秋まで走れる長編から気軽に楽しむフュージョンまで！8月CSで放送予定の韓ドラ時代劇 6選

韓国ドラマはOTTやVODから視聴する人が増えたが、中にはテレビ派もいるはず。
そこで本記事では、8月からCSで楽しめる作品で人気ジャンルである時代劇に絞って6作ご紹介。
長編ものの本格的時代劇から、若手俳優が登場し比較的気軽に観られるフュージョンものまで幅広いラインナップだ。

韓国ドラマをOTTやVODで視聴している人は多い。

しかし中には、テレビで楽しんでいるというドラマファンもいるのではないだろうか。

そこで本記事では、8月からCSで放送される予定の作品を、根強い人気を誇る時代劇に限定して6つ紹介する。

秋まで長い期間堪能できる長編ものから、サクッと気軽に韓ドラ時代劇の魅力を味わえるフュージョンものまで、幅広いラインアップとなっている。

次に何を観ようかお悩みなら、ぜひ作品選びの参考にしていただきたい。

広開土太王 (2011)

4世紀から5世紀に実在し、韓国で初めて大陸まで領土を拡大した高句麗(コグリョ)第19代王・広開土王の一代記。

『結婚作詞離婚作曲』シリーズ(2021)で好演を繰り広げたイ・テゴンが広開土王役に扮し、男性美漂うカリスマ溢れる演技で多くの視聴者を魅了した作品だ。キム・スンスやイム・ホなど錚々たる役者陣の熱演も見逃せない。

また韓国放送当時、派手な特殊効果や大規模CGが称賛を得たドラマで、クオリティーの高さが見どころの1つ。小規模の戦いやアクションシーンはもちろん、大規模な戦闘シーンまで文句のつけようがない演出が高い評価を得た。

『広開土太王』(画像出典：KBS)

●テレビ局：KBS WORLD
●放送開始日：8月3日
●話数：全92話

朝鮮弁護士 (2023)

両親を殺害した敵に裁判で復讐する朝鮮時代の弁護士“外知部”を描いた、愉快で爽快感たっぷりのフュージョン法廷リベンジ時代劇。

真の復讐は合法的な手段で行うから価値があるとし、民のために弁護士として成長していく主人公の姿が描かれている。

『偉大な誘惑者』(MBC/2018)をはじめ、最近では『ブラッドハウンド』(Netflix/2023)に出演し日本でも大きな注目を浴びたウ・ドファンが男性主人公を、『二十五、二十一』(tvN/2022)でフェンシング選手に扮したボナ(宇宙少女)がヒロインを担当し、2人の恋の行方も視聴ポイントの1つだ。

『朝鮮弁護士』(画像出典：MBC)

●テレビ局：KNTV
●放送開始日：8月19日
●話数：全16話

朝鮮弁護士

私の国 (2019)

高麗末期から朝鮮建国期を背景に、理想とする“私の国”を巡って奮闘、信念を貫いた若者の切ない恋と熱い友情を描いたロマンスアクション時代劇。

主人公ソ・フィに扮し、史劇初挑戦にもかかわらず堂々たる演技を披露したヤン・セジョンをはじめ、ソ・フィの親友で理想の国を作るため彼と対立するナム・ソノ役を演じたウ・ドファンの熱演が好評を得た作品だ。

またベテラン俳優チャン・ヒョクは、野心家として知られるイ・バンウォンを多彩な魅力で表現、立体的なキャラクターを描き出してさすがとしか言いようのない実力を見せつけている。

『私の国』(画像出典：JTBC)

●テレビ局：KNTV
●放送開始日：8月20日
●話数：全16話

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私の国

御史(オサ)とジョイ～朝鮮捜査ショー～ (2021)

科挙に首席合格し成り行きで*暗行御史になってしまった、外見だけは立派な美食家の坊っちゃんと、幸せを探して突き進む朝鮮時代の棄別婦人(離婚した女性)の“陽気なコミックカップル捜査劇”だ。
*暗行御史: 李氏朝鮮において、地方官の監察を秘密裏に行った国王直属の官吏。(Wikipedia引用)

出世を面倒くさく思い、関心があるのは食だけの公務員ラ・イアンをテギョン(2PM)が演じ、儒教を重んじる朝鮮で「離婚することもある」と考える現実主義者キム・ジョイをキム・へユンが担当。

ひょんな出来事をきっかけに出会った2人の恋の行方と、協力して悪に立ち向かう爽快な物語となっている。

『御史(オサ)とジョイ～朝鮮捜査ショー～』(画像出典：tvN)

●テレビ局：アジアドラマチックTV
●放送開始日：8月12日
●話数：全16話

御史(オサ)とジョイ～朝鮮捜査ショー～

ホン・チョンギ (2021)

架空の時代であるタン王朝を舞台に、盲目で生まれた女性絵師ホン・チョンギと、星を読む能力のある赤い目の男ハラムが描くファンタジーロマンス時代劇。

悪縁と因縁、生と死の間で運命の赤い糸によって出会いと別れを繰り返す男女の感動的な物語で、ホン・チョンギをキム・ユジョンが、ハ・ラムをアン・ヒョソプが担当し、その熱演ぶりは『2021 SBS演技大賞』のファンタジー部門で最優秀演技賞に輝いたほど。

大ヒット作『社内お見合い』(SBS/2022)で見せた顔とは一味異なるアン・ヒョソプをはじめ、逆境に屈することなく常に努力する女性像を描き出したキム・ユジョンの演技は、一見の価値あり。

違和感がなく凝ったCGにも高い評価が集まった作品だ。

『ホン・チョンギ』(画像出典:SBS)

●テレビ局：アジアドラマチックTV
●放送開始日：8月13日
●話数：全16話

ホン・チョンギ

善徳女王 (2009)

韓国初の女帝で新羅第27代王の善徳(ソンドク)女王が、その座に上りつめるまでの過程をフィクションを交えて描いた、韓ドラ史に残る名作の1つ。

『宮廷女官チャングムの誓い』(MBC/2003)のキム・ヨンヒョン作家と、『根の深い木～世宗大王の誓い～』(SBS/2011)のパク・サンヨン作家が脚本を務め、『朱蒙』(MBC/2006)のキム・グンホン助監督と、『ニューハート』(MBC/2007)のパク・ホンギュン監督が演出を担当し、豪華制作陣が手掛けた作品として放送当時大きな話題を呼んだ。

またイ・ヨウォンが主人公の善徳女王を。卓越した政治感覚と美貌を武器に新羅を牛耳り、夫を王にするために策略を巡らせる悪女ミシル役をコ・ヒョンジョンが熱演。長編作品だが、役者の卓越した演技力と骨太のストーリー、細部にまでこだわった演出により、つい続きが気になり最後まで観てしまう魅力がある作品だ。