映画『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』など日本でも高い人気を誇る作品を手掛けたパク・チャヌク監督が、新作映画『別れる決心』で4年振りに映画界に出撃する。内容はもちろん、2019年のアカデミー賞を賑わせたあの作品を超えることができるのか、早くも期待が寄せられている。

韓国を代表する映画監督と言えば、パク・チャヌクとポン・ジュノだろう。

パク・チャヌクが映画『お嬢さん』(2016)で第71回イギリスアカデミー賞の最優秀外国語作品賞を受賞したのに対し、ポン・ジュノ監督は映画『パラサイト 半地下の家族』(2019)で第92回アカデミー賞の4冠を成し遂げた。

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また、ポン・ジュノ監督がメガホンを取った映画『スノーピアサー』(2013)を基にした、アメリカの同名テレビドラマシリーズの製作総指揮にポン・ジュノとともにパク・チャヌクも名を連ねるなど、何かと縁を感じる2人の監督。彼らは良きライバルでありながら、良き仲間でもある関係だと伺える。

パク・チャヌク

映画監督のパク・チャヌク(写真提供:©スポーツ韓国)

2019年に名作を誕生させたポン・ジュノに対し、2020年、パク・チャヌクは新作『別れる決心(原題)』のメガホンを取り、映画史に残る作品を届ける予定だ。

世界の映画ファンを魅了した話題作『お嬢さん』(2016)、イギリスBBCやアメリカAMCとコラボしたドラマ『リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ』以降、新作について多くの関心が寄せられていたパク・チャヌク監督は、長年のパートナー、チョン・ソギョン脚本家と共同執筆したオリジナル・シナリオの『別れる決心』を次回作に決定した。

映画『別れる決心』は、山で起こった変死事件を捜査する刑事ヘジュンが、被害者の妻であるソレと会った後、疑いと関心を同時に感じながら始まる話を描いた作品だ。中華圏出身女優のタン・ウェイをはじめ、俳優パク・ヘイル、コ・ギョンピョ、パク・ヨンウ、女優イ・ジョンヒョンらがキャスティングされ、新しい調和への期待を高めている。

『別れる決心』に出演する豪華俳優陣

映画『別れる決心』に出演する豪華俳優陣(写真提供:©スポーツ韓国)

パク・ヘイルは礼儀正しく清潔な刑事、ヘジュン役に扮する。昼夜を問わず事件にしがみつく抜け目のない性格のヘジュンは、被害者の妻であるソレを知り、少しずつ揺れていく人物だ。ヘジュンの繊細な感情変化を、パク・ヘイル特有の魅力と演技力で披露するものと期待を集めている。

一方、被害者の妻であるソレ役は、アジアを代表する女優タン・ウェイが演じる。ソレは心の中を推し量ることが難しい微妙なキャラクターで、ストーリーに好奇心と緊張感を吹き込むだろう。どの作品も独歩的な女性キャラクターを創造してきたパク・チャヌク監督の新しいパートナーとして、タン・ウェイがどのようなシナジーを生み出すのか、早くも注目されている。

ほか、イ・ジョンヒョンは刑事へジュンの妻チョンアン役に、コ・ギョンピョはへジュンを兄のように慕うが、捜査方向では異なる意見を持つ後輩刑事スワン役を演じる予定だ。さらにパク・ヨンウはソレにまつわる別の男、ホシン役に扮し、隙のないキャスティング・ラインアップを完成した。

主要キャスティングを終えて撮影準備中の『別れる決心』は10月にクランクイン予定だ。
本作でどのようなパク・チャヌク監督の世界観が展開されるのか、国内外の映画ファンからは早くも多くの関心が寄せられている。