• 韓国映画は、以前からリアリズムを追求した作品が多い。
  • つい「えぐいて」とつぶやいてしまいそうになるほど、強烈なシーンや登場人物の感情などリアリティーたっぷりに描かれている。
  • 今週末日本のテレビで見ることができる「えぐいて」と表現するのにぴったりな韓国映画をご紹介。

韓国コンテンツはリアリズムを追求した作品が目立つ。

ドラマはもちろんだが、以前から比較的表現の自由度が高い映画は特にリアリティーたっぷり。

例えば、サスペンスやバイオレンス物に登場する描写は、目を背けたくなるほど強烈なことも。また韓国社会が抱える問題を盛り込んだタイプのものなどは、つい感情移入してしまうほど、登場人物の置かれた状況や感情が詳細に描かれる。

また予想外の展開をいく映画も多く、あまりのどぎつさは、その時々の様々な感情をプラスして使われる「えぐいて」という言葉で表現するのにぴったり。

今週日本のテレビで見ることのできるラインナップのなかにも、思わず「えぐいて」とつぶやいてしまう映画がある。気になる内容や特徴を紹介する。

THE WITCH/魔女 -増殖- (2022)

『THE WITCH/魔女 -増殖-』は、2018年公開の映画『The Witch/魔女』のシリーズ第2弾。前作ではキム・ダミが主演を務めたが、本作では未来のスター女優候補シン・シアが主人公を熱演し、新人らしからぬ高い演技力で作品を大いに盛り上げた。

遺伝子操作によって殺人マシンと化した少女の戦いを描いており、非現実的な設定だが視聴者を物語に引き込むのは、高い演技力を持つ彼女だからなせるわざ。パク・ウンビンの迫真の演技も大絶賛された。

また、大規模なアクションシーンも迫力満点だとの評価で、超人たちが繰り広げる激しいバトルを称賛する人も。CGを見事に活用したクオリティーの高い仕上がりで、主人公が敵を倒すシーンは、観る者に抜群の爽快感をプレゼントしてくれる。

ありえないと思いつつ観はじめても、いつの間にかどっぷりハマってしまう作品。あなたは、怒涛の展開にしっかりついていけるだろうか。

●日本放送情報:BS10 スターチャンネル/2025年4月20日(日)
●番組ページ:https://www.bs10.jp/star/movie/detail/33249/
※編成の都合により放送日・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:NEXT ENTERTAINMENT WORLD
THE WITCH/魔女 -増殖-
アクション
2022/137分

あらすじ

済州島の秘密研究所を舞台に、人体実験により超人的な力を手に入れた少女をめぐる壮絶なバトルを描いたアクション映画。

キャスト

シン・シア、パク・ウンビン、ソ・ウンス、チン・グ、ソン・ユビン 他

韓国観客動員数

280万人

口コミ

 「迫力があって面白い」
「3作目への期待が高まる」
「1作目が面白かった分、若干の物足りなさがある」

予告映像


動画出典:シネマトゥデイ

最後まで行く (2014)

『最後まで行く』は、故イ・ソンギュンさん主演のノンストップクライムサスペンス。映画『毒戦』(2018)や、日本でも話題を呼んだドラマ『シグナル』(tvN/2016)での活躍で知られるチョ・ジヌンも出演している。

観る者の感情移入を誘導する繊細かつ自然体の演技を得意とする2人が、スリリングな物語をより一層盛り上げ、終始ハラハラドキドキしっぱなしになること間違いなし。ひき逃げ事故を隠蔽した刑事が、ジワジワと追い詰められていく過程に釘付けになるだろう。

特に、罪を隠そうとすれば隠そうとするほど自滅へと向かう展開が、観ていて疲労を感じるほどリアル。さすが韓国の授賞式で数々の栄誉ある賞を受賞した作品という出来栄えだ。

ちなみに、パク・ボゴムが特別出演しており、どこに登場するかお楽しみに!

日本では、岡田准一と綾野剛を主演に迎えてリメイクされており、見比べてみるのも面白いかもしれない。

●日本放送情報:WOWOW/2025年4月19日(土)
●番組ページ:https://www.wowow.co.jp/detail/107764
※編成の都合により放送日・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:SHOWBOX
最後まで行く
サスペンス
2014/111分

あらすじ

殺人課に所属する刑事のコ・ゴンス(イ・ソンギュン扮)は、母の葬式当日に連絡を受け、急遽警察署へと向かう。その途中、通行人の男性をはねてしまい遺体を隠すために母の棺桶に入れて、一緒に埋葬することに。しかし事故の一部始終を目撃したという謎の男パク・チャンミン(チョ・ジヌン扮)から脅迫を受け‥。

キャスト

イ・ソンギュン、チョ・ジヌン、シン・ジョングン、チョン・マンシク、シン・ドンミ 他

観客動員数

345万人

口コミ

「サラっとした内容」
「ハラハラドキドキの繰り返し」
「最後まで飽きずに観れた」

予告映像


動画出典:アルバトロス・フィルムチャンネル

目撃者 (2018)

『目撃者』は、名俳優イ・ソンミン主演のサスペンススリラー。自身が住むマンション内の中庭で起きた殺人の瞬間を目撃した男と、その男の命を狙う殺人犯の攻防を描いた物語だ。

これだけで1時間以上もつのかと心配になるほどシンプルな設定だが、驚くことにしっかり1つの作品として成立。イ・ソンミンの演技によって、観ているこちらまで犯人から逃げなければならないと思うほど、スリルを味わわせてくれる。

それに加え、自分が目撃者になったらどうするだろうと、常に考えさせられる道徳観を問うかのような節もあり、主人公が何を選択しどう行動するのか注目せずにはいられない。

視聴した人のなかには、思わずツッコミを入れた人もいるようだが、それこそが本作の醍醐味であり、メッセージ性を強く感じさせる部分だろう。

●日本放送情報:アジアドラマチックTV/2025年4月20日(日)
●番組ページ:https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011182/
※編成の都合により放送日・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:NEXT ENTERTAINMENT WORLD
目撃者
サスペンス/スリラー
2018/111分

あらすじ

深夜に殺人の瞬間を見てしまった目撃者と、殺人鬼、そして目撃者を探す刑事が繰り広げるサスペンス・スリラー。

キャスト

イ・ソンミン、キム・サンホ、チン・ギョン、クァク・シヤン 他

韓国観客動員数

252万人

口コミ

 「シンプルに怖い作品」
「終始ハラハラドキドキ」
「結構面白かった」

予告映像


動画出典:ギャガ映像事業グループ

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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