キム・スヒョン片思いの彼女!? パク・ウンビンの出演映画が再び話題

現在、ENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で好演中のパク・ウンビンは、ドラマ界だけでなく映画界でも活躍している。本記事では、そんな彼女の過去作を振り返り、紹介したい。

女優のパク・ウンビンが、現在放送中のENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で、シンドローム級の人気を誇っている。

シンドローム級の人気を得ているENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(画像出典：ASTORY 公式Twitter)

29歳という若さにして、既に26年もの芸歴を持つ韓国を代表するベテラン女優だ。

『白夜3.98(1998/SBS)』で子役デビューした彼女は、現在まで数多くのドラマに携わっており、人気作の『武人時代(2003/KBS1)』『復活(2005/KBS2)』『太王四神記(2007/MBC)』などに出演。演技のキャリアを積み重ねてきた。

そして2021年にKBS2(Netflix)ドラマ『恋慕』が、韓国はもちろん世界中で大ヒットを記録したばかり。

世界中で大ヒットしたパク・ウンビン主演のKBS2(Netflix)『恋慕』(画像出典：KBS)

また最初に触れた『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、放送回を追うごとに視聴率が上昇し、第6話の時点で9.5％を記録するなど、今後さらに多くの人から支持を得るのではないかと期待されている。

ところで、パク・ウンビンはドラマ界での活躍ばかりがトピックとして取り上げられがちだが、実は映画でもその実力を発揮している事をご存じだろうか。

日本で広く知られている作品で言えば、『シークレット・ミッション(原題：隠密に偉大に/2013)』が挙げられる。

同作は、ウェブトゥーンを映画化したもので、俳優のキム・スヒョンが主演を務めている。

キム・スヒョンは、北朝鮮の南派特殊工作5446部隊のエリート要員、ウォン・リュファンに扮し、韓国の田舎町へスパイとして侵入。パン・ドング(以下、ドング)という名でバカな風貌を装い、住民たちの暮らしぶりを報告するという、アクションエンターテインメントだ。

パク・ウンビンは本作に特別出演し、高校生であるユジュン(チェ・ウシク扮)の姉で、中小企業の経理として勤務するユラン役を担った。

ユランは、ドングが密かに淡い想いを寄せている人物で、毎朝彼が働く商店の前を通りながら出勤し、挨拶を交わす。出演時間にしては非常に少ない脇役だったが、彼女本来の清純な雰囲気が、作品を盛り上げた。

またドングが、周囲からスパイだと警戒されないよう、わざと道端で用を足すコミカルなシーンにも登場し、それを目撃したパク・ウンビンの演技が印象に残っている人も多いだろう。

結局、恋愛まで発展することなくドングの片思いで終わるのだが、彼女の存在は、男臭の濃かったストーリーの中に爽やかな風を届けた。

チェ・ウシクとパク・ウンビンなどが出演していたとは、今振り返れば、なんとも豪華なキャスティングだったと言える。

『シークレット・ミッション』は、現在Amazon Prime Videoでの視聴可能だ。パク・ウンビンの演技が気になる方は、ぜひご覧になってみてはいかがだろうか。

(構成：西谷瀬里)