- 『暴君のシェフ』(tvN/2025)は、女性主人公を中心とする料理バトルやロマンスで、視聴者を大いに楽しませました。
- 女性主人公が国王に仕える料理人を演じましたが、実際には宮廷内で厨房を任されたのは男性だったそうです。
- 王や王妃などの食事を作っていた宮廷内の厨房“水剌間(スラッカン)”にまつわる歴史の一部を紹介します。

『暴君のシェフ』(画像出典:tvN)
今秋最も脚光を浴びた韓国ドラマといえば、『暴君のシェフ』(tvN/2025)。先の気になる展開に目が離せず、気づいたら完走してしまっていたという人は多いのではないでしょうか。
宮廷内の権力争いや甘いロマンスはもちろんですが、なんといっても、女性主人公を巡る手に汗握る料理バトルや、食事によって王との関係性が深まっていく過程が物語を大いに盛り上げました。
しかし実は、朝鮮時代に国王に仕えた料理人は、主に男性だったと言われているのをご存じでしょうか。数々の韓国ドラマで女性が演じていることが多いですが、実際には違っていたようです。
そこで本記事では、王や王妃などの食事を作っていた宮廷内の厨房“水剌間(スラッカン)”にまつわる歴史の一部を紹介します。
韓国時代劇では「水剌間=女性」
『暴君のシェフ』をご覧になった人は、ユナ(SNSD)扮する大令熟手と言われる水剌間の料理長が、創意工夫を凝らした様々な料理で王の心を癒し、自身の命や国を懸けて激しい料理バトルを繰り広げたのを覚えている人は多いはず。
水剌間の料理人たちと一丸となって敵に立ち向かうなど、チームプレーでも大いに視聴者を楽しませてくれました。

『暴君のシェフ』(画像出典:tvN)
これ以外にも韓ドラ史を振り返れば、イ・ヨンエが『宮廷女官チャングムの誓い』(MBC/2003)で、王の食事を担当するキャラクターを演じたことも。
役職は尚宮(サングン)でしたが、彼女の扮した役もまた優れた腕前を持つ一目置かれる存在で、し烈な料理バトルでは真心や機知に富んだ方法で勝利するなど、物語を盛り上げていました。
『トンイ』(MBC/2010)でも短い間でしたが、ハン・ヒョジュ扮する主人公が、水剌間で水くみとして働くようになるエピソードが。
その他、様々な韓国時代劇で宮廷内の厨房には女性の姿があり、食いしん坊でお茶目なキャラクターがつまみ食いをしたり、権力争いに巻き込まれて食事に毒を盛ることを余儀なくされたりするなど、あるあるの光景となっています。
いつの間にか“水剌間=女性”というイメージを持ってしまってもおかしくないほど、男性の姿を観ることは少ないといっても過言ではありません。

『暴君のシェフ』(画像出典:tvN)
宮廷料理は力仕事だった!?
しかし歴史資料によると、実際にはどうやら女性が厨房を任されることはなかったのだとか。水剌間に属している人はいたようですが、調理することはなく盛り付けや雑用を担当する程度だったそうです。
史実を少しでも盛り込もうとしたのでしょうか、思い返してみれば『暴君のシェフ』は、序盤では男性たちが食事を作っている設定で、主人公が大令熟手になることに大きな反発心を抱いているシーンが描かれていました。

『暴君のシェフ』(画像出典:tvN)
現代のようにガスがなかったため火起こしを行う必要があり、また料理数が多くコース形式で提供されていたなど、その他なにかと力仕事が多く女性が担うには難しかったよう。
男性ですらあまりの過酷さに無断欠勤する人もいたようで、王によっては目をつぶってあげたと言います。
史実はどうだったのか、時代劇をご覧になる際には、遠い過去に想いを巡らせながら観るのも面白いかもしれません。
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