今後のさらなる活躍ぶりに期待が集まる中、グループとしては2020年の『Lovesick Girls』を最後に、現時点で約1年6カ月に渡り、一度もカムバックをしていない。

公式な発表こそしていないものの、グループ単位でみると実質的には活動休止状態だと言える状況。少し前には韓国のネット上で、グループとしてのカムバックを望んだファンが、YGに対する不満の声を漏らしたことまであった。

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このような中、彼女たちの姿を垣間見ることができるのがソロ活動だ。この期間、各メンバーは華やかな活躍を繰り広げている。

しかしなぜか、唯一ジェニーだけがアーティストとして特別な活動を行っていない。これにあるネットユーザーは、「軍隊に行ったんじゃない？」と揶揄した。

韓国には徴兵制があり、規定された年齢内に一定期間兵役につかなければならない。陸軍に配属された場合には、兵役期間が18カ月となる。それを、『Lovesick Girls』のリリース後、ジェニーが活動していない期間の1年6カ月と重ね合わせ、このように発言したようだ。

事実、ジェニーを除くメンバーの代表的な活動だけをピックアップしても、ロゼは2021年にソロデビューシングル『R』をリリース。宝飾ブランド『Tiffany & Co.』のグローバルアンバサダーとして活動している。

リサも2021年にソロデビューシングル『LALISA』をリリース。その後、バリ出身のDJプロデューサー DJスネイクの新曲『SG』にボーカルとダンスで参加した。

ジスは、JTBCのドラマ『スノードロップ(2021)』で主演を務め、『DIOR』のファッション・ビューティーグローバルアンバサダーとしての活動も繰り広げている。

しかし、ジェニーの主な活動といえば、以前よりグローバルアンバサダーを務めている『CHANEL』のファッションショーへの出席や、自身のYouTube(ユーチューブ)チャンネルの開設、SNSで近況を伝えるというものに留まっている。他のメンバーに比べ、“ソロ活動”と言えるだけのものが見当たらない。

ジェニーに対し「軍隊に行ったんじゃない？」との声が上がる理由とは？(画像出典：BLACKPINK公式FaceBook)

これでは、「”入隊した”と皮肉られても仕方ない」という声も寄せられている。彼女を応援するファンの立場からすると、入隊した男性アイドルの復帰を待つ心情に似ているのかもしれない。

韓国の男性アーティストが活動をする上で、兵役は大きなリスクである。軍務に服している間にファンが離れ、人気が衰えてしまうことがあるのだ。このため、アーティストと所属事務所は、入隊時期を綿密に計算する。入隊を最大限まで遅らせて、アーティストとしての地位を確立してから、入隊するケースが少なくない。

こうしてアーティストとその所属事務所が必死になって、人気を衰退させまいと努力する一方で、開店休業(？)が続くジェニーの”事情”に関心が集まっている。

彼女や、所属事務所がそれについて言及していないため、その理由は図りかねるが、彼女の活動を待ち望んでいるファンにとっては、気がかりなところだろう。

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