- キム・スヒョン&キム・ジウォンが主演を務める『涙の女王』(tvN/2024)が、3月9日に初回放送を迎えた。
- 脚本を務めたパク・ジウン作家も注目を浴びており、本作をきっかけに過去の盗作疑惑が韓国のネット上で話題に。
- 『星から来たあなた』(SBS/2013)に始まり、日本でも大ヒットした『愛の不時着』(tvN/2019)まで、韓ドラ界の第一線で活躍し続けているパク・ジウン作家への絶えない雑音を振り返る。
![新作ドラマ『涙の女王』は、3月9日に初回放送を迎えた](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2024/03/korean-screenwriter-Park-Jieun-news-1-715x1024.jpg)
3月9日に初回放送を迎えた新作ドラマ『涙の女王』(画像出典:tvN)
3月9日、新作ドラマ『涙の女王』(tvN/2024)が初回放送を迎えた。
キム・スヒョン&キム・ジウォン主演作品として、制作発表の段階から熱い視線を浴びていた本作。第1話では視聴率5.8%、第2話では8.6%を記録して順調なスタートを切った。
さすがトップスター、話題性だけでなく数字まで味方にする実力を持っているようだ。本国では、幸先のよい滑り出しを取り上げ、彼らの熱演を高く評価するメディアが登場するなど大ヒットを予感させている。
そんななか、主演の2人以外にも注目を浴びている人物が。脚本を務めたパク・ジウン作家だ。
韓国はもちろん世界中の韓ドラファンを長年虜にしてきた彼女。『愛の不時着』(tvN/2019)を手掛けた脚本家といえばピンとくる人もいるのではないだろうか。日本では第4次韓流ブームの立役者とされ、素晴らしい功績を残したことで知られる。
しかし母国ではイメージが少々異なる様子。偉大な脚本家として多くのファンを持つ一方で、“盗作疑惑のあった人物”として雑音が絶えない。
今まさにその状況で、『涙の女王』が呼び水となり、すでに解決した過去の話を掘り返して新作ドラマの人気に水を差すような投稿がちらほら上がっている。
![『星から来たあなた』](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2024/03/korean-screenwriter-Park-Jieun-news-2.webp)
『星から来たあなた』(画像出典:SBS)
彼女が最初に疑われた作品は、中華圏を中心に空前のシンドロームを巻き起こした『星から来たあなた』(SBS/2013)。
少女漫画『ソルヒ』のカン作家が、『ソルヒ』の一部設定を盗んでいると主張して議論が勃発した。最終的には和解しカン作家が告訴を取り下げたものの、その影響だろうか物語序盤の伏線が回収されず最終回を迎えることに。
![『青い海の伝説』](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2024/03/korean-screenwriter-Park-Jieun-news-3-e1710144185290.webp)
『青い海の伝説』(画像出典:SBS)
その次は、イ・ミンホ&チョン・ジヒョン主演の『青い海の伝説』(SBS/2016)だった。自身のシナリオ『真珠採り:亥月夜 海の伝説』を盗作して著作権を侵害したと主張するパク・ギヒョン作家が、著作権法違反容疑でパク・ジウン作家を告訴したのだ。
しかし、そもそもシナリオは限定的に公開されており、パク・ジウン作家を含めたドラマ制作者側がその存在を知っていた可能性は極めて低く、ストーリーも人魚と人間の恋という素材以外に共通点がみられないことから嫌疑なしで終結した。
![『愛の不時着』](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2024/03/korean-screenwriter-Park-Jieun-news-4.webp)
『愛の不時着』(画像出典:tvN)
そして最後は、『愛の不時着』(tvN/2019)。放送作家志望のAさんが、公募展に出品した自身の作品とシノプシスが同じであるとし、パク・ジウン作家の所属事務所に問い合わせをしたのがきかっけで大事に発展。
回答を求めたわけだが、作家側はすぐさまAさんを相手取って訴訟を起こすことに。オンライン上にはこの一連の過程を記したAさんの投稿が出回り、真実に関係なく弱者を擁護する人たちが現れて、パク・ジウン作家は瞬く間に窮地に追い込まれてしまった。
Aさんの主張が感情的で家族の健康の悪化を持ち出すなどお涙頂戴感が否めない点などを挙げ、信憑性に欠けるとの意見もあったが、またしてもネガティブなニュースの主役になってしまったパク・ジウン作家。“盗作”というワードがどうしてもチラついてしまうように。
とはいえ、大多数が彼女の紡ぎ出すセリフにパク・ジウン作品の魅力を感じており、映画とは違い1作が長いドラマの性質上、様々な要素を盛り込んだ結果ストーリーが少し似てしまうこともあるかもしれないがあくまでポイントはセリフにあるとし、盗作とは言えないという見方をしている。
度重なる疑惑に巻き込まれてもなお、多くのファンを持ちドラマ界で活躍し続けているパク・ジウン作家。彼女が世に送り出すドラマに魅了されている人は想像以上に多いようだ。
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