- 韓国ドラマには無名の役者が登場し、優れた演技力で一躍脚光を浴びることがある。
- 多くの場合、ミュージカルや舞台ですでに実力を磨いてきた実力派たちだ。
- ドラマ界にすい星のごとく現れ、一気にその名を世間に知らしめた彼ら彼女らの活躍を一部紹介する。
韓ドラ界では時折、無名の役者が重要な役柄に抜擢されスポットライトを浴びることがある。
お茶の間では、名前どころか顔も知られていないような彼ら彼女らだが、なぜか演技は安定感抜群。長年に渡り名脇役として名を馳せてきたかのような姿で視聴者を驚かす。
いきなり見慣れない顔が登場すると、誰なのかが気になりドラマへの没入が阻害されがちなもの。しかし「誰だろう‥」と思ったのも束の間、高い演技力で一瞬にして見る者を物語へと引き戻す実力を持ち、一躍その名を世間に知らしめる。
実はそんな役者の多くが全くの無名ではなく、ミュージカルや舞台で実力を磨いてきた人たち。演技力がすでに保証されている面々がほとんどだ。
本記事では、そんな「初めて見る顔だけど演技上手いね!」と、思わず感心してしまう実力派で、最近脚光を浴びた5人を紹介する。
キム・ソニョン
キム・ソニョンは、『キング・ザ・ランド』(JTBC/Netflix)に出演中。ジュノ(2PM)扮するキンググループの御曹司ク・ウォンの姉ク・ファラン役で、視聴者から熱い視線を浴びている女優だ。

『キング・ザ・ランド』に出演中のキム・ソニョン(画像出典:JTBC)
弟に相続権を奪われまいと顔を合わせるたびにけん制、ク・ウォンが戦意を失うような嫌味を連発するのだが、決して声を荒げることなく穏やかに畳みかけていく。見た目の優雅さとセリフのギャップが余計に怖さを増し、強烈なキャラクターで物語を盛り上げている。
1999年にミュージカルでデビューして以降、『キング・ザ・ランド』に携わるまでその道1本で活動してきたキム・ソニョン。
韓国を代表するミュージカル女優の1人として知られ、ファンの間では”女王”と言われるほど認知度が高く、演技の幅が広いことでも有名だ。
実力の高さは受賞歴でも証明されており、ミュージカルで素晴らしい演技を披露したことを称える複数の授賞式で、なんと人気スター賞や主演女優賞など、幾度となくトロフィーを手にしてきた。
チェ・ジェリム
6月19日に放送がスタートしたキム・テヒ&イム・ジヨン主演の『庭のある家』(genie TV)で、早くも注目を集めているのがチェ・ジェリム。
イム・ジヨン扮する妻チュ・サンウンに暴力をふるうDV夫キム・ユンボム役で、不気味なまでの演技を披露し話題だ。

『庭のある家』に出演中のチェ・ジェリム(画像出典:STUDIO GENIE)
昨年放送された『グリーン・マザーズ・クラブ』(JTBC/2022)では、純情な性格で仕事熱心な刑事役に扮していたが、『庭のある家』では全くの別の顔を見せている。
そんな彼は、2009年にミュージカルでデビューして以降、演劇やオペラにも挑戦、幅広い分野で活躍してきた役者だ。
188cmという目を引く高身長に加え、発声と発音も優れていることから舞台映えし、演技と歌まで完璧。ミュージカルファンの間ではチケット代が惜しくない俳優として知られている。
キム・ヒオラ
キム・ヒオラは、昨年末から今年にかけ大きな話題をさらった『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』シリーズ(Netflix/2022/2023)に出演していた女優。
主人公ムン・ドンウン(ソン・ヘギョ扮)をいじめた加害者グループの1人で、麻薬とアルコール依存症の画家イ・サラ役を熱演、常軌を逸した演技を披露した。

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』シリーズで注目を浴びたキム・ヒオラ(画像出典:Netflix Korea)
その他『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(ENA/2022)では、母性に満ちた脱北女性役で特別出演。ド・ギョンス主演の『真剣勝負』(KBS2/2022)や、絶妙な心理戦と手に汗握る展開が好評を得た『怪物』(JTBC/2021)などにも携わり、2021年以降ドラマ界で活躍している。
お茶の間には、『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』が名を知らせるきっかけとなったが、すでに舞台では有名な人物だった彼女。
2009年にミュージカルデビューして以降、毎年複数作品に出演し、2014年には演劇界にも進出。現在はそこにドラマが加わり、より一層華やかな活動を繰り広げている。
ホ・ドンウォン
ホ・ドンウォンは2007年に舞台に初めて立ち、演劇界で活躍する中、2014年にスクリーンとドラマデビューを同時に果たした。

『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』シリーズに出演したホ・ドンウォン(画像出典:Netflix Korea)
そして2017年公開の映画『犯罪都市』で、個性あふれる刑事役の演技を披露して世間に知られるように。
翌年からは、お茶の間とスクリーンで彼を見る機会が一気に増え、着実にフィルモグラフィーを更新。
ドラマには『椿の花咲く頃』(KBS2/2019)や『ザ・キング:永遠の君主』(SBS/2020)、『イカゲーム』(Netflix/2021)、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』など、話題作に多数出演しており、『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』シリーズで演じた小児性愛者の小学校教師役が特に注目を浴びることに。
笑顔で話しかけてくるのだが、どこか薄気味悪さを感じさせるおかっぱ頭のチュ先生を覚えている韓ドラファンは多いだろう。
パク・ガンヒョン
6月26日にスタートしたオク・テギョン(2PM)主演の『ハートビート』(KBS2)で、初回放送からすでに視聴者に強い印象を残したパク・ガンヒョン。

『ハートビート』で初回放送から視聴者に強い印象を残したパク・ガンヒョン(画像出典:WEMAD、MONSTER UNION)
劇中、手掛けた店がホットプレイスになると若者たちの間で噂される、不動産賃貸とコンサルティング会社の代表シン・ドシク役に扮し、気さくで思いやりのあるキャラクターを描き出している。
まだ1話しか放送されていないが(6月26日現在)、今後さらに物語を盛り上げてくれるのではないかと期待されている状況だ。
そんな彼は本作がドラマ初出演作品、2015年から現在まで主にミュージカル界で活躍しており、台本に忠実ながらも演じる役の年齢やイメージにとらわれないキャラクター像を作り出すのが得意。
高い演技力を称える数々の授賞式で、新人賞をはじめ助演男優賞、主演男優賞を手にするなど、実力の高さがお墨付きの役者だ。
***
ミュージカル俳優らがドラマに起用される理由には、すでに保証された演技力に加え、お茶の間ではまだニューフェイスだという新鮮さが魅力だと言われている。
なぜなら、脇役を演じる役者の定番化により、役がかぶり視聴者の混乱を招いていることが度々議論となってきたから。
重要なポジションの役でも安心して任せられる彼ら彼女らの存在は、制作者側にとって大きいようだ。
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