- BLACKPINKのジェニーがオーストラリア公演を中断し、途中退場した。
- 所属事務所によると彼女は体調不良により、医療スタッフから勧告を受けていたという。
- 現在、韓国芸能界では女性アイドルの休養や活動中止のニュースが相次いでいる。
BLACKPINK(ブラックピンク)のジェニーが体調不良のため、オーストラリア公演を途中退場した。
6月11日、BLACKPINKのワールドツアー『BLACKPINK WORLD TOUR[BORN PINK]』のオーストラリア・メルボルン公演が行われた。
現地ファンを大いに盛り上げたBLACKPINKだが、ジェニーはコンサート中、体の不調のため舞台を降りることになったという。
所属事務所のYGエンターテインメントは声明を出し、「ジェニーは最後まで公演を強行しようという意志を見せましたが、現場の医療スタッフの勧告を受け、十分な休息と安静を取れるようにすぐに措置を取りました」と当時の状況を説明。
さらに「ジェニーはファンに向けて”最後まで一緒にいれなくて申し訳ない”という気持ちと共に”早く回復する”という意志を示しています」と伝えている。
ファンから心配の声が上がる中、今回の体調不良は過密すぎるスケジュールに関連しているという意見も。
最近のジェニーのスケジュールを振り返ってみると、
- 5月13日 『BLACKPINK WORLD TOUR[BORN PINK]』シンガポール公演
- 5月20〜21日 『BLACKPINK WORLD TOUR[BORN PINK]』マカオ公演
- 5月22日 フランス・カンヌ『第76回カンヌ国際映画祭』
- 6月3〜4日 『BLACKPINK WORLD TOUR[BORN PINK]』大阪公演
- 6月11日 『BLACKPINK WORLD TOUR[BORN PINK]』メルボルン公演
と、彼女は約1カ月の間にシンガポールやマカオ、フランス、日本、オーストラリアなど、世界中を飛び回っていることが分かる。
海外移動を伴うハードなスケジュールは時差の影響などもあり、身体的な疲れだけではなく、精神的な疲労も蓄積される。
さらに6月4日にはジェニーが初演技に挑戦したHBOドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』が公開され、世界中から熱い視線が注がれていた。
重要なスケジュールに追われ、大きなプレッシャーを感じながら生活を送る、彼女の心理状況は計り知れない。
しかし、最近の韓国芸能界ではジェニーだけではなく、数多くのアイドルたちが心身の不調を訴え、休養や活動休止をする状況が相次いでいる。
4月下旬にはaespa(エスパ)のウィンターが体調不良のため、来日コンサート『aespa LIVE TOUR 2023 ’SYNK : HYPER LINE’ in JAPAN』や音楽番組の出演が見送りとなった。
さらに6月1日にはaespaのジゼルが健康問題を理由に、JTBCのバラエティー番組『知ってるお兄さん』の収録を欠席。
6月9〜11日にアメリカで開催された音楽フェスティバル『The Governors Ball Music Festival 2023』のスケジュールも、ジゼルは不参加となっている。
日本公演『Red Velvet 4th Concert : R to V in JAPAN』を控えていた、Red Velvet(レッドベルベット)のジョイは、4月26日に休養を発表。
所属事務所のSMエンターテインメントによると、コンディションの不調で診察を受けた結果、医師から治療と安静が必要だと診断されたという。
健康問題は新人アイドルも例外ではない。IVE(アイヴ)の日本人メンバーであるレイは、4月10日にリリースされた1stフルアルバム『I’ve IVE』のカムバック翌日に、活動休止を発表。
事務所は「胸の動悸や息苦しさなどの異常の症状を感じ、病院で健診を受け、治療と安静が必要という医療スタッフの診察を受けました」と報告している。
女性アイドルのドクターストップが相次ぐ中、6月10日に公開されたBTS(防弾少年団)シュガのトーク番組『シュチタ(슈취타)』では、ジンが活動中に感じた精神的負担について言及した。
ジンは2018年頃の心境について「精神的にもそうですが、身体がすごく辛くて、全てを終わらせようと思ったんです。”もうこの仕事はできない。辞めよう”って。そのような気持ちを正直に話したかったんです」と語り、当時を振り返っている。
憧れの職業を手にした若者たちが精神的苦痛を感じ、数年で引退を考える過酷なK-POP業界。
風邪症状などの軽い症状であれば、スケジュールを強行する場合も少なくない芸能界で、医師の診断による活動休止が相次いでいるのは、彼女たちがよほど深刻な状況に陥っているということだ。
世間からは「所属事務所はアーティストの身体的健康に加え、心の健康にも目を向けなければならない」という意見が多数寄せられている。
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