られる「大人の愛憎劇」韓国ドラマ4選
-
韓国アイドルグループXD (旧XEED)、今夏、待望の日本公演を開催!
-
キム・ヨハン、SBS新ドラマ「トライ:僕らは奇跡になる」で高校ラグビー部キャプテン役に!スチール初公開
-
「巫女と彦星」主演チュ・ヨンウが自ら歌声を届ける!OSTで描く“忘れられない初恋”
-
パク・ボゴムが5週連続1位!25年6月第4週 韓ドラ出演者話題性ランキング トップ5
-
【6月の主役】“誕生月カレンダーに載ってほしい韓国俳優” 第1位はイ・ミンホ!
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。