ソン・ジュンギ主演映画『勝利号』が12月の公開を確定した。何故『勝利号』の制作会社は、2度の延期に踏み込んだのか‥その理由とクリスマス公開の可能性台頭の理由を考察する。
“三度目の正直”になるだろうか‥。
ソン・ジュンギ主演映画『勝利号』が12月の公開を確定した。
日程はまだ未定だが、多くの映画ファンはクリスマス公開ではないかと予想している。新型コロナウイルス感染症の影響により、2度の公開延期を余儀なくされた『勝利号』の延期理由を振り返るとともに、クリスマス公開が有力な理由を考察する。
再三の延期
8月28日に放送された、KBSの芸能情報番組『ヨンジュンライブ』に出演した映画『勝利号』の出演陣は、少し浮かれ調子だった。
映画の封切り日が延期(夏 → 秋夕)となったことで、映画制作に関わった人たちの心の負担は大きかったのだと伺える。だからこその浮足立った雰囲気で、中でも主演を務めたソン・ジュンギの表情は、一層明るく見えた。時折面白い表情を作って見せたり、番組スタッフからの質問に冗談交じりで答えたりした。

芸能情報番組『ヨンジュンライブ』に登場した『勝利号』出演陣(画像出典:YouTube KBS Entertain動画キャプチャー)
しかしながら、映画公開は再び延期となってしまった。
一時期は全国1日感染者数が10人を切るなど、新型コロナウイルス感染症の防疫に成果を上げていた韓国だったが、ソウルで開かれた大規模な集会により、抑え込まれていた新型コロナウイルス感染症の感染者が増加の局面を迎えてしまったためだ。
なぜ延期は続くのか
よく考えてみれば、映画館が封鎖されているわけではない。作品を公開しようと思えば、可能な事なのだ。しかし何故『勝利号』の制作会社は、2度の延期に踏み込んだのか。
一番の理由としては、240億ウォンにも上る巨額な制作費が挙げられる。
韓国映画の平均製作費は約103億ウォンであり、その2.4倍となる制作費は実に大きいもの。近年の韓国映画界は、100億ウォン以上をつぎ込んだ映画であるほど、収益率の低下に頭を抱えている。2018年に公開された韓国映画40本を分析してみた結果、100億~150億の純制作費(マーケティング費用除外)を使った映画の平均収益率は、-62.7%である。大きく成功するか、大きくコケるかというギャンブル並の収益構造だ。
『勝利号』の制作会社にしてもそうだ。新型コロナのような緊急性のない普通の状況でさえ、高いリスクを背負わざるを得ないのに、”新型コロナウイルス感染症”というリスクまで迎え入れたくはないものだ。
年内公開は可能か? クリスマス公開の可能性台頭の理由は?

映画『勝利号』は年内に公開することができるのか‥(画像出典:movie.naver)
『勝利号』はもともと、今夏の公開を予定していた。これは明らかに夏休みの動員を狙った日程である。そして次に予定されていた9月23日は、翌週に秋夕(チュソク)が控えていた。しかしその願いも打ち消されてしまった。
制作サイドの意図を推測すれば、年内に国内で『勝利号』を公開し、観客動員数と話題を集めたい。箔をつけたところで2021年にはアジア、ひいては世界へ作品を発信したいところだろう。となれば、年内の観客動員を見込める最後のチャンスは、クリスマスのみとなる。
そしてもう1点、年内に公開したい理由は恐らく”飽きられない”ためだろう。公開を待っているファンも、2度目の延期にはさすがに落胆もあったのではないだろうか。結果的に焦らしている状態となっているため、ある程度の熱が冷めてしまっているのは否定できない。だからこそ、”旬”である年内公開は必至なのだ。
偶然にも、『勝利号』の配給会社の名は”株式会社 メリークリスマス”。
その名の通り、祝福の良き日に映画を公開し、いいスタートを切ってほしいものである。
ソン・ジュンギ
HISTORY D&C所属の俳優ソン・ジュンギ(ハングル 송중기)。1985年9月19日生まれ。
2008年ドラマ『霜花店 運命、その愛』でデビュー。
2010年に出演したドラマ『トキメキ 成均館スキャンダル』で一躍名を広め大ブレイクしたソン・ジュンギは以降、映画『私のオオカミ少年』、ドラマ『太陽の末裔』などに出演し人気を博した。
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