• オム・テウンが8年ぶりに公式の場に登場し、復帰の兆しを見せた。
  • 性売買に関する論争により活動を中断していたが、近年はYouTubeなどで近況を公開。
  • 復帰作とされるドラマ『I Kill You』は撮影を終えているが、公開は未定のままである。
オム・テウン

オム・テウン 写真=©TOPSTAR NEWS

オム・テウンが8年間の自粛期間を経て、ついに公式の場へ姿を現した。去る4月15日、ソウル江南区にあるメガボックスCOEXで行われた映画『ヤダン』のVIP試写会に出席。フォトウォールに登場し、久しぶりの公の舞台でファンやメディアの前に姿を見せた。

当日は報道陣の取材にも応じ、「ファン・ビョングク監督が以前から準備してきたと聞いていた。非常に完成度が高く、面白い作品になると思うので期待している」と、落ち着いた様子でコメント。声にはやや緊張が感じられたものの、作品への応援と俳優としての誠意がにじむ発言だったようだ。

オム・テウンは2016年に突如活動を中断。原因となったのは、韓国メディアでも大きく取り上げられた性スキャンダルに関する議論だった。2016年1月、城南市盆唐(ソンナムシ・ブンダン)のマッサージショップで働いていた女性A氏が、彼を性暴行容疑で告訴。しかし、警察の捜査の結果、A氏が店主B氏と共に金銭目的でオム・テウンに接近していたことが明らかとなり、性暴行の嫌疑は晴れたという。

とはいえ、当該店舗で実際に性売買を行っていた事実については本人も認め、罰金100万ウォン(約10万円)の略式起訴処分を受けた。

この件が報じられた当時、彼はKBS人気育児バラエティ番組『スターパパ奮闘記!スーパーマンが帰ってきた』に出演しており、妻ユン・ヘジンや娘との穏やかな家庭生活が多くの視聴者から好評を得ていた真っ最中だった。それだけにこの騒動のインパクトは大きく、地上波番組からの姿も消え、長期間にわたる自粛に入ることとなった。

その後、妻ユン・ヘジンは2020年、SNSでのライブ放送を通じて「妻である私が許したのだから、他人のことに言及しないでほしい」とコメントし、夫に対する立場を明らかにしていた。

以降、オム・テウンは公の活動を控える一方、妻が運営するYouTubeチャンネルを通じて少しずつ近況を伝えるようになった。当初は声のみの出演にとどまっていたが、次第にカメラの前に姿を見せるようになり、徐々に大衆との距離を縮めていく様子が見られるようになった。

2023年には、ドラマ『I Kill You(仮題)』での復帰が報じられた。同作は『マルチュク青春通り(2004)』『卑劣な街(2007)』『霜花店(2008)』『江南ブルース(2015)』などで知られるユ・ハ監督が初めて手がけたドラマ演出作品として注目を集めている。主演には、KARAのカン・ジヨンとHighlightのイ・ギグァンが名を連ねている。

カン・ジヨンは本作で一人二役に挑戦。貧しい家庭で育ったソヌと、財閥家の令嬢であるジヨンを演じ分けるという。演技の幅が試される役どころに、多くの期待が寄せられていたが、撮影が完了したのは2023年8月にもかかわらず、放送日は未定のままとなっており、作品の公開が長期にわたって延期されている。

今回の試写会登場により、オム・テウンが本格的な俳優活動を再開するのではないかという観測が広がっているが、韓国の一部マスコミは、まだ「復帰」と断定するには時期尚早と報じている。実際、本人が今後の活動方針について明言したわけではなく、今回の登場も「旧知の監督を応援するための場」だったという見方もあるようだ。

とはいえ、長い沈黙を経てようやく姿を現した俳優の一挙手一投足に注目が集まるのは当然の流れである。彼の歩みが再びスクリーンやテレビに戻るのか、それとも新たな表現の場を模索していくのか──。オム・テウンの今後の動向に、多くの視線が注がれている。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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