ヒーリングバラエティー『パラドンパダ』が視聴率で苦戦している。『パラドンパダ』は、スターが自ら選曲した音楽と手料理で、訪れた客をもてなすことをコンセプトに6月から放送が開始されたリアルバラエティー。女優のキム・ゴウンがレギュラー出演するという貴重な番組ながらも、視聴者からはある不満が出ている。
スター女優、キム・ゴウンの出演をもってしても、視聴率が振るわないJTBCヒーリングバラエティー『パラドンパダ』。
本番組は、『神秘的で美しい海で 毎日別のメニューで訪れる 特別な[Bar]がオープンします』というコンセプトのもと、ミュージシャンのユン・ジョンシン、SHINee(シャイニー)オニュ、AKMU(楽童ミュージシャン)イ・スヒョン、俳優のイ・ジア、イ・ドンウク、キム・ゴウンがレギュラー出演している。
特にキム・ゴウンとイ・ドンウクは、韓国内外でシンドロームを巻き起こしたtvNドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)』以来の共演とあり、放送前から話題を呼んでいた。
(関連記事)イ・ドンウク&キム・ゴウン’トッケビ’に続きバラエティー’パラドンパダ’で再共演!
しかし、ふたを開けてみると視聴率は1%代という悲しい数字に‥。
視聴者の反応は「『ユンステイ』みたい」
第1回を観た視聴者の大半が、ユン・ヨジョン、イ・ソジン、チョン・ユミ、パク・ソジュン、チェ・ウシクが出演し人気を集めたtvN『ユンステイ』を思い出したようだ。
『ユンステイ』は、全羅南道のある韓屋を舞台に、韓国情緒を楽しむ体験リアリティー番組。有名俳優陣がスタッフとなり、食堂を切り盛りする姿が話題を呼び、また『梨泰院クラス』でファンが急増したパク・ソジュンに、映画『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞俳優となったチェ・ウシクが出演したことで、さらなる人気となった。
(関連記事)パク・ソジュンも有罪!女性に対するさりげない’無造作な仕草’に絶叫する韓国女性
残念ながらコンセプトなどがかぶっていたようで、心無いネットユーザーは『パラドンパダ』を「ニセモノ」呼ばわりしている。
視聴率の低迷の理由には、もう一つ理由があった。
『ユンステイ』を制作した、韓国の名物プロデューサーとして知られるナ・ヨンソクプロデューサー。彼はこれまで、『花よりおじいさん』『三食ごはん』『ユン食堂』『花より青春』など、数々の人気番組を手掛けて来た。
これを見たテレビ制作者は、後に続けとばかりに多くのリアルバラエティーを量産。新型コロナウイルスが世界的に蔓延したことで、思うように外出できず、当初は*代理満足を楽しんでいた視聴者だった。
*代理満足:自分以外の人の行為によって自分の欲求が満たされること
しかし、旅行ができなくなって1年以上が経った今、実生活で失われた刺激を求める代わりに、最近は過去の殺人事件などを扱う実録ドキュメンタリーを視聴する人が増えることに。
めったにバラエティーに出演しない、女優のキム・ゴウンの貴重な出演の機会をもってしても、類似番組という点に加え、長い自粛生活には勝てなかったようだ。
以下、『パラドンパダ』を観た韓国ネットユーザーの反応
韓国オンラインコミュニティーでは、前出の「ニセモノ」呼ばわりが横行している。中には、一部の出演者が癒し番組の”味”を殺しているという悪評も。
「数年前からずっとこんな番組‥ユン食堂、ユンステイの時は新鮮で良かったけど」
「視聴率爆死の兆候は見えたはずなのに、他番組の視聴率データは見ないの? それとも学習能力がないの?」
「どこかで見た風景、どこかで見たキャラ、どこかで見た演出」
「海を見る、食べる、散策、談笑‥うんざり」
「ナ・ヨンソクPDの得意分野だからね~ナPDじゃないと生かせないものがある」
「バラエティー性の扱いを間違えると、落ち着きのないちゃんぽんになるという教訓を残してくれた番組」
「ニセモノでも、内容が面白かったら視聴率は出る。この番組はニセモノである上に超つまらない」
「〇〇と〇〇はミスキャスティング! 癒しが伝わらない」
「〇〇の顔を見た瞬間、チャンネル変えた」
(コメント翻訳・編集:Danmee編集部)
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