• 最近、第一子が誕生したことを発表した俳優ソン・ジュンギ。
  • ところが、喜ばしいニュースで話題になったのも束の間、インタビューでのある発言を巡って議論が浮上。
  • 彼の発言は、結婚、出産などによってキャリアストップを余儀なくされる女性たちを敵に回してしまったようだ。
最近、息子が誕生したことを発表したソン・ジュン

最近、息子が誕生したことを発表したソン・ジュンギ (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

最近息子が生まれ、パパになった俳優ソン・ジュンギの発言が、話題となっている。

しかし、“話題”とは言っても、良くない意味で注目を集めている状況‥。

どうやら彼が、中国メディアとのインタビューで語った内容が、物議を醸してしまったようだ。

そのインタビューとは、彼の妻が出産する前に行われたもので、ソン・ジュンギは、これから父親になる心境などを明かしている。

彼は「(父親になるのは)僕の人生で一番大きな出来事」とし、「いつも父親になることを夢見た。僕も父を本当に愛し、父に一番良い影響を受けた。幼い頃から“父のように、良い父親にならなければ”と思った」と告白した。

そして「幸せなことだが、父親になるのが怖い」「妻といつも“僕が良い父親になれるだろうか?”と話す」と打ち明けた。

ところがここで「芸能界で父親、夫になるということは、“働き口を失う”ということを意味したりもする。赤ちゃんを産み、女性と結婚するのは、だんだんこの業界で職を失っているように見える」と発言。

続けて「でも僕は怖くはない。いつも家庭は仕事より大切。僕は自分の仕事を愛し、自分自身と家族のために努力する。僕は良い俳優と良い人になれるし、良い父親、良い夫、良い息子になれる」と自身の考えを説明した。

世間の反応があまりよろしくないのは、「結婚と出産は仕事を失う」といった主旨の発言。

これを巡って、韓国ネットでは議論が勃発し、ネットユーザーからは「軽率な発言」「これまで子どもが産まれても、よく活動するトップスターたちをどう説明するのか?」「結婚・離婚歴があっても、良い作品を作ってきたのに‥」と様々な反応が上がっている。

たしかに、結婚し、“良きパパ”のイメージがある俳優が恋愛ドラマの主演をやり、以前と変わらぬ人気を得られるかと言えば、それはなかなか難しいだろう。

俳優から家庭の“におい”が漂ってしまえば、視聴者のドラマ没入度が下がる恐れもあるからだ。

しかし、ネットユーザーらは「高いギャラをもらう、超人気スターが語る言葉ではない」「すでに恵まれた人が弱音を吐いてもね‥」と、彼の発言に批判的な反応を見せる。

さらに、女性たちからは「直接出産する女優でもないのに、男性俳優がこのような話をするのは理解できない」といった意見も。

俳優の結婚や育児など私生活を想像させる話題は、世間一般のイメージや人気に少なからず影響を与えるため、演じる役柄の幅が狭くなったり、これまでと違って作品選びが難しくなることが予想される。

しかし、女性に比べて、結婚、出産や育児などによるキャリアストップが少ない男性の発言としては、「女性に対する配慮が足りなかった」と指摘する声も多い。

また現在、出生率低下が深刻な韓国では、2022年の合計特殊出生率が「0.78」と過去最低を記録。

ますます少子高齢化が進んでいる状況で、人気俳優の「結婚と出産は仕事を失う」という発言は、ネガティブな意見として受け入れられる恐れもあるようだ。

息子が誕生し、韓国だけではなく海外ファンからも祝福を受けたソン・ジュンギ。

彼の喜ばしいニュースは、残念ながら、自身の発言を巡る議論でかき消されてしまっている。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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