• 近年、韓国ドラマは週末に話題作・人気作が集中する傾向にある。
  • 今年の秋ドラマも猛者が勢揃いし、すでに激しいバトルを繰り広げている作品が4つある。
  • 序盤戦を制した新作ドラマ4作の視聴率と話題性を紹介する。

近年韓国では、話題作や人気作が週末枠に集中して編成される傾向がある。

時間に余裕があり、ドラマを視聴する人が多い曜日を狙っているのか、秋ドラマもこれまで同様、金-土-日曜にも猛者が勢揃いした。

すでにし烈な争いを繰り広げており、視聴者はどれを観ようか頭を悩まさざるを得ないといっても過言ではない状況。

なかでも激突を繰り広げている4作のなかで、序盤戦を制したのはどの作品か。果たしてこの勢いを保ちゴールまで駆け抜けるのか、現段階での視聴率を紹介する。

また、膨大なビッグデータをもとに放送・配信コンテンツの話題性を分析する機関であるグッドデータ・コーポレーションが発表した、話題性ランキングにおける順位からも、ドラマの人気度をみる。

ジョンニョン:スター誕生 (tvN/土・日)

同名の人気ウェブ漫画を原作にしたキム・テリ主演のドラマとあって、放送開始前から熱い視線を浴びていた『ジョンニョン:スター誕生』。

初回放送で視聴率4.8%を記録し、翌回にはなんと8.2%にまで急上昇。残り全10話で、どこまで数字を伸ばしてくるのか未知数だ。

しかも話題性は、2位の作品と差をつけた22.64%でランキング1位に。たった2話にして秋ドラマのトップに躍り出て圧倒的な存在感を放ち独走中だ。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年10月18日現在):Disney+

画像出典:tvN
ジョンニョン:スター誕生
成長/音楽
tvN/2024/全12話

あらすじ

戦争直後の1950年代を舞台に、生まれつき音の才能を持つジョンニョンの女性国劇団入団と成長記を描いたドラマ。

キャスト

キム・テリ、シン・イェウン、ラ・ミラン、チョン・ウンチェ、キム・ユネ 他

最高視聴率・受賞歴など

16.5%

口コミ

-

予告映像


動画出典:tvN DRAMA

こんなに親密な裏切り者 (MBC/金・土)

『こんなに親密な裏切り者』も、2話まで放送が終了している状況。『ジョンニョン:スター誕生』ほどではないものの、第1話から5.6%という視聴率で幸先の良い滑り出しとなった。

残念ながら第2話で4.7%に下落しているが、放送回が進むほど成績が伸びる傾向の強いサスペンススリラージャンルであるため今後が期待される。

また、話題性を12.66%獲得して第4位につけているところをみると、さらに伸びしろを感じさせる。ハン・ソッキュの熱演はもちろん、演出も高く評価されているだけに、万が一数字の獲得にいたらなかった場合でも、隠れた良作となる可能性が。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年10月18日現在):未定

画像出典:MBC
こんなに親密な裏切り者
犯罪/ミステリー
MBC/2024/全10話

あらすじ

韓国最高のプロファイラーが捜査している殺人事件と関連した娘の秘密を知ることから始まる心理ミステリー。

キャスト

ハン・ソッキュ、チェ・ウォンビン、ハン・イェリ、オ・ヨンス、ノ・ジェウォン 他

最高視聴率・受賞歴など

9.6%

口コミ

-

予告映像


動画出典:MBCdrama

貞淑なお仕事 (JTBC/土・日)

『貞淑なお仕事』は、本記事で紹介している作品の中では、なぜか2話までの視聴率が最も低い。決して悪い数字ではないが、初回放送は3.8%でスタートした。

どうなることかと思われた矢先、第2話で4.5%に上昇。話題性は7.35%を獲得して6位にランクインしている。ドラマファンの関心を集めているところをみると、これからジワジワと追い上げる可能性を秘めた作品だ。

しかも主演を務めているのは、キム・ソヨンをはじめキム・ソンリョン、キム・ソニョン、イ・セヒなど、演技力に定評のある女優陣。残すところあと全10話で、どこまで視聴者を魅了することができるのか注目される。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年10月18日現在):Netflix

画像出典:JTBC
貞淑なお仕事
コメディ
JTBC/2024/全12話

あらすじ

「性」がタブー視されていた1992年のとある田舎町を舞台に、アダルトグッズの訪問販売に乗り出した「訪問販売シスターズ」4人組の自立、成長、友情を描いたコメディドラマ。

キャスト

キム・ソヨン、ヨン・ウジン、キム・ソンリョン、キム・ソニョン、イ・セヒ 他

最高視聴率・受賞歴など

8.6%

口コミ

-

予告映像


動画出典:Netflix Japan

悪魔なカノジョは裁判官(SBS/金・土)

『悪魔なカノジョは裁判官』は、パク・シネの悪役演技が話題を呼んでいる作品。前出の3作よりも約20日早く放送を開始し、現在第8話まで終了している。

初回放送から6.8%という高い数字を叩き出し、以降ほぼ右肩上がりで上昇、最新話では自己最高記録である13.6%を記録した。うまくいけば、ヒット作の基準となっている20%超えも夢ではない。

しかも話題性では、『ジョンニョン:スター誕生』に次いで、18.31%で第2位に。多くのドラマファンから注目されている。

●日本で視聴可能な動画配信サービス(2024年10月18日現在):Disney+

画像出典:SBS
悪魔なカノジョは裁判官
ファンタジー/ロマンス
SBS/2024/全14話

あらすじ

裁判官の体内に入った悪魔カン・ビンナ(パク・シネ扮)が、人間的な刑事ハン・ダオン(キム・ジェヨン扮)と出会い、真の裁判官に生まれ変わる善悪共存ファンタジー・ロマンス。

キャスト

パク・シネ、キム・ジェヨン、キム・アヨン、キム・イングォン、キム・ヘファ 他

最高視聴率・受賞歴など

13.6%

口コミ

「最後まで飽きなかった」
「爽快感があって面白かった」
「ファンタジーが苦手な人でも楽しく観られるかも」

予告映像


動画出典:SBS Drama

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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