3月22日より放送が開始となった韓国の新時代劇『朝鮮駆魔師』が、歴史歪曲疑惑と「東北工程に加担している」と批判を浴びている中、過去の歴史ドラマにも再スポットが当たり、非難されるという悪循環に陥っている。 (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

SBSの新ドラマ『朝鮮駆魔師』への批判が止まらない。

思わぬ歴史歪曲論争に巻き込まれてしまったチャン・ドンユン

思わぬ歴史歪曲論争に巻き込まれてしまった俳優のチャン・ドンユン。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

放送直後から、歴史歪曲及び東北工程議論が巻き起こり、スポンサーも次々に降板。韓国・大統領府青瓦台(チョンワデ)のホームページに設けられた”国民請願掲示板”には、番組中断の署名が続々と寄せられている。

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そんな中、プロデューサーのシン・ギョンスが過去に手掛けたSBSフュージョン時代劇『六龍が飛ぶ(2015)』でも、深刻な考証ミスがあったことに再スポットが当てられている。

最近、オンラインコミュニティーでは過去に「『六龍が飛ぶ』で、子豚たちが足が鎖につながれた女性たちの母乳を飲む姿が放映された」という内容の書き込みが掲載された。

該当のシーンは、高麗末に腐敗した権門世族たちがおいしい子豚を食べるために、国民にこのような蛮行を犯したという内容だ。

SBSニュース側が、シン・ギョンスPDに直接「このシーンが高麗末に実際に存在した事であるか」と問い合わせると、「実際に権門世族が、このような蛮行を犯したという歴史記録はないが、中国富裕層では行われていた。高麗末に腐敗していた富裕層も、真似した可能性があったので構成した」と返答。

6年前に放送されたドラマ『六龍が飛ぶ』だが、今回再び議論のテーブルに引きずり出された

6年前に放送された『六龍が飛ぶ』だが、今回再び議論のテーブルに引きずり出された格好に‥。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

実際に、3世紀中国の西晋(せいしん)初代皇帝(司馬炎)は、当時「自分の娘婿である王帝から、人の乳で育てた豚肉を優遇された」という記録を残しているという。

しかし3世紀にあった史実を、14世紀にあったと仮定して該当シーンを入れるには、無理があるのではないかという意見が多い。

この投稿について、ネットユーザーは「PDも同じ仲間だったね」「面白いと思って観てたのに、これは知らなかった」「なぜ中国の外史を韓国の歴史のように入れたんだ」「それなら中国時代劇を撮ればいいじゃん、韓国時代劇を撮らずにさ」「11世紀も過ぎた事の蓋然性は?」という反応を見せた。

『六龍が飛ぶ』はシン・ギョンスPDとイ・ジョンフンPDが演出したのではなく、『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』『善徳女王(2009)』『根の深い木 -世宗大王の誓い-(邦題:2011)』などを執筆したキム・ヨンヒョン作家と、パク・サンヨン作家が共同で脚本を手掛けた作品だ。

全50話で作られたこの作品は、太宗イ・バンウォンの幼少時代から、王になるまでの展開を中心に、朝鮮建国を欲する6人の物語を扱い、韓国放送大賞長編ドラマ部門の作品賞を受賞した。

写真はイメージです

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韓国の時代劇は、日本の時代劇のそれとは少し毛色が違う。韓国時代劇によく用いられるキーワードとして”フュージョン”があるが、これは歴史を基にしながらも、事実にとらわれず自由な作品作りを最優先にしているからとも言われている。

時代背景はあくまでも素材の一つであり、ドラマを通して伝えたい事は他にあるという事だ。

ドラマを”エンターテインメント”と受け入れ楽しむか問題とするかは、視聴者に委ねられている。

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