先月26日、現在軍服務中の元BIGBANGメンバーV.I(スンリ)の、11回目の公判が開かれた。この日は、9つの嫌疑の中の1つ、”特殊暴行教唆”の疑いについての攻防が繰り広げられた。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
人気アイドルグループ、BIGBANGの元メンバーV.I(本名 イ・スンヒョン、韓国活動名:スンリ)の軍事裁判が続いている。
同裁判で明らかになった新事実は、連日韓国メディアにより報じられ、”バーニングサン事件”勃発から2年という年月が経っているにもかかわらず、大衆のV.Iへの関心は依然として高いままだ。

V.I(スンリ)の軍事裁判は現在進行形(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
去る26日、ソウル近郊、京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)市に位置する地上作戦司令部参加の普通軍事法院で、V.Iの11回目の公判が開かれた。
現在V.Iは、9つの嫌疑をもたれており、この日は、その1つである”特殊暴行教唆”の疑いについての攻防が繰り広げられた。
V.Iの暴行教唆事件 詳細
事件は、今から6年前の2015年12月に遡る。
V.Iの友人で、集団性的暴行などの疑いにより、現在服役中のチョン・ジュニョンは、同裁判の証人として出席し、当時のことを振り返った。
「(事件が発生した)その店は、ヘシンタン(海神湯:海鮮+参鶏湯)がおいしい。忘年会もそこで行う予定だった」
V.Iの弁護人と、チョン・ジュニョンら証人が語る”その日”の出来事はこうだ。
当時、ソウル市江南区の居酒屋で、とある女優(身元不明)と二人きりでお酒を飲んでいたV.Iの個室に、 面識のないA氏が入って来る。
既に泥酔状態だったA氏は「僕も大型芸能事務所に所属しており、あなたの先輩にあたる」「なぜ(後輩である)あなたが個室を使うのか」と挑発するも、V.Iは冷静に対応したという。
法廷で公開された防犯カメラには、V.IがA氏をなだめながら、握手を交わす様子も映っている。
しかし、再びA氏がV.Iの個室に乱入し、一触即発の状況になったが、事件は店内ではなく、店の外で新たな人物の登場と共に発生した。
その人物とは、既に組織暴力団員と特定されているB氏。A氏はB氏に、店の外で脅迫を受けており、V.IがB氏に暴行を教唆したと主張している。
V.Iの弁護人は「B氏の名も顔も知らない」と、暴行教唆を否認している。
V.Iの反論に登場したヤン元代表

YGエンターテインメントの元代表、ヤン・ヒョンソクが召喚された理由とは(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
弁護人は、暴行教唆の否認の根拠として、V.Iが恐れていたある人物の名前に触れる。
その名は、YGエンターテインメント(以下、YG)の元代表、ヤン・ヒョンソク氏(以下、ヤン氏)だ。
弁護人は「(V.Iは)所属事務所に内緒で飲み会をして、社長(ヤン氏)にバレるのではと恐れていた。人々の口から漏れ伝わる事を警戒していた」と反論しながら、「暴力団を動員しながら、事態を大きくする必要はない」と強調。
V.Iがヤン氏を恐れていた理由は、想像に難くない。
2014年6月、2NE1のメンバーだったパク・ボムが、麻薬類の薬品を密搬入したという疑惑が持ち上がり、2NE1は長い活動中断の末、解散を余儀なくされた。
2011年から、YG所属アーティストの度重なる疑惑や不祥事に加え、その対応への叱咤の声が高まる、いわゆる”内憂外患”の時期を、YGは迎えていたのだ。
そう、YGの代表だったヤン氏は、かなり不機嫌だったのだ。
厳しいしつけを受けていたV.I
もう1つ、V.Iがヤン氏を恐れる理由がある。
2017年10月、YGとJTBC(韓国のケーブルテレビ局)が意気投合して作ったサバイバルオーディション番組『MIXNINE』の制作発表会に、ヤン氏とV.Iが出席。
審査委員として、同番組に加わっていたV.Iは「韓国スター育成システムは優しすぎる。ヤン代表の厳しい育て方が番組に盛り込まれている」と冗談交じりの発言。これに対してヤン元代表は「厳しく育てた。とりわけV.Iを厳しく育てた」と明かした。
ヤン代表の発言を聞いていたV.Iは、すぐさまマイクを取り「10年間どれだけのスリッパを投げられたか」と嘆くと、会場には笑いが起きる。
同エピソードからも垣間見える、V.Iへの厳しい訓育を”冷遇”、”差別”だと糾弾するファンも少なくない。
ヤン氏ならではの”育成方式”かもしれないが、練習生の時からV.Iがヤン氏を恐れていたことは間違いないようだ。
暴力団員を動員し、一般人への暴力を促したら、どのような結末が待っているか‥V.I自身がよく知っているという弁論は、説得力が欠けた理由には聞こえない。
BIGBANG
BIGBANG(ビッグバン / ハングル 빅뱅)は韓国出身の4人組男性アーティストグループ。
メンバーはG-dragon、TOP、SOL、D-LITE(元メンバーV.Iは2019年3月に芸能界引退)で、YGエンターテインメントに所属している。2006年に韓国でデビュー。メンバーは、MTVコリアの「リアルドキュメンタリーBIGBANG」を通して選ばれた。
2006年デビュー後から若い世代のファッション、トレンドに大きな影響を与えたグループであり、これ以降にデビューするアイドルグループのコンセプトなどにも影響を与えたグループだ。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
こちらの検定もチャレンジ!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
【韓ドラのヒストリー】元祖韓流ドラマ「冬ソナ」が劣勢?2002年「演技大賞」顔ぶれ
-
【韓ドラの鉄板】キュート、愛嬌、一途‥年下男性との恋愛を描いた歴代作品 5選
-
うっかり見逃した人に朗報!10月CSで再放送が決定した人気韓国ドラマ 6選
-
10月 BS・CS放送 高視聴率 韓ドラ 5選!気が早いあなたにおすすめの配信VOD一覧
-
韓国芸能界のリアル御曹司イ・ソジン・・彼を困惑させる「先祖議論」とは
-
【韓ドラの天秤】シンデレラ細胞を刺激するなら「相続者たち」VS「キング・ザ・ランド」
-
BLACKPINK 再契約不発説で再注目‥3年前にJYPが見せた「素早い対応」
-
韓国旅行で行きたい!「聖水」おすすめ塩パン店 4選【韓国カフェ情報】
-
派閥ができるほどの人気!韓ドラ時代劇 珠玉の「二番手の男」6人
-
Danmeeスタッフが応援する ‘マニアック’な韓国有名人 6名【編集部の日常】
-
青春を芸能活動に捧ぐ‥メンバー全員‘10代でデビュー’したK-POPアイドル5組
-
Netflix 韓ドラ「イ・ドゥナ!」スジ`がセンターを務めるガールズグループがまもなく誕生
-
JYPとHYBEの「長者」が意気投合して作った国民的アイドル!デビュー25周年の記念公演を開催
-
少女時代 ソヒョン、女優挑戦10年でやっと手に入れた「お墨付き」新作で見せた進化
-
イム・スジョン×イ・ドヒョン主演「メランコリア」U-NEXT独占で配信開始決定!
-
【韓ドラのヒストリー】イ・ミンホ デビュー・プチブレイク・大ブレイク
-
「お願いだから」BTS ジョングクも吐露したサセン被害‥事務所が容赦ない対応を示唆
-
広告を務めたブランドは50以上!BLACKPINKが世界へ与える影響力
-
今韓国で最も熱い視線を浴びる台湾俳優「許光漢」韓国新作ドラマに出演決定
-
BLACKPINK リサ「有害な影響力」仏クレイジーホース出演で高まる反発の声
-
BTS Vとジンの激白で気になる「バーンアウト」‥あなたは大丈夫ですか?
-
少女時代 ユナ 「Danmee 9月人気No.1 韓国女優」調査で1位に!
-
何だかんだお家芸!いろんな意味で名作と呼ばれる「泥沼」韓国ドラマ 7選
-
「ムービング」を観て浮かぶ疑問‥北朝鮮最高指導者の金日成は実際どうやって死亡したの?
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。