KBSホールで開催された『第42回 青龍映画賞』では、俳優のク・ギョファンが映画『モガディシュ』で人気スター賞を受賞した。Netflixシリーズ『キングダム:アシンの物語』『D.P. -脱走兵追跡官-』などの話題作にも相次いで名を連ねており、人気俳優であることを証明して見せた。
俳優のク・ギョファンが”ブレイク俳優”であることを証明してみせた。
11月26日、汝矣島(ヨイド)のKBSホールで開催された『第42回 青龍映画賞』では、ク・ギョファンが映画『モガディシュ』で”チョンジョンウォン人気スター賞”を受賞。
彼は、2021年 韓国映画最高の興行作である『モガディシュ』で、忠誠心が強く誠実な駐ソマリア北朝鮮大使館参事官テ・ジュンギ役を熱演。
北朝鮮の方言を思いのままに操り、韓国大使館参事官のカン・デジン役を演じたチョ・インソンと体当たりのアクションシーンも披露するなど、映画の緊張感を高めた。また、迫力あるカーチェイスで一時たりとも目を離せない没入感を与え、余韻が色濃く残るエンディングでは、観客に”俳優ク・ギョファン”をしっかりと印象付けることに成功。
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『モガディシュ』で強烈な存在感を見せ、観客からの愛を一身に受けた彼は、受賞者として名前が呼ばれると、共演俳優からの熱烈な祝福に包まれ、喜びをかみしめる。
トロフィーを手に「”モガディシュ”チームから(自分が)人気があることはわかっていましたが、それ以外の方からも、こんなに人気があるとは思っていませんでした」と話し、短いながらもスパイスの利いた受賞の感想を伝えた。
『モガディシュ』は最終的に、最優秀作品賞を含め、監督賞、助演男優賞、美術賞、最多観客賞も獲得し、5冠に輝いている。
監督のリュ・スンワンは「世の中は一人でできる事と、一人でできない事があると思っている。映画を作る事は、一人ではできないことだ。4カ月にわたり、僕に信頼を与え確信を与え、共に険しい道のりを乗り越えてくれたみんながいたから、こうして結果を得ることができた」と喜びの気持ちを述べた。
たゆまぬ努力で手にした演技力が花開く
ク・ギョファンは、独立映画界(低予算・小規模映画)のスターとして、演技だけでなく演出、プロデュースも手掛けるなど多方面で活躍。
『なまず(2018)』『Fly To The Sky(2015)』などの作品で、感覚的な演技と唯一無二の存在感を示し、忠武路(チュンムロ:映画の街であり、韓国映画界の代名詞)で注目を集めた彼は、映画『夢のジェーン(2017)』で『第21回 釜山国際映画祭』の”今年の俳優賞”と、『第54回 百想芸術大賞』映画部門の”男性新人演技賞”を受賞し、評論家と観客のハートを鷲掴みにしている。
自身のペースで、たゆまず様々な活動を続けてきた彼は、映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ(邦題/2020)』でソ大尉を演じ、大衆の大きな関心を集めた。また、Netflix(ネットフリックス)シリーズ『キングダム:アシンの物語』『D.P. -脱走兵追跡官-』と話題作にも相次いで名を連ね、人気俳優へと躍り出た。
デビュー以来、幅広い作品を1つずつ仕上げながら積んできた熟練の演技力と、俳優本来の独特な感性を込めた演技で、大衆の好奇心と興味関心を刺激している俳優ク・ギョファン。彼の今後の歩みに、注目が集まっている。
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現在はTVINGオリジナルドラマ『怪異』の男性主人公、チョン・ギフン役にキャスティングされており、新たな変身を予告。2022年上半期に公開予定だ。
第42回 青龍映画賞 受賞者(作)
▶最優秀作品賞=モガディシュ
▶監督賞=リュ・スンワン(モガディシュ)
▶主演男優賞=ソル・ギョング(茲山魚譜 チャサンオボ)
▶主演女優賞=ムン・ソリ(三姉妹)
▶助演男優賞=ホ・ジュノ(モガディシュ)
▶助演女優賞=キム・ソンヨン(三姉妹)
▶新人監督賞=パク・ジワン(私が死んだ日)
▶新人男優賞=チョン・ジェグァン(NOT OUT)
▶新人女優賞=コン・スンヨン(Aloners)
▶脚本賞=キム・セギョム(茲山魚譜 チャサンオボ)
▶編集賞=キム・ジョンフン(茲山魚譜 チャサンオボ)
▶撮影照明賞=イ・ウィテ、ユ・ヒョクジュン(茲山魚譜 チャサンオボ)
▶音楽賞=パン・ジュンソク(茲山魚譜 チャサンオボ)
▶美術賞=キム・ボムク(モガディシュ)
▶技術賞=チョン・チョルミン、チョン・ソンジン(スペース・スウィーパーズ)
▶最多観客賞=モガディシュ
▶チョンジョンウォン 短編映画賞=Vacation Event
▶チョンジョンウォン 人気スター賞=ク・ギョファン、ソン・ジュンギ、チョン・ヨビン、イム・ユナ
『第42回 青龍映画賞』人気賞受賞者(動画出典:YouTube KBS Entertain)
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