BTS J-HOPE「なぜ彼だけ？」「手元に置きたい」「明白な冷遇」再燃する '実物CD' 議論

BTS(防弾少年団)J-HOPEのグローバルファンが、所属事務所に対し、声明文を出した。
今年(2022年)7月、彼のソロアルバムは、デジタル配信でのみ販売された。
ファンは「アルバムを“CD”で持っていたい」と、実物CDでの発売を強く訴えているようだ。

BTS(防弾少年団)のJ-HOPEのグローバルファンが、所属事務所を相手に声明文を発表した。

BTSソロ活動のトップバッターを飾ったJ-HOPE (写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

主な内容は、彼のソロ活動に関すること。特に、今年(2022年)7月、ソロアルバムを発売した際の事務所の対応について、改善を求めている。

韓国メディアのtopstarnews(トップスターニュース)によると、声明文には「J-HOPEグローバルファン連合は、彼の初ソロアルバム『Jack In The Box』と関連して、所属事務所として基本的な義務を誠実に履行することを事務所に求める」とし、大きく分けて5つの問題を指摘。

そして、事務所への要求事項の一つに、『Jack In The Box』の実物CDとしての早急な発売を提示した。

実は、彼がソロアルバムを発売後、その販売方法を巡り、一部のファンの間で議論になっていた。

アルバムが、“フィジカルリリース”という実物CDでの販売ではなく、“Weverse(ウィバース)アルバム”としてデジタル配信されたからだ。

また、アルバム構成品も、カードホルダー、フォトカードA・B各1枚、QRカードというシンプルなものだった。

J-HOPEは、ソロアルバム『Jack In The Box』を発売 (画像出典：J-HOPE 公式Instagram)

Weverseアルバムでの販売は、過去に、HYBE傘下レーベル所属のSEVENTEEN(セブンティーン)やfromis_9(プロミスナイン)も行っている。

ところが、彼らは同時に実物CDのアルバムも発売している。つまり、デジタル配信のみは、J-HOPEが初めて。

ファンからは「なぜ彼だけ‥」「記念すべき初ソロアルバムなのに･･」「配信のみは残念」という反応が上がった。

しかし発売当初は「デジタルでの販売は、本人の希望だったのかもしれない」「ファンが口出すことではないよ」「何かしらの意図があったのでは？」など、販売方法は、彼自身の考えが反映された可能性を示唆する声があった。

現に、J-HOPEに続いてソロアルバムを発売したジンは、ファンコミュニティープラットフォームWeverse(ウィバース)で「J-HOPEが最初に実物のアルバムを出さなかったので、僕も出すかどうかたくさん悩んだ」と伝え、結局は「本棚に(アルバムを)一つずつ置くのもいいんじゃないかと思って」と、実物CDで発売するに至った経緯を説明している。

しかし、J-HOPEファンの「なぜ彼だけ‥」という思いは、おさまらなかったよう。逆に「CDを出さなかったのは、事務所の冷遇なのでは？」と、ファンは事務所の対応を疑う声を強めていく。

そして今回、事務所へ声明文を提示、その内容に同意するファンらは、SNSで「#We_want_JITB_CDs」「#잭인더박스_씨디발매촉구(Jack In The Box_CD発売要求)」と発信した。

このハッシュタグは一時、韓国のツイッターリアルタイムトレンドの1位と2位にも上がったようだ。

J-HOPEファンが、事務所へCDアルバムの発売を求めている (画像出典：J-HOPE 公式Instagram)

現在韓国では、アルバムの大量廃棄処分による環境汚染が問題視されている。

ファンが購入特典を求めてアルバムを大量購入するものの、不要なものはそのまま廃棄されるからだ。

そのため、世界的に影響力の高いBTSメンバーがデジタル配信のみに踏み切ったのは、環境に配慮した良い取り組みであり、評価すべきという意見も上がった。

しかし、いくら環境保護に貢献してると言っても、ファンの心理としては、コレクションの一つとして、CDアルバムを手元に置いておきたいという思いがあるよう。

事務所の対応に納得がいかないファンは、「大切な初のソロアルバムをCDで持っていたい。環境保護は、なぜJ-HOPEだけがしなければならないのか？」「Weverseアプリが消えれば、彼のアルバムも消えることになる」と、実物CDの発売を強く訴えている。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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