第23回『釜山国際映画祭』で4部門を受賞した、韓国インディーズ映画界のニューウェーブ、イ・オクソプ監督初の長編映画『なまず』がついに日本で公開される。これを記念してポスタービジュアルの解禁&イ・オクソプ監督の短編作品配信が決定した。

韓国インディーズ映画界のニューウェーブ、イ・オクソプ監督初の長編映画『なまず』がついに日本で公開される。

海外の映画祭でも話題を呼んだ映画『なまず(邦題)』

海外の映画祭でも話題を呼んだ映画『なまず(邦題)』がいよいよ日本公開!(© 2018 2x19HD. All rights reserved)

これを記念してポスタービジュアルの解禁&イ・オクソプ監督の短編作品配信が決定した。

第23回『釜山国際映画祭』にて、4部門受賞、第44回『ソウル独立映画祭』観客賞受賞、第14回『大阪アジアン映画祭』グランプリをはじめ、第48回『ロッテルダム国際映画祭』、第37回『ミュンヘン国際映画祭』、第18回『ニューヨークアジア映画祭』、第21回『台北映画祭』など、海外の映画祭でも新しい才能として注目を浴びた映画『메기(メギ)』(英題:MAGGIE)が、邦題『なまず』として7月29日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開することが決定した。

本作は、信頼と不信という普遍的なテーマを軸に、主人公ユニョンの半径0.5メートルで起こるハプニング、恋愛、決断といった、いくつかのエピソードがテンポ良くつながり合い、心にぐっと刺さるセリフとカラフルで遊び心いっぱいの映像で紡がれる、近距離恋愛群像劇。

監督は、いくつかの短編作品を発表し、独自のユーモアとセンス溢れる作風で、インディーズ映画界のニューウェーブとして以前から韓国で注目されていたイ・オクソプ。本作は、彼女の長編監督デビュー作であり、日本でも大ヒットした『はちどり(2018)』と並び、韓国内でファングループが誕生するほど多くの共感を呼び、異例のロングランヒットを記録した話題作だ。

主人公ユニョンを演じるのは、本作での演技が高く評価された後に出演した配信ドラマ『梨泰院クラス』でブレイクし、日本で6月公開予定の『ベイビー・ブローカー』(是枝裕和監督)でも主要キャストとして名を連ねている人気俳優イ・ジュヨン。

ユニョンと同棲する彼、ソンウォンに扮するのは、配信ドラマ『D.P. -脱走兵追跡官-』、映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』(20)、7月1日公開の映画『モガディシュ 脱出までの14日間』にも出演し、本作『なまず』では出演のほかプロデューサー、脚本、編集まで務めている、今年ブレイク必至の俳優ク・ギョファン。

ユニョンが務める病院の副院長には、主演を務めた『オアシス(2002)』での演技が高い評価を受け、その後も数々の映画で活躍、主演作『三姉妹』の日本公開を6月17日に控えるベテラン俳優ムン・ソリ。

偶然にも出演作が立て続けに公開となる、今最も旬な俳優たちが顔を揃えている。さらに人気俳優チョン・ウヒが、なまずの声を務めている点にも注目だ。

また、本作の公開を記念して、7月29日(金)より映画配信サービスJAIHOにて、イ・オクソプ監督の短編4本『監督! 僕にもDVDをください!(2013)』『四年生ボギョン(2014)』『フライ・トゥ・ザ・スカイ(2015)』『ロミオ(2019)』の配信を開始。

イ・オクソプ監督の才能がいかんなく発揮された短編も、映画『なまず』と合わせてご覧いただきたい。

『なまず』

7月29日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

【STORY】
ある日、看護師のユニョン(イ・ジュヨン扮)は自分と恋人ソンウォン(ク・ギョファン扮)の恥ずかしい姿を隠し撮りされたレントゲン写真が流出したと誤解。

イ副院長(ムン・ソリ扮)は写真の主をユニョンと決めつけ、自宅待機を命じる。その頃、都心に巨大な穴(シンクホール)が出現する怪現象が発生。無職のソンウォンは埋め戻し工事の職にありつけたが、仕事中に大切な指輪を無くしてしまう。

ソンウォンは同僚を疑い、ユニョンは見え透いた嘘をつくソンウォンを疑う。病院に置いてある水槽では、なまず(声:チョン・ウヒ)がそんなゴタゴタを見つめていた‥。

監督:イ・オクソプ
出演:イ・ジュヨン「梨泰院クラス」、ク・ギョファン『新感染半島 ファイナル・ステージ』、ムン・ソリ『オアシス』
2018 年/韓国/89分/シネスコ/5.1ch/原題:메기/翻訳:李芝賢/字幕制作:ワイズ・インフィニティ
協力:大阪アジアン映画祭/提供:JAIHO、Hulu/配給:JAIHO
© 2018 2x19HD. All rights reserved
▼公式サイト:namazu-movie.com




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