俳優のソン・ガンと女優のハン・ソヒが共演している韓国ドラマ、JTBC(Netflix)『わかっていても』。第5話を迎えた本作がいま、日韓で話題を集めている。新たな人物の登場により主人公の関係を波立たせるのではと、視聴者はドラマ後半部に期待を抱いているようだ。

韓国の次世代スター、ソン・ガンとハン・ソヒが共演している韓国ドラマ、JTBC(Netflix)『わかっていても』。

JTBC(Netflix)『わかっていても』は日韓で話題を集めている

日韓で話題を集めている、JTBC(Netflix)『わかっていても』(画像出典:JTBC DRAMA公式Instagram)

同名の人気ウェブコミックが原作で、愛は信じていないが恋愛はしたい女、ユ・ナビ(ハン・ソヒ)と、恋愛は面倒だが、友達以上恋人未満ではいたい男、パク・ジェオン(ソン・ガン)の、悪いとわかっていながらも恋愛の駆け引きはしたい、そんな青春真っ最中の主人公たちのリアルな恋愛を描いている。

日本では先月20日よりNetflix(ネットフリックス)にて配信がスタートし、第1話が放送されるとともに大きな注目を集めた。

現在は新エピソードが公開される度にSNSを中心に盛り上がりを見せており、早くも名作を多く輩出した”夏ドラマ”への仲間入りを果たしたのでは、と囁かれている。

息の合った演技を披露しているソンガンとハン・ソヒ

ソンガンとハン・ソヒが息の合った演技を披露している(画像出典:JTBC)

現在、第5話まで放送を終えている『わかっていても』。ここまでのストーリー展開は見事なものだった。

まず、第1話や第2話では、韓国ドラマでよく見られる”人物紹介”や”伏線を張る”ような、説明の多い描写はあまり見られなかった。その代わりに、初っ端からウェブコミックらしい甘く際どい描写が盛り込まれ、主演2人に訪れるロマンスの予感を盛り上げていた。

ヒロイン、ユ・ナビのミリ単位で揺れ動く繊細な心理描写を絶妙な加減で見せ、それに応えるかのように、パク・ジェオンのアプローチも、強引ながらも押しつけがましくないタッチで描いている。

ドラマの入り口に、視聴者の好奇心と共感を得る描写やエピソードがふんだんに盛り込まれていたことから、スピード感を持って視聴者を一気に魅了したようだ。

あらゆる世代から興味を得ている、若者たちのイマドキ恋愛像

若者たちのイマドキ恋愛は、あらゆる世代から興味を得ているよう(画像出典:JTBC)

若者たちの”イマドキ”でリアルな恋愛模様を描いているだけに、恋に落ちるまでの駆け引きや、恋に落ちた後の弾けんばかりのウキウキ感、さらにキスシーンといった見惚れるようなラブシーンが随所に散りばめられていることもあり、視聴者からは多くの共感を得た。現在、本作は韓国では1位、日本では2位という驚異的な人気ぶりを見せている(各国のNetflixにての順位)。

韓国では一時、その際どい描写から、受け入れがたい印象を持った視聴者もいた。
しかし、放送を重ねるごとにそのような描写ばかりでなく、1人の女の子が恋愛に直面し、試行錯誤しながら彼との距離を縮めていく様子や、周りにいる仲間たちも、訪れてきた恋愛を模索する切ない姿などを描き、主人公だけでなくほかの登場人物たちの心の動きや恋愛模様も描いてる。このことがドラマとしてストーリー性を増し、より共演を得てきたようだ。

そして第4話では、ヒロインの前に”純情”な地元の同級生ヤン・ドヒョク(チェ・ジョンヒョブ)が登場し、ユ・ナビとパク・ジェオンの関係に、さらに一角を加える予感を匂わせた。
そこにパク・ジェオンの元カノ、ユン・ソラ(イ・ヨルム)が、ユ・ナビとぎりぎりの神経戦で対立し、ストーリーにスパイスを加えている。

制作陣は「自分だけの色で青春の様々な姿を完成してきた俳優たちの真価が際立つ後半部になる」とし、残りの放送に対する期待感を示した。

これまでも視聴者を魅了していた『わかっていても』だが、ここでタイミング良く新たな人物も登場し、ストーリーをさらに盛り上げる予感を見せている。
視聴者からは、新たな人物の登場で本格的な愛の争奪戦が始まるのでは、と期待が寄せられている。

実は、テレビ放送中でもかからわず、『わかっていても』がVODプラットホームであるNetflixで1位にのし上がった理由はもう1つある。

上述したように、同ドラマには男女の際どい愛情シーンがふんだんに登場しており、Netflixだけで見られる”19禁”シーンが一部あるという。若い男女の現実味を帯びるストーリーを堪能する上で、欠かせないと言われる愛情シーンをチェックするためにも、テレビでの放送分だけでは満足(?)せず、Netflixを訪れる視聴者が多いようだ。結局、このような熱い関心があり、韓国ドラマとしては珍しくNetflixで1位を獲得していると見られる。









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