• 秋といえば、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋など、人それぞれの楽しみ方ができる季節。
  • 韓国では9月に日本のお盆にあたる「秋夕(チュソク)」があるが、今年は例年とは異なり、秋夕のおすすめラインナップに“ミュージカル”が浮上した。
  • それは、俳優パク・ボゴムによる影響が大きく、彼のミュージカル初挑戦が今、大きな話題になっている。
初のミュージカルに挑戦中のパク・ボゴム

初のミュージカルに挑戦中のパク・ボゴム (画像出典:ミュージカル『Let me fly』X ※旧Twitter)

すっかり秋らしい気温になってきた今日この頃。韓国では、9月に日本のお盆にあたる「秋夕(チュソク)」と呼ばれる連休があった。

この期間は、日本と同じように、実家に帰って家族と過ごしたり、旅行に出かけたり、映画館に新作を観に行ったり、テレビでは特別番組が放送されたりと、思い思いの楽しみ方で秋夕を過ごす。

今年(2023年)は、土日と祝日を合わせて、実質9月28日から10月3日までの6日間が秋夕連休となった。

そんな秋夕におすすめのラインナップとして、今年は例年とは異なり、韓国マスコミの報道にあまり見慣れないジャンルが加わった。

それは、ミュージカルや、パンソリ(韓国の伝統芸能)の魅力に触れられる唱劇、演劇、音楽会やバレエなど、芸術の秋にぴったりの分野。中でも今年は、ミュージカルの紹介が目立つ。

その中心にいたのが、俳優パク・ボゴム。実は彼は今、初めてのミュージカル公演の真っ最中なのだ。

韓国では、パク・ボゴムというスター俳優の出演が「ミュージカル」自体のフェーズを押し上げ、注目を集めている。

ミュージカル『Let me fly』

パク・ボゴム出演ミュージカル『Let me fly』(画像出典:ミュージカル『Let me fly』X ※旧Twitter)

9月26日、秋夕よりも一足早く、パク・ボゴム出演のミュージカル『Let me fly』が開幕した。

このミュージカルは、アポロ11号が月に向かった1969年を舞台にした時間旅行の物語で、一人の青年が未来にタイムスリップし、突然70歳の老人になってしまうという設定。

パク・ボゴムは、主人公「青年ナムウォン役」を演じるトリプルキャストの1人として出演している。

ナムウォンは、満月が明るく輝く夜、一通の手紙を受け取り、ファッションデザイナーという夢に一歩近づいた。

しかし、だんだんと大きくなる月に驚いて倒れてしまい、目を覚ますとそこは2020年の世界。愛する女性ジョンブンとの素敵な明日を夢見ていた彼が、なんとか過去に戻ろうと奮闘する様子が描かれる。

韓国では、2022年3月に初演されたミュージカルで、ストーリーや作品性が高く評価された作品でもある。

(関連記事)浦島太郎とアポロ11号・・パク・ボゴム 出演検討中のミュージカルとは

劇中で、パク・ボゴム(左)は青年ナムウォンを演じている

劇中で、パク・ボゴムは青年ナムウォンを演じている (画像出典:ミュージカル『Let me fly』X ※旧Twitter)

今回ミュージカルデビューを果たしたパク・ボゴムは、もともと歌手志望。ドラマのOSTでも証明している通り、演技だけではなく、歌の実力も十分に兼ね備えている。

また彼は、明知(ミョンジ)大学のミュージカル学部を卒業している。

学業にも誠実に取り組んだパク・ボゴムは、学校の公演にスタッフとして参加することもあったという。

在学当時はミュージカルの演出も務め、卒業公演『ヘアスプレー』では音楽監督を務めている。

そして今回、機会があれば挑戦したいと語っていたミュージカルの舞台に立ち、新しい一面を披露している、パク・ボゴム。

ミュージカル『Let me fly』は、彼の歌声と演技を目の前で堪能できるとあって、早くも話題沸騰中。

公演期間は9月26日から12月10日までで、計100回の公演を予定。

しかし、ソウル大学路の公演会場は400席余りと小規模のため、パク・ボゴム出演回のチケットは、かなりの争奪戦となっている状況だ。

韓国メディアがおすすめした秋夕に観劇できた方は、かなりの強運の持ち主だったに違いない。

『Let me fly』(動画出典:YouTube ミュージカル『Let me fly』)

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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