視聴率が30%を超えるKBS2の週末ドラマ『紳士とお嬢さん』で、父親が娘を監禁するシーンがあり、一部の視聴者が抗議している。『紳士とお嬢さん』のホームページには、1月30日に放送された第38話のシーンに対する批判のコメントが殺到している。

視聴率が30%を超えるKBS2の週末ドラマ『紳士とお嬢さん』で、父親が娘を監禁するシーンがあり、一部の視聴者が抗議をしている。

『紳士とお嬢さん』

俳優チ・ヒョヌとイ・セヒが主演を務める『紳士とお嬢さん』(画像出典:KBS)

1月31日、『紳士とお嬢さん』のホームページには、前日(30日)に放送された第38話のシーンに対する批判のコメントが殺到。

この日の放送では、父親のパク・スチョル(イ・ジョンウォン扮)が、娘のパク・ダンダン(イ・セヒ扮)とイ・ヨングク(チ・ヒョヌ扮)の恋愛に反対し、部屋に閉じ込める姿が放送された。

『紳士とお嬢さん』

父親が娘を監禁するシーンに批判の声が上がった(画像出典:YouTube KBS Drama映像キャプチャー)

これに対しある視聴者は、「成人になった子どもを監禁し、視聴者を不快にさせる内容で視聴率を取ろうとするなんて。新型コロナウイルスのせいで大変だけど、楽しくて感動的な内容で心をつかもうとするべきです。ヨングクとダンダンの愛を見ながら‥。1週間を楽しく過ごす視聴者として、時代逆行的な内容や事件・事故、子どもを悲しませる内容でもっと憂うつにさせないで、仲が良くて平凡な家族の話をたくさん盛り込んでください」と指摘。

また別の視聴者は「娘だけど成人しているのに、意志も聞かないで部屋に監禁し、とても独善的です。父親のこれまでのイメージが、人情深くて思いやりのある人だったのに、突然変わり、暴力団より酷いですね。父親のアイデンティティーは何ですか?」と、声を高めた。

劇中パク・スチョルは、イ・ヨングクと娘が14歳という年齢差や、子どもが3人もいる妻に先立たれた男性という理由で、交際に反対している。

これに先立ち本作は、過激な暴行シーンが物議を醸したことがある。

第32話で、パク・スチョルがアナ・キム(イ・イルファ扮)の頬を叩き、胸ぐらをつかんで押すなどの暴力的なシーンがあったのだが、放送後ドラマの視聴者掲示板には、視聴者からの抗議が殺到。

「暴力的だ」「とても不愉快」「週末ドラマなのに、なぜこのようなシーンを入れなければならないのか」などの批判的な反応が寄せられた。

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『紳士とお嬢さん』は2021年末、『2021 KBS演技大賞』で、大賞(チ・ヒョヌ)をはじめとする6冠に輝いた。

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