【韓流20周年企画-ドラマ『華麗なる遺産』編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。振り返ると日本の韓流ブームの歩みも、同じようなタイミングだったのではないだろうか‥今回は、韓国ではもちろん、日本でも大ヒットを記録し、韓流ドラマブームを盛り上げた『華麗なる遺産』のエピソードをご紹介します。
2009年に韓国のSBSで放送されたドラマ、『華麗なる遺産』。
このドラマは、主演にハン・ヒョジュとイ・スンギを迎え、食品会社の御曹司ファンと、さまざまな悲劇に見舞われ、天涯孤独となってしまった元社長令嬢ウンソンが偶然に出会ったことから描かれる、愛と笑いに包まれた感動ラブストーリーだ。

日韓で高い人気を誇った、SBSドラマ『華麗なる遺産』(画像出典:SBS)
イ・スンギのドラマ初主演作としても知られている本作、最高視聴率47.1%を記録し、社会現象を巻き起こすほどの人気を博した。10年以上が経った今でも、ドラマファンの心に鮮明に残っている作品だ。
『華麗なる遺産』は日本でも絶大な支持を得たドラマだ。
2010年3月にフジテレビ系列で放送され、初回放送の視聴率は5.3%だったものの、その後上昇し、最終回は8%を記録。最高視聴率はと言うと、9.7%という驚異的な数字をはじき出している。当時、この記録は過去10年間で同時間帯に放送されたドラマの中でも、最高視聴率を誇っていたという。
ドラマが放送されたのは平日の午後2時から。この時間帯のターゲット層は主婦を中心とした女性視聴者で、いわゆる”昼ドラ”と呼ばれる枠にもかかわらず、予想外とも言える視聴率をはじき出し、日本のドラマ関係者らも驚いていたそうだ。
日本のドラマファンからは「続きが気になる中毒性がある」「韓国ドラマらしいスピードで展開され、伏線回収も楽しい」「どのキャラクターも魅力的」「人の本性を露わにするお金の怖さがリアル」などの感想が聞かれ、ストーリーに加え、俳優陣への称賛も多く届けられていた。

劇中、息の合った演技を披露したイ・スンギ、ハン・ヒョジュ(写真提供:©スポーツ韓国)
この当時、ドラマの絶大な人気を受け、主演俳優であるハン・ヒョジュとイ・スンギが緊急来日している。
記者会見や日本ファンとのイベントをはじめ、複数の日本メディアによるインタビューまで、ボリュームあるスケジュールを1泊2日という短い期間で行っていた。
フジテレビで韓国ドラマの俳優らが大々的にプロモーションを行うのは久々のことだった。これには、ハン・ヒョジュとイ・スンギが韓国で高い人気を誇ることも一役買っていたようだ。
特にハン・ヒョジュは、『宮廷女官チャングムの誓い』や『イ・サン』を手がけたイ・ビョンフンが監督を務めるMBC『トンイ』に主演することが日本でも報じられ、次世代の韓流をリードする女優として名が知られていた。
さらにその愛らしいビジュアルが、日本の女優 上戸彩に似ているとも言われ、日本ファンからはさらなる親しみと人気を得た。

ハン・ヒョジュは、日本でも多く愛されている韓国女優と言える(画像出典:ハン・ヒョジュ公式Instagram)
『華麗なる遺産』が放送されたのは、フジテレビ系列で2010年から放送されていた韓国ドラマ枠、”韓流α”にて。本作のヒットを受け、その後も積極的に韓国ドラマを放送している。
余談であるが、この枠で放送されたのは、『華麗なる遺産』をはじめ、『私の名前はキム・サムスン』、『宮~Love in Palace』、『美男<イケメン>ですね』、『コーヒープリンス1号店』など、日本のドラマファンにはお馴染みの作品が並んでいる。
作品が高い人気を得るとともに、主演俳優ら、チャン・グンソクやコン・ユなどは韓流スターのニューカマーとして、ドラマに負けないほどの爆発的な人気を得た。
日本に韓流ドラマの新たな風を吹かせた『華麗なる遺産』は、”昼ドラ”界の金字塔とも言える作品だ。
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