人気ドラマ『応答せよ1988』で、主人公の弟ソン・ノウル役を演じた俳優のチェ・ソンウォン。本作でブレイクを果たした彼だったが、その後、白血病という病に襲われてしまう。2度に渡り闘病生活を余儀なくされたチェ・ソンウォン。約2年もの闘病の末、来る3月に新作ドラマで復帰するという嬉しい便りが届けられた。

初恋や青春、そして笑いと涙があふれる家族模様を描いた、tvNドラマ『応答せよ』シリーズ。

ドラマ『応答せよ1988』は日本でも人気を集めた

日本でも人気を集めた、ドラマ『応答せよ1988』(画像出典:tvN)

『応答せよ』シリーズは、2012年から2015年までに3シリーズ制作され、tvN放送局の知名度を一気に上げた作品だ。

この3シリーズ目である『応答せよ1988』で、主人公ソン・ドクソン(スヨン)の弟、ソン・ノウル役を演じた、俳優チェ・ソンウォンの近況に関心が寄せられている。

彼は劇中、弟とは思えない老け顔で残念なキャラクターを好演し、ドラマ最高のシーンスティーラーとして活躍。お茶の間の人気をさらったチェ・ソンウォンは、本作でスターダムの階段を駆け上った。

俳優チェ・ソンウォンは劇中、ドクソンの弟、ソン・ノウル役を演じた

劇中、ドクソンの弟、ソン・ノウル役を演じた俳優チェ・ソンウォン(画像出典:tvN )

『応答せよ1988』で得た人気を追い風に、順調に俳優の道を歩んでるかのように見えたが、その先に待ち構えていたのは思いがけない不幸だった。

彼に訪れたのは、急性白血病という重い病。

『応答せよ1988』の終了後、チェ・ソンウォンはJTBC『魔女宝鑑 ~ホジュン、若き日の恋~』にキャスティングされたが、その撮影中に病が発覚しドラマを降板。治療に専念することになった。

彼の病気が発覚したのは、撮影中の怪我を治療している時に偶然発見されたそうだ。若い世代は白血病の早期発見が難しいと言われているが、このタイミングで発見できたのは不幸中の幸いとも言えるだろう。

まだ初期段階だったこともあり、幸いにも同年に回復。2017年の初旬から俳優活動を再開している。

その後、チェ・ソンウォンはtvN『刑務所のルールブック(2017)』に助演として出演。第5話から第7話までと出演シーンは少なめだったが、元気になった姿でドラマに復帰したことでファンを喜ばせていた。

しかし、2020年に急性白血病が再発。

同年6月のミュージカル公演中、次回作ドラマのオファーを受けたチェ・ソンウォンは、そのために受けていた定期健診で「再び治療を受けなければならない」という診断を受けたそうだ。

そうして2回目の闘病生活に入った、チェ・ソンウォン。

最近、大衆に見守られながら治療に専念していた彼から、近況が届けられた。およそ2年間の闘病生活を終え、完治判定を受けたという。現在は復帰に向けて始動しているそうだ。
これに続いて、3月に放送されるドラマ『今から、ショータイム!』の撮影を終えたという知らせも届けている。

2年間の闘病の末、来る3月に新作ドラマで復帰を果たすチェ・ソンウォン。韓国のドラマファンからは、待望の復帰に喜びの声が届けられている。

実は、チェ・ソンウォンは、2009年に”全国大学生ミュージカルフェスティバル”の金賞を受賞し、その後、ミュージカルや演劇を通じて活躍を見せていた実力派俳優なのだ。特に、大学演劇やミュージカルのマニアの間ではかなり知名度の高い人物であるという。

そんな実力派俳優と名高い彼が待望のドラマ復帰となれば、勢いづいている韓国ドラマ界をさらに盛り上げるに違いない。まずは新ドラマで復帰する、彼の名演を堪能したい。






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