- 例年に比べ、時代劇の本数が少なかった2025年の韓ドラ界。
- しかし2026年は各局が新作時代劇を続々と発表し、豊作の予感!?と期待が高まっている。
- 本記事では、公開済み情報をもとに、来年注目の時代劇ラインナップを5選でご紹介する。(2025年12月3日現在)
2025年の韓国ドラマ界は、例年に比べ時代劇の本数が少なく、全国最高視聴率17.1%を記録した『暴君のシェフ』を除けば、爆発的ヒット作がほぼ不在という静かな一年であった。
しかし2026年は、その沈んだ雰囲気を一気に吹き飛ばすかのように、各放送局が続々と新作時代劇ラインナップを公開し始め、ファンの間では早くも「豊作の予感!?」と期待が高まっている。
現代劇とは異なる世界観や壮大なスケール、歴史を軸にした骨太なストーリーは韓国ドラマの醍醐味であり、久々に本格時代劇ラッシュとなる可能性に視線が集中。
豪華キャストの出演情報も相次ぎ、2026年の韓国ドラマ界は時代劇が主役の一年になるのではないかといった声も。
そこで本記事では、現時点で公開されている情報をもとに、2026年放送予定の注目の韓国時代劇5選をご紹介する。(2025年12月3日現在 / ※編成の都合により放送時期・作品・出演者等に変更が生じる場合がございます)
『愛する盗賊様よ』(KBS/2026/全16話予定)
1作目は、ナム・ジヒョンとムン・サンミンが主演を務めるKBS期待の時代劇『愛する盗賊様よ』(原題:은애하는 도적님아)。

KBS『愛する盗賊様よ』(原題:은애하는 도적님아)の主演ナム・ジヒョン(左)とムン・サンミン(右) (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
KBS2の土日ドラマ枠で放送予定の本作は、天下一の盗賊になってしまった女性と彼女を追っていた大君の魂が入れ替わることで始まる、危険で壮大なラブコメディ時代劇。
ナム・ジヒョンにとっては、2018年の大ヒット作『100日の郎君様』以来、実に8年ぶりの時代劇出演という点でも注目を集めている。一方、話題作への出演が続くムン・サンミンとの新鮮な組み合わせにも期待が高まる。
さらに、12月31日に行われる『2025 KBS演技大賞』で2人がMCに抜擢されたことも大きな話題だ。
大晦日の舞台でKBSが2人を前面に押し出すという事実は、本作を来年の看板作品として位置づけている証左ともいえるのでは。
2026年の時代劇ラインナップの中でも、ロマンス・ファンタジーが融合した『愛する盗賊様よ』は、特に大きな注目を集める作品となりそうだ。
●韓国放送予定:2026年1月3日~予定
●ジャンル:時代劇/ラブコメディ/ファンタジー
●キャスト:ナム・ジヒョン、ムン・サンミン、ホン・ミンギ、ハン・ソウン 他
『神のビー玉』(JTBC/2026/全12話予定)
次にご紹介する作品は、アン・ボヒョンとイ・ソンミンという豪華タッグが実現する新作時代劇『神のビー玉』(原題:신의 구슬)。

JTBC『神のビー玉』(原題:신의 구슬)の主演イ・ソンミン(左)とアン・ボヒョン(右) (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
国を守るために聖なる遺物を探し求め旅に出る遠征隊の友情と愛、そして宿命を描く壮大な歴史ドラマである。
舞台は、高麗末から朝鮮建国初期へと移り変わる激動の時代。この転換期を生き抜いた人々の葛藤と矜持を骨太に描く点で、同じ時代背景を扱ったJTBC『私の国』(2019)を想起させる重厚な歴史物になると期待されている。
アン・ボヒョンは、奇跡の力を宿す高麗版の聖杯とも称される聖物を護送する特任指揮官ペク・ギョル役を演じる。
一方、韓国映画・ドラマ界を牽引してきた名優イ・ソンミンは、高麗の特殊部隊「野別抄」の別抄長チェ・グに扮し、意外にも自身初となる本格時代劇主演に挑む。
●韓国放送予定:2026年1月17日~予定
●ジャンル:時代劇/ロマンス/アクション
●キャスト:アン・ボヒョン、イ・ソンミン、スヒョン、ハ・ユンギョン、ユン・ギュンサン 他
『梅花、月』(KBS/2026)
3作目は、キム・ミョンスとイ・ソンビンが出演予定の新作時代劇『梅花、月』(原題:매화, 달)をご紹介。

KBS『梅花、月』(原題:매화, 달)に出演予定のキム・ミョンス(左)とイ・ソンビン(右) (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
盗賊団の女頭領が偽の世子嬪として王宮に入り、夢にまで見た世子と出会うことから始まる、痛快ラブコメディ時代劇。
本作は、KBSミニシリーズ公募展の受賞作として制作される作品であり、脚本の完成度や物語性の高さが早くから注目を集めていた。
恋と策略、偽りと真実が交錯する華やかな宮廷劇でありながら、軽快なロマンスの要素もふんだんに盛り込まれている点が魅力である。
主演のイ・ソンビンにとっては、本作がキャリア初の時代劇挑戦となる。これまで現代劇でスタイリッシュかつ力強い演技を見せてきた彼女が、伝統衣装と宮廷ロマンスの世界でどのような新しい魅力を披露するのか、視聴者の期待が高まっている。
一方、キム・ミョンスは威厳と繊細さを兼ね備えた演技で物語を引き締める存在として活躍が期待される。
●韓国放送予定:2026年上半期予定
●ジャンル:時代劇/ラブコメディ
●キャスト:キム・ミョンス、イ・ソンビン 他
『文武』(KBS/2026/全28話予定)
次にご紹介する『文武』(原題:문무)は、KBSが総力を挙げて制作する超大型大河ドラマ。イ・ヒョヌク、チャン・ヒョク、キム・ガンウという実力派俳優陣が集結することで早くから注目を集めている作品である。

11月18日に行われたKBS大河ドラマ『文武』(原題:문무)の制作報告会に出席したイ・ヒョヌク、チャン・ヒョク、キム・ガンウ、チョン・ウンイン、チョ・ソンハ (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
物語は、弱小国と呼ばれた新羅が、強大な高句麗・百済、さらには唐にまで立ち向かい、朝鮮史における偉業・三国統一を成し遂げる歴史的勝利を壮大なスケールで描く。
戦乱の中で揺れる国家、激しくぶつかり合う価値観、そして英雄たちの葛藤を通して「文」と「武」が交差するダイナミックな歴史ドラマが展開される。
出演陣には、重厚な存在感で作品に深みを与えるイ・ヒョヌク、アクションはもちろん時代劇で圧倒的なオーラを放つチャン・ヒョク、そして鋭い演技でキャラクターに説得力をもたらすキム・ガンウが名を連ね、キャスティング段階から期待が高まっていた。
さらに、11月18日には異例の速さで制作報告会が開催され、制作陣のこだわり、俳優たちの熱意が詳細に紹介されると、視聴者の期待は一気に膨らんだ。
歴史の大転換期を真正面から描く本作『文武』は、2026年の時代劇ラインナップの中でも最も王道かつ本格派の大河作品として注目される一作となるだろう。
●韓国放送予定:2026年下半期予定
●ジャンル:時代劇/アクション
●キャスト:イ・ヒョヌク、チャン・ヒョク、キム・ガンウ、パク・ソンウン、チョン・ウンイン、チョ・ソンハ 他
『100日の嘘』(tvN/2026/全16話予定)
5作目にご紹介する作品は、キム・ユジョン、キム・ヒョンジュ、パク・ジニョンという強力なキャストが集結する『100日の嘘』(原題:100일의 거짓말)。

tvN『100日の嘘』(原題:100일의 거짓말)の主演を務めるキム・ユジョン (画像出典:©TOPSTAR NEWS)
特に今年、TVING『親愛なるX』で新境地を切り開いたキム・ユジョンの次回作という点で関心が高まっており、彼女が本作でどのような変化を見せるのか期待されている。
物語は、京城一の天才スリ師が独立軍との取引をきっかけに、朝鮮総督府へ偽装就職し、密偵へと身を投じていくという危険と欺瞞に満ちた世界を描く。
キム・ヒョンジュが重厚感のある演技で物語を支え、パク・ジニョンが繊細な存在感を放つことで、三者三様の化学反応にも注目が集まる。
激動の時代を背景に、嘘と真実が交錯する人間ドラマが繰り広げられ、視聴者を没入させる一作となるだろう。
●韓国放送予定:2026年下半期予定
●ジャンル:時代劇
●キャスト:キム・ユジョン、キム・ヒョンジュ、パク・ジニョン 他
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