また9月3日には、MBCのバラエティー番組『全知的おせっかい視点』では、44kgのケトルベルを難なく持ち上げる姿を披露し、視聴者を驚かせた。

ハン・ヒョジュが自身のインスタグラムで公開した写真。(画像出典：xportsnews,ハン・ヒョジュInstagram)

番組で見せた重量トレーニングの様子と、彼女の身体についた筋肉が、継続して運動していることを証明している。

もちろん人前に立つことが仕事であるゆえ、健康管理や体力作り、スタイル維持のためであることは想像がつくが、どうやらもう1つ関係していることがありそうだ。

それは、ハン・ヒョジュの出演作を見ればわかる。昨年から今年にかけて、アクション関連の作品になんと3本も出演しているのだ。怪我なく、キレのある動きを披露するため、トレーニングに励んでいることがわかる。

まず、2021年11月5日から韓国で放送されたtvN『ハピネス(原題)』は、パク・ヒョンシクとハン・ヒョジュが初共演を果たすことで話題になったドラマ。

ハン・ヒョジュが出演したtvNドラマ『ハピネス』。(画像出典：tvN)

新たな感染症“狂人病”が蔓延する近未来を舞台に、封鎖された大都市の新築マンションで起こる混乱と生存を賭けた戦いを描くサバイバルスリラーだ。

ハン・ヒョジュが演じたのは、警察特攻隊のエースで、冷静な判断力を持ち、たくましく正義感の強いガールクラッシュなヒロイン・セボム役。

住民を救うため、狂人病感染者を倒していくシーンを違和感なく、リアリティーたっぷりに描き出し、アクションジャンルに対する可能性を感じさせた。

そして2022年1月に公開された映画『パイレーツ：失われた王家の秘宝』では、さらに高難度のものに挑戦し、ストーリーを盛り上げた。

映画『パイレーツ：失われた王家の秘宝』ポスター。(画像出典：LOTTE ENTERTAINMENT)

本作は、跡形もなく消えた王室の宝の持ち主になるため、海に集まった海賊たちのスペクタクルな冒険を描いた物語。

ハン・ヒョジュは、そんな海賊たちのリーダーヘラン役に扮し、剣術やアクロバットをはじめ、水中や空中での格闘シーンも見事にこなした。

そんな彼女は、次期作にまたしてもアクション映画を選んでいる。

2023年にNetflix(ネットフリックス)で配信予定の『毒戦2』だ。

本作は、2018年に公開された『毒戦(邦題：毒戦 BELIEVER)』の続編、前作で消えたラク(リュ・ジュンヨル扮/『毒戦2』ではオ・スンフン扮)の行方と、まだ明らかになっていない麻薬組織の実体を追う、刑事ウォノ(チョ・ジヌン扮)の捜査を描いていく。

ハン・ヒョジュが演じるのは、正体不明の麻薬組織のボス“イ先生”の実態を知っているクンカル役で、登場だけで予想できない危機をもたらし、物語に緊張感を加える予定だという。

これまで『華麗なる遺産(2009/SBS)』や『トンイ(2010/MBC)』をはじめ、清純で快活なイメージのキャラクターを演じることが多かったが、昨年から活躍の場を広げ、異なる一面を見せているハン・ヒョジュ。

『ハピネス』と『パイレーツ：失われた王家の秘宝』で見事なアクションを披露し、見る者を楽しませてくれた彼女だけに、『毒戦2』での姿もつい期待してしまう。

ちなみに前出の『ハピネス』は、KNTVで12月3日(土)から放送が決定しており、『パイレーツ：失われた王家の秘宝』は、現在Netflixでの視聴が可能だ。

(構成：西谷瀬里)

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