• ベテラン俳優のキム・ウンスが2023年公開予定の『星たちに聞いてみて』の製作費が「韓国ドラマ史上最高額」だと明かした。
  • ここ数年の韓国ドラマの製作費の高騰は著しい。
  • 本記事では、製作費が高額だとされている韓国ドラマをランキング形式で10位までご紹介!
宇宙を背景にする新作韓国ドラマ『星たちに聞いてみて』

宇宙を背景にする新作韓国ドラマ『星たちに聞いてみて』(画像出典:キーイースト)

世界的なヒット連発中!

韓国ドラマの製作費が高騰を続けていることが話題となっています。

2023年5月3日、韓国MBCのバラエティ番組『ラジオスター』に出演したベテラン俳優のキム・ウンスは、最近撮影を終えたドラマについて「韓国ドラマ史上最高の製作費」と明かしました。

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ドラマ名は伏せられたものの「コン・ヒョジンとイ・ミンホ主演の宇宙をテーマにしたドラマ」と言えば、tvNが2023年上半期に公開を予定している『星たちに聞いてみて』を置いて他には無いでしょう。

『星たちに聞いてみて』は約5年もの製作準備期間をかけ、製作費が500億ウォンにも達すると言われていることからも、世界中の韓ドラファンの注目を集めている作品。

韓国ドラマの製作費は正確に公表されているものではなく、『ラジオスター』が気楽な雰囲気の番組であることからも正確な額の推測は難しいようです。

しかし今回のキム・ウンスのコメントから、500億ウォンをさらに超えているのではないかとも噂されているようです。

韓国メディアの取材によって分かっている情報だけでも、ここ数年で韓国ドラマの製作費は100億ウォン単位で上がっていることが知られています。

もはや製作費200億ウォンのテレビドラマも珍しくないレベルに。

お金がかかっているから最高のドラマが出来上がるとは必ずしも言えませんが、視聴者の立場から見れば、製作費がそのまま期待値に繋がっているとは言えるでしょう。

そこで本記事では、韓国メディア等の取材によって分かっている情報から、既に公開された韓国ドラマの中で製作費が高額だとされているドラマを調査。

ランキング形式でトップ10をご紹介します!

10位:Sweet Home -俺と世界の絶望-

●製作費:推定300億ウォン

『Sweet Home -俺と世界の絶望-』(画像出典:Netflix Korea FaceBook)

全10話構成で1話あたり約2億円が投じられたというホラーサスペンスドラマ。

CG等の特殊効果を駆使してモンスターを表現することで映画顔負けのスペクタクルを表現しました。

2023年にシーズン2、3を制作することが発表されており、前作以上の映像表現も期待されています。

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9位:智異山〈チリサン〉(2021)

●製作費:推定300億ウォン

『智異山』(画像出典:tvN)

全16話構成。チョン・ジヒョンを始めとした豪華な俳優陣を揃えたキャスティングと、BTSジンがソロでOST参加したことも話題となりました。

主演のチョン・ジヒョンのキャスティングだけで1話あたり2億ウォンとも。

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8位:ザ・キング:永遠の君主(2020)

●製作費:推定320億ウォン

『ザ・キング:永遠の君主』(画像出典:ザ・キング公式HP)

全16話構成。こちらも、『智異山〈チリサン〉』と同様にキャスティングに力を入れた作品。

韓国のトップギャランティ俳優イ・ミンホ、『トッケビ』のキム・ゴウン、ヒット作メーカーの脚本家キム・ゴウンと、”間違いない”豪華なメンバーで制作されました。

あまりの期待値の高さに当初は酷評もあったようですが、主演のイ・ミンホは本作でSBS演技大賞の最優秀演技賞を受賞。

7位:ナルコの神(2022)

●製作費:推定350億ウォン

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『ナルコの神』(画像出典:Netflix Korea 公式Twitter)

全6話構成。単純計算で1話あたり約58億ウォンという驚異の製作費を誇る本作。

実話をもとにしているというストーリーをリアルに見せるために揃えられたファン・ジョンミンやハ・ジョンウといった演技派の映画俳優たちがキャスティングされました。

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6位:不滅の李舜臣〈イ・スンシン〉(2004)

●製作費:推定350~400億ウォン

『不滅の李舜臣〈イ・スンシン〉』(画像出典:KBS)

全104話構成。ここまで1話あたりに映画レベルの額を投資する作品が続きましたが、こちらの作品は長編大河ドラマ。

海戦のシーンには約70億ウォンもの製作費が投じられたことからも、2000年代の正統派史劇全盛期の勢いを感じる一作。

5位:淵蓋蘇文~ヨンゲソムン~(2007)

●製作費:推定400億ウォン

『淵蓋蘇文~ヨンゲソムン~』(画像出典:SBS)

全100話構成。SBSが放送した超大作時代劇。3万坪という想像し難い規模のオープンセットには城や王宮が建設され、壮大なスケールで再現。

100話という長編ながら、常に20%前後の視聴率をキープし続けた人気作です。

4位:還魂(2022)

●製作費:推定400ウォン

『還魂』(画像出典:tvN)

全30話構成。「大湖国」という架空の国をCGで作り上げた映像美が評価されたシーズン1の好評を受けてシーズン2が制作され、30話という大作となりました。

CG等の特殊効果に費用をかけ、魔法表現や映画顔負けのアクションシーンが見どころ。

3位:ミスター・サンシャイン(2018)

●製作費:推定430億ウォン

『ミスター・サンシャイン』(画像出典:CJ ENM)

全24回構成。イ・ビョンホンが9年ぶりにドラマ出演および主演を務めたことでも話題になったシンドローム級の大ヒットドラマ。

当時ネットフリックスから異例の巨額投資を得て制作されたヒューマンドラマで、当時としてはまだ珍しかった、韓国での放送と同時に世界配信を行った作品でもあります。韓国ドラマが本格的にグローバルコンテンツとなる基礎を作った作品とも。

2位:太王四神記(2007)

●製作費:推定430億ウォン

『太王四神記』(画像出典:MBC)

全24話構成。当時韓国のテレビドラマでファンタジージャンルやCGをふんだんに使用した作品は珍しく、それまでのドラマ製作費を大幅に塗り替えて制作された点でも注目されました。

済州島にロケ地を建設するために投じられた建設費等は製作費には含まれないため、全てを含めると*1,000億ウォンを超えるという規格外の作品。

*観光地助成という目的もあったため、制作費には反映されないという。

ロケ地は『パークサザンランド』として2012年まで一般公開されました。

1位:アスダル年代記(2019)

●製作費:推定550億ウォン

『アスダル年代記』(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:tvN)

全18話構成。ソン・ジュンギ、チャン・ドンゴンといった豪華なキャストに加え、古代の王国を再現するために海外ロケや巨大なセットも建設され、圧倒的なスケールと映像美で作りあげました。

2023年にはイ・ジュンギ、シン・セギョンがキャストに加わるシーズン2の公開が予定されており韓ドラファンの期待を集めています。

冒頭に登場した『星たちに聞いてみて』と共に、2023年は製作費もスケールの大きい作品が揃い踏みする予感。

小原 エリ

Kカルチャーの新鮮な情報を、身近な言葉でシンプルにお伝えできるように頑張っています。主にまとめ記事を担当。新しいK-POPや韓国ドラマとの出会いのきっかけを作れると嬉しいです

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