韓国を代表する女優ペ・ドゥナの勢いが止まらない。彼女が出演する『ベイビー・ブローカー』は、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で2冠を達成。現在は、ハリウッド映画『Rebel Moon』の撮影に入っているとのこと。精力的に活躍の場を広げ続けるペ・ドゥナのキャリアを振り返り、その魅力に迫ってみたい。

韓国を代表する女優ペ・ドゥナの勢いが止まらない。

彼女が出演する是枝裕和監督の最新作『ベイビー・ブローカー(原題:ブローカー/2022)』は、第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で主演のソン・ガンホが最優秀男優賞を受賞。さらに人間の内面を豊かに描いた作品に贈られるエキュメニカル審査員賞も受賞し、2冠を果たした。

ペ・ドゥナは、ソン・ガンホ、カン・ドンウォンらと共に主要キャストとして出演。是枝監督とは、2009年公開の日本映画『空気人形』以来の再タッグとなり、日本のペ・ドゥナファンも期待の一作となっている。

6月24日より日本公開のぺ・ドゥナ出演最新映画『ベイビー・ブローカー(原題:브로커)』(画像出典:movie.naver)

さらにカンヌ国際映画祭では、主演作『次のソヒ(原題)』が韓国映画として初のクロージング上映作品に選出。個人での受賞こそ無かったものの、今年のカンヌの隠れた注目人物の一人と言えるだろう。

しかし彼女は、Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド(2021)』を手がけたザック・スナイダー監督の新作映画『Rebel Moon』の撮影のため、カンヌを欠席。ファンには寂しい状況だったが、精力的に活躍の場を広げ続けている。

そこで今回は、ペ・ドゥナのキャリアを振り返り、その魅力に迫ってみたい。

先日のカンヌ国際映画祭で韓国映画初のクロージング上映作に選出されたぺ・ドゥナ主演『次のソヒ(原題)』の劇中カット(画像出典:movie.naver)

1979年生まれ、ソウル出身のペ・ドゥナは、舞台俳優の母の影響を受け芸能界を目指すようになる。1998年に雑誌モデルとして芸能活動をスタート。

171cmの身長と、透明感溢れる独特の雰囲気を武器に、モデル業と並行し女優のキャリアも積んでいく。2000年、ポン・ジュノ監督の長編第一作『ほえる犬は噛まない(原題:フランダースの犬)』の主人公に抜擢され、(俳優イ・ソンジェとダブル主演)、早くも女優としてのターニングポイントを迎える。本作で第21回青龍映画賞新人女優賞を受賞しブレイク。

2002年にはパク・チャヌクの代表作『復讐者に憐れみを(原題:復讐は我のもの/2002)』に出演しさらなる存在感を見せつけると、2005年には山下敦弘監督からのラブコールに応え日本映画に初挑戦。

『リンダ リンダ リンダ(2005)』では、高校生ガールズバンドのボーカルを務める留学生役で見事に主役を務めた。

ポン・ジュノファンにはお馴染みとなっている映画『ほえる犬は噛まない』の劇中カット(画像出典:movie.naver)

2009年には是枝裕和監督の『空気人形』に主演。これを機に、本作を見た観たアメリカの映画監督ウォシャウスキー姉妹からのオファーで、2012年に映画『クラウド アトラス』に出演。トム・ハンクス、ハル・ベリーらとともにメインキャストを演じ、見事にハリウッドデビューを果たした。

そんな彼女のハリウッドの出演作の全てには面白い共通点がある。

『クラウド アトラス』を筆頭に、その後の出演映画『ジュピター(2014)』、Netflixのドラマシリーズ『センス8(2015)』、そして現在撮影中という『Red Moon』すべてがSF作品なのだ。

彼女が積極的にSF作品を選んでいるのかは定かではないが、彼女の持つ透明感と独特のミステリアスな雰囲気は、ハリウッドSF作品内の“謎のアジア人女性”という枠に見事にハマるのではないだろうか。

韓国映画では、様々な役柄をこなす演技派の彼女だが、ハリウッド作品ではSFというジャンルに自身の可能性を見出したと言えそうだ。彼女のハリウッド出演作を見たことの無い方は、ぜひその演じ分けに注目し鑑賞して欲しい。

ぺ・ドゥナのハリウッドデビュー作となる映画『クラウド アトラス(2012)』(画像出典:movie.naver)

近年ではtvN『秘密の森(2017・2020)』、Netflix『静かなる海(2021)』、『キングダム(2019・2020)』など話題のドラマに立て続けに出演している彼女は、まさに女優としての円熟期に入ったと言えるだろう。

久々に日本全国のスクリーンで公開となる彼女の出演映画『ベイビー・ブローカー』では、赤ちゃんポストに入れられた赤ちゃんを売買するソン・ガンホ、カン・ドンウォン演じる2人組を追う刑事役で登場。

デビューから間もなく25年、キャリアの早期から確実に代表作を増やし、世界をまたにかけ女優業を邁進する彼女は、さらに飛躍を続けていくだろう。

(投稿:島田元)




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