韓国ドラマや映画で大活躍中! 映画『パラサイト 半地下の家族』で家政婦役に扮し、体当たり演技を披露した女優イ・ジョンウン。次はどの作品に出演し、どのような役を演じるのか、密に期待されている女優だ。カメレオン女優と呼ばれる彼女の活躍を紹介しよう。
韓国の女優、イ・ジョンウンと聞いてピンと来る人はどれくらい居るだろうか。
では、映画『パラサイト 半地下の家族』(以下、パラサイト)の家政婦さんと聞けば顔を思い浮かべられる人は多いのでは‥?

独特の存在感を放つイ・ジョンウン(画像出典:CJエンターテインメント)
イ・ジョンウンが扮した裕福なパク家の家政婦ムングァンは、前の住民の頃から仕え家中を熟知していることから、一家から絶大な信頼を寄せられている役どころだ。あれほどの強烈なキャラクターをきめ細やかに演じられるのは、韓国でも彼女だけであろう。
ポン・ジュノ監督とは『母なる証明』(2009)、Netflixオリジナル映画『オクジャ』(2017)に続く三作目とあって、息はぴったりのようだ。

オスカーを賑わせた『パラサイト』は世界中を魅了した(画像出典:イ・ジョンウンInstagram)
本作での圧倒的な演技力で『第40回青龍映画賞』をはじめ『第28回釜日映画賞』、『第56回大鐘賞』と相次いで”助演女優賞”を受賞し、『第56回百想芸術大賞』でもノミネートされた。残念ながら受賞を逃したものの、映画部門の作品賞の『パラサイト』、ドラマ部門大賞の『椿の花咲く頃』と、輝いた作品に出演した女優として印象付けている。
名バイプレーヤーになるまで
1991年に舞台『真夏の夜の夢』で女優デビューを果たしたイ・ジョンウンは、ドラマや映画、演劇、ミュージカルと幅広いジャンルで活躍する名バイプレーヤーとして、韓国演劇界では必要不可欠な存在となった。

どれが素顔のイ・ジョンウン?と思うほど多彩な表情を持つ(画像出典:WILLエンターテインメント)
多くの作品で精力的に活動する彼女は、日本でも馴染みのある数々のドラマや映画に出演している。

ドラマ『ミスター・サンシャイン』でのイ・ジョンウン(画像出典:YouTube tvN D ENT動画キャプチャー)
近年では、イ・ビョンホンのドラマ復帰作『ミスター・サンシャイン』、『知ってるワイフ』(ともに2018)、KBS2『椿の花咲く頃』(2019)、tvN『ハイバイ、ママ!』(2020)などに出演し、隙のない演技で脇を固めた。また、『一度行ってきました(原題)』(2020)では地上波で初めて主演を務め、主演級の俳優とも評価されている。
さらに近年スクリーン作では、『哭声/コクソン』(2016)、『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017)などを筆頭に、劇作家・演出家の鄭義信(チョン・ウィシン/てい よしのぶ)が長編映画初メガホンを取った日本映画『焼肉ドラゴン』(2018)で真木よう子、井上真央、桜庭ななみ演じる3姉妹の母親役を務めた。
映画『焼肉ドラゴン』予告編(動画出典:PHANTOM FILM)
どの作品にも共通して言えることは、同一人物(女優)が演じているとは思えないほど、それぞれのキャラクターの完成度が高いことだ。
出演作ごとにキャラクターが憑依するかのごとく、自然かつ印象深く演じ、ここまでの変貌ぶりを披露できる俳優は世界でも数少ないだろう。
女優なのにカメラ恐怖症だった?
映画、ドラマ共に出演した作品ごとに良い成果を収め、現在では優れた演技力を持つ名バイプレーヤーとして有名な彼女だが、演技活動を始めた当時はあまり才能がなかったという。
端役で出演した映画での簡単なセリフも連続でNGを出してしまい、カメラ恐怖症にまでなってしまうほどだった。この為、演技よりは”演出”面での活動をしていたという。実際、映画では2000年の初出演作以降、約8年間ほど出演作がなかった。

この二人は‥!とにんまりする方も多いはず。名カップルです(画像出典:CJエンターテインメント)
では、ドラマや映画で数多くの脇役をこなしているイ・ジョンウンの演技力はどこからきているのだろうか。
前述した通り空白期間があったものの、2008年頃からは舞台やミュージカルなどにも果敢に挑戦。様々な役どころをこなし、着実に演技力を重ねていったようだ。

ドラマ『他人は地獄だ(原題)』でのイ・ジョンウン(画像出典:OCN)

ドラマ『椿の花咲く頃』でのイ・ジョンウン(写真提供:©スポーツ韓国)
また、演技力と同時に彼女の知名度を上げたのが、『パラサイト』に続いて出演した、イム・シワン、イ・ドンウクが主演を務めたWEB漫画を実写化したドラマ『他人は地獄だ(原題)』だろう。考試院(コシウォン/受験生向けの滞在施設)の大家役を高いシンクロ率で演じきり、お茶の間にその存在感を知らしめた。続くドラマ『椿の花咲く頃』ではガラリと雰囲気を変え、お茶の間の涙を誘っている。
あらゆる役をさらりと演じ、まさに”カメレオン女優”であるイ・ジョンウン。次はどのキャラクターに変身するのか、そしてその役を彼女だと見破れるのだろうか?彼女こそ世界で最も視線を集めている名バイプレーヤーかもしれない。
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