2000年代初めに、日本で巻き起こった韓流ブーム。この時、韓国ドラマファンが多く誕生した。そして当時、“日本ならでは”のブレイクを見せた韓国ドラマが存在し、その中心にいたのは、女優のパク・シネだった。
韓国ドラマ『相続者たち』と『ピノキオ』の2作品が現在、動画配信サービスや、地方局での放送もあり、日本のドラマファンの間で話題となっている。

日本でのヒットした韓国ドラマの多くに出演した、女優のパク・シネ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
そして、偶然にも2作品に出演しているのが、女優のパク・シネだ。
彼女は、日本でヒットした韓国ドラマに多く出演しており、その数はトップレベルを誇る。
そんなパク・シネが出演したヒットドラマの歴史は、2003年にまでさかのぼる。
この年、彼女はSBSドラマ『天国の階段』でチェ・ジウの子供時代を演じたのだが、子役であるにもかかわらず、清楚で純粋なイメージと、演技初挑戦とは思えない格別なオーラを発散、注目を浴びるのだった。
そしてここから一気にポテンシャルが爆発し、本格的に俳優の道を歩み始める。
後に“韓流スター”となった彼女のスタートは、『天国の階段』と言えるだろう。
その後、SBS『天国の樹(2006)』、MBC『宮S~Seacret Prince~(2007)』などと、途切れることなくキャリアを積んだ彼女は、2009年に放送されたSBS『美男<イケメン>ですね』で、憎めない男装女子を好演。
この作品は、日本をはじめ中華圏で大ヒットし、パク・シネは“アジアの女神”と呼ばれるまでに。

『美男ですね』ではチャン・グンソク(左)とともに主演を務めた(画像出典:SBS)
以降、彼女が主演を務めた作品は、日本の韓ドラファンの間でもお馴染みの作品ばかりだ。
まず、CNBLUE(シーエヌブルー)のメンバーで、俳優としても活動するジョン・ヨンファと共にキャンパスラブストーリーを紡いだ、MBC『オレのことスキでしょ。(2011)』。
芸術大学の実用音楽科でギターを専攻し、学内の人気バンドボーカルを務めるイ・シン(ジョン・ヨンファ扮)と、パンソリの人間国宝の祖父を持ち、国楽科でカヤグムを専攻するイ・ギュウォン(パク・シネ扮)が、実用音楽と国楽のプライドを懸けた対決から、いつの間にか互いに惹かれ合うように。

日本のドラマファンの間で、人気と話題性バツグンの『相続者たち』(画像出典:SBS)
次に、多くのドラマファンが“好きな作品”として挙げる、SBS『相続者たち(2013)』。
富裕層である高校生の、恋愛と友情を描いた青春トレンディードラマで、パク・シネは貧しい家庭に生まれたチャ・ウンサン役を演じた。
イ・ミンホ扮する御曹司、キム・タンとのラブストーリーや、財閥家の相続問題までもが盛り込まれ、見応えある作品として人気だ。
また、8月2日よりKBS京都で放送が始まったSBS『ピノキオ(2014)』も、ドラマファンから愛されている作品の一つ。
嘘をつくと、しゃっくりが出る“ピノキオ症候群”のヒロイン、チェ・イナ(パク・シネ扮)と、全ての過去を消したまま生きていくチェ・ダルポ(イ・ジョンソク扮)が織りなす、ピュアな青春ラブストーリー。
真実を追う社会部記者となった2人の成長も見どころだ。
この他にも、初の医師役に挑戦した『ドクターズ~恋する気持ち(SBS/2016)』、ヒョンビンと共演した『アルハンブラ宮殿の思い出(tvN/2018)』、タイムトラベル系SFサスペンスドラマ『シーシュポス: The Myth(JTBC/2021)』など、近作でもアジアのドラマファンを沸かせている。
長きに渡り、アジアで愛される作品に出演し続けたパク・シネ。
昔からの韓ドラファンにとって、彼女はもはや“娘”のように成長を見守って来た存在、そんな彼女が復帰作として選ぶ作品は一体どんなジャンルでどんな役柄なのか、今から待ち遠しい。
(構成:星野沙)
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