劇中に中国製品のビビンバを登場させ、議論に発展してしまったドラマ『ヴィンチェンツォ』。制作側はこれに対し、迅速な対応を見せている。最近ドラマ界に漂っている穏やかではない雰囲気も理由のようだ。

スピード感あふれるストーリーと映像美、放送ごとに予想を上回る展開を見せ、高視聴率をキープしているtvN(Netflix)『ヴィンチェンツォ』。

ドラマ『ヴィンチェンツォ』は話題性、視聴率ともに好調だ

話題性、視聴率ともに好調のドラマ『ヴィンチェンツォ』(画像出典:tvN)

ヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)やホン・チャヨン(チョン・ヨビン)の活躍に加え、テギョン(2PM)扮する新米弁護士チャン・ジュヌの正体と共に、表の顔では見せなかった残忍な悪事の数々も明るみになった。
ヴィンチェンツォ・カサノとチャン・ジュヌの対決も含め、今後のストーリーはどのように描かれていくのか、ますます目が離せなくなっている。

このようにヒットの条件を満たし、話題性も抜群である『ヴィンチェンツォ』。注目度抜群である故か、第8話で登場した”中国製品のビビンバ”が議論を呼んでしまった。

ドラマ側が中国企業のビビンバをPPL(間接広告)商品に選んだことに対し、視聴者から、韓国固有の食べ物であるビビンバが中国企業の製品として広告されていることを批判する声が届けられた。ビビンバを知らない外国人らにビビンバが中国料理だと誤解を招きかねないという指摘からだ。

議論を呼んでしまった、『ヴィンチェンツォ』に登場したビビンバ弁当

『ヴィンチェンツォ』に登場したビビンバ弁当が議論を呼んでしまった(画像出典:『ヴィンチェンツォ』映像キャプチャー)

この議論を受け、ドラマ制作側は該当部分の削除を決定した。
韓国国内のNetflix(ネットフリックス)、TVING、オレなどでは該当シーンを1分減少し、実際の放映分でも該当シーンを丸ごと削除している。
また、ドラマの本編終了後に出てくるスポンサーロゴの部分でも、これまで最初に映されていた中国企業”JD.COM”がなくなり、韓国中部の忠州市のロゴが先に出てくることが確認された。

“ビビンバ議論”に対し、このような迅速な対応を見せたドラマ制作側は、今回の件について「PPL契約を締結する際、4回の露出が義務付けられていたが、残りの3回分に対する取り消し協議に入った」と立場を明らかにしている。

最近、韓国では”中国”や”歴史歪曲”に関することに敏感に反応する人が増え、ピリピリとしたムードに包まれている。
早々に放送終了を迎えたSBS『朝鮮駆魔師』や、放送前にもかかわらず議論に巻き込まれてしまったJTBC『雪降花』などドラマ界には穏やかではない風が吹いている状況だ。
話題性もあり視聴率も好調である『ヴィンチェンツォ』は、このような風を受けないために早めの決断をしたようだ。

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しかし、実際のところドラマ制作には多額の資金が必要なため、PPLの存在は欠かせないものである。
今回議論を招いた”ビビンバ”のPPL契約金は3~4億ウォンだというが、『ヴィンチェンツォ』はこれほどまでの”チャイナマネー”を手放した。
彼らが選んだのは世論、すなわち”視聴者が楽しめることが第一”という思いであり、2021年を代表する”大ヒット作”という栄光のようだ。




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