• 日本でも大ヒットしたMBCドラマ『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』
  • 本作で一躍有名になり、MBCドラマ『トンイ(2010)』にも出演した俳優のチ・ジニ。
  • 今回の記事では彼の近況に触れるとともに、彼が“時代劇のプリンス”と言われる所以を探る。

世界的大ヒットドラマ MBC『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』で、一気にスターダムに駆け上がった俳優のチ・ジニ。

『宮廷女官チャングムの誓い』でミン・ジョンホ役を演じ、一躍スターダムにのし上がったチ・ジニ

チ・ジニは『宮廷女官チャングムの誓い』でミン・ジョンホ役を演じ、一躍スターダムにのし上がった(画像出典:옛드 : 옛날 드라마 [드라맛집] YouTube映像キャプチャー)

一重まぶたと甘いマスクが特徴で、中には韓国の正統派イケメンをイメージする人もいる整ったルックスの持ち主。

最近はゴルフにハマっているようで、4月23日には、ゴルフを題材にしたバラエティー番組『ゴルフ王3』にゲスト出演。

並々ならないゴルフ愛をはじめ、奥様から「ゴルフ選手じゃないんだから、本業に専念しようよ」と言われたエピソードまでユーモアたっぷりに語った。

奥様の言う“本業”とは、“俳優業”を指しているが、実際には疎かにはしておらず、デビュー以降、主にドラマ界と広告界で、華やかな活動を繰り広げている。

広告界では、彼の好感度の良さが影響しているのか、資産管理会社や大統領選挙、新型コロナウイルスワクチンに関する広報など、比較的固いイメージの広告に多く携わってきた。

ドラマ界ではコンスタントに出演を続け、2021年には3作品に、それ以前も、ほぼ毎年何らかのドラマに携わっている。

出演作を振り返ると、時代劇への出演回数は3回で、圧倒的に現代劇への出演が多いのだが、世間からは“時代劇のプリンス”というイメージをいまだ強くもたれている。どうやら時代劇が彼の代表作になっているようだ。

チ・ジニはデビュー以降、主にドラマ界と広告界で華やかな活動を繰り広げている

デビュー以降、主にドラマ界と広告界で華やかな活動を繰り広げているチ・ジニ(画像出典:ikkleエンターテインメント)

チ・ジニの時代劇初出演作品は、『宮廷女官チャングムの誓い』で、韓国ではもちろん、日本を含む全世界で大ヒットした。

劇中、彼は主人公 チャングムを陰で支え、正義感と優しさが溢れる文官役ミン・ジョンホ役を演じて一躍有名に。

韓国の一部メディアは、ミン・ジョンホンを女性の心をときめかすキャラクターで、ドラマ終了後、韓国の女性がいまだにチ・ジニを理想の男性像に挙げるのは、かつて彼がミン・ジョンホンを演じた影響もあるだろうと報じ、チ・ジニが役柄を魅力たっぷりに熱演したと伝えたことがある。

そのような評価を受ける中、現代劇SBSドラマの『春の日(2005)』や『スターの恋人(2009)』などに出演し、MBCドラマ『トンイ(2010)』で、再び時代劇に戻ってきた。

同ドラマでは、第19代王・粛宗(スクチョン)役を務め、『宮廷女官チャングムの誓い』で見せた、柔らかで肩の力が抜けた演技を基に、時代劇の一般的な厳しく権威ある王のイメージを破り、親しみやすく人間味のあるキャラクターを作り上げた。

そして2年後には、彼にとって3作品目となる時代劇、SBSドラマ『大風水(2012)』に出演し、イ・ソンゲ役を熱演。

ストーリー序盤では、気難しく衝動的な性格を、回を重ねるごとに真のリーダー性で英雄のような姿を身につけていくイ・ソンゲを演じた。

チ・ジニ

『トンイ』ではスクチョン役を演じた(画像出典:MBC)

チ・ジニ

『大風水』ではイ・ソンゲ役を演じた(画像出典:YouTube SBS Drama映像キャプチャー)

ドラマ自体の視聴率は好調とは言えなかったものの、チ・ジニが出演した時代劇、前2作よりもさらに進化した彼のイメージと演技は、視聴者から大きな好評を得た。

『大風水』を最後に、現在まで約10年間、現代劇で活動を繰り広げているチ・ジニ。今後彼が時代劇に出演する日は来るのだろうか。彼の時代劇への出演に期待が寄せられる。

(投稿:西谷瀬里)






ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs