- 一時は韓国ドラマの定番とされていた御曹司と平凡な女の子の恋を描いたドラマが、近年減少しつつある。
- 『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』などの復讐ものや、『財閥家の末息子』などといった人生リセット系の作品が、台頭している状況だ。
- その理由を一部紹介し、いまだ根強い人気を誇るシンデレラストーリーを5つ紹介する。

韓ドラ「シンデレラストーリー」が消えつつある?(画像出典:Pexels)
韓国ドラマのお家芸、“シンデレラストーリー”を描いたドラマが絶滅の危機に瀕している。
王子様を彷彿とさせるお金持ちの御曹司と、平凡な女の子が恋に落ちる物語。長きに渡り支持されてきた、ロマンスジャンルにおける王道パターンだ。
しかしここ数年の間に激減し、2022年には唯一『社内お見合い』(SBS)がヒットしたが、以降話題作はおろか制作自体がされていない状況。
それは、数多くの韓国ドラマを取り扱うNetflix(ネットフリックス)を見ても歴然で、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』をはじめ『クイーンメーカー』や『医師チャ・ジョンスク』など、女優が劇を引っ張る作品が台頭し、イケメン俳優が主人公の少女漫画のような作品は、視聴ランキングや新作ラインナップから姿を消している。
ではなぜこのような歩みを見せているのだろうか。要因は複数あると言われているが、その1つが視聴者層の変化。
近年、未婚世代のテレビ離れが加速し、40~50代の主婦層をターゲットにした作品作りが行われるように。戦略を変更したことでV字回復したJTBCがその好例だ。
また、ウェブ漫画が原作のドラマが増えているのも深く関係している。
その多くが転生などを描いた人生リセット系の人気作。昨年映像化され話題となった『財閥家の末息子』(JTBC)や、『アゲイン・マイ・ライフ』(SBS)、『ゴールデンスプーン』(MBC)もそうだった。
韓国の国民性と言われている自己憐憫や、自分が置かれている状況を好転させたいという欲求を以前はシンデレラストーリーで表現してきたが、どうやらその手段が変化しているよう。
自身の人生を自ら切り開くイメージの強い復讐ものと合わせて、人生をやり直す内容の作品で、ドラマファンを楽しませている。
とはいえ、王子様のような主人公と平凡なヒロインのラブストーリーには、根強いファンがいるのが事実。
そこで本記事では、シンデレラストーリーロスになっている人におすすめの作品を5つご紹介。
現実にはありえないと分かっていても、ついときめいてしまうラインナップになっている。
パリの恋人 (2004)
パリを舞台に、一文無しになった留学中のヒロイン、カン・テヨン(キム・ジョンウン扮)と、白馬の王子様のような財閥の御曹司ハン・ギジュ(パク・シニャン扮)が恋に落ちる物語。
そこに、ハンサムな男性ユン・スヒョク(イ・ドンゴン扮)が加わり、絶妙な三角関係がストーリーを盛り上げる。
本国で最高視聴率56%を記録し、”2004年の最高傑作”と言われた名作で、日本でも放送され、ロマンチックなセリフやシチュエーション、キスシーンなどが大きな話題となった。

『パリの恋人』(画像出典:SBS)
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・U-NEXT
・Rakuten TV
パリの恋人
花より男子~Boys Over Flowers (2009)
平凡な家庭の女子高生ジャンディ(ク・ヘソン扮)が、ある出来事をきかっけに富裕層の子息・息女が通う高校に通うことになり、学校を牛耳っている“F4(Flower4)”と呼ばれる“花の美男子”たちとぶつかりながら繰り広げる、笑いと涙の青春ラブストーリー。
男性ヒロインのク・ジュンピョを演じたイ・ミンホが、一躍韓流スターにのし上がった作品で、彼のツンデレキャラが多くの女性視聴者を虜にした。

『花より男子~Boys Over Flowers』(画像出典:KBS2)
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・Netflix
・Amazon Prime Video
・Rakuten TV
・FOD
・Hulu
花より男子~Boys Over Flowers
宮~Love in Palace (2006)
ミリオンセラーとなった韓国の漫画を原作としたドラマで、“もしも、現代の韓国に皇室制度が残っていたら‥?”という斬新な設定が特徴。
一般家庭で育った女子高生チェギョン(ユン・ウネ扮)が、祖父と先代の皇帝の間で交わされた約束によって王室に嫁ぎ、許嫁で皇太子のイ・シン(チュ・ジフン扮)に惹かれるようになる王宮ラブロマンス。
誰もが羨むシンデレラストーリー要素が好評で、出演者はほぼ無名の新人ばかりだったにも関わらず、本編が4話追加されるなど異例のブームを巻き起こした。

『宮~Love in Palace』(画像出典:MBC)
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・Amazon Prime Video
・Rakuten TV
・Hulu
・Netflix
・U-NEXT
・FOD
宮~Love in Palace
相続者たち (2013)
逃れられない宿命を背負った高校生の恋愛と友情を描いた、甘く切ない青春トレンディードラマ。
財閥“帝国グループ”の御曹司キム・タン役をイ・ミンホが、貧しい家庭に生まれ、ひょんなことがきっかけで富裕層の子息が通う高校の生徒となるチャ・ウンサン役をパク・シネが務めた。キム・タンの元親友で、チャ・ウンサンに想いを寄せるチェ・ヨンド役は、キム・ウビンが演じている。
少女漫画を彷彿とさせるキム・タンのツンデレぶりと、チェ・ヨンドの不器用な愛情表現が見所の1つ。普段は冷たいが、たまに見せる優しさのギャップで、キム・タン派かチェ・ヨンド派か、オンライン上で話題になるほど女性視聴者を熱狂させた。

『相続者たち』(画像出典:SBS)
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・Netflix
・U-NEXT
・Amazon Prime Video
・Rakuten TV
・Hulu
相続者たち
シンデレラと4人の騎士<ナイト> (2016)
財閥の御曹司で統制不可能なイケメン3兄弟を更生するというミッションを受けて、彼らと共に生活することになった平凡な女の子が繰り広げるロマンスストーリー。
継母と継姉から疎まれ、自身の学費を稼ぐためアルバイトをする現代版シンデレラのハウォン役をパク・ソダムが、3兄弟の長男カン・ヒョンミン役をアン・ジェヒョンが、次男カン・ジウン役をチョン・イルが、三男カン・ソウ役をイ・ジョンシン(CNBLUE)が演じている。
4人のハプニングだらけの共同生活と、ヒロインとの恋模様が大きな見所の1つだ。

『シンデレラと4人の騎士<ナイト>』(画像出典:tvN)
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・Amazon Prime Video
・U-NEXT
・DMM TV
・Rakuten TV
・FOD
・Hulu
シンデレラと4人の騎士<ナイト>
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