『ヤンダー(YONDER)』は、亡くなった妻イフからメッセージを受け取った夫のジェヒョンが、彼女に会うことができる未知の空間”YONDER”に招待されることから、話が展開していく。

亡くなった人の記憶で作られた世界の”YONDER”と向き合い、様々な偶像を通して、人生と死、永遠の幸せとは何であるかという根源的な質問を視聴者に投げかける作品だ。

『ヤンダー(YONDER)』で夫婦役を演じるシン・ハギュン(左)とハン・ジミン(画像出典：TVING 公式Instagram)

安楽死を選択する直前に夫を”YONDER”に導く、妻のイフ役をハン・ジミン、妻の死を受け入れられず、空虚な人生を送る記者のジェヒョンをシン・ハギュンが演じる。

メインキャストの中には、映画『パラサイト 半地下の家族(2019)』に出演していたイ・ジョンウンや、tvN『不可殺 －永遠を生きる者－(2021)』のチョン・ジニョンなどが名を連ねた。

さらに、韓国映画の巨匠と名高い、イ・ジュンイク監督のドラマ初演出作品であることも話題となっており、人々の期待感を高めている。

この作品はキム・チャンファン作家の小説『グッバイ、YONDER』が原作となっており、イ・ジュンイク監督を通して、どのように未知の空間”YONDER”が具現化されるのかも注目のポイントだ。

19年前にMBC『ナイスガイ(2003)』で共演していたシン・ハギュン(左)とハン・ジミン(画像出典：MBC)

『ヤンダー(YONDER)』で、夫婦役を演じることとなったハン・ジミンとシン・ハギュンは、19年前にもドラマで共演し、息の合った演技を披露していた。

当時2人が出演していた『ナイスガイ』では、シン・ハギュンが警察官役で主演を務め、彼が心を寄せるヒロイン役としてハン・ジミンが登場。

最終回で2人は結婚し、ハッピーエンドでドラマは幕を閉じる。

長年のキャリアを積み上げたハン・ジミンとシン・ハギュンの再会が耳目を集める『ヤンダー(YONDER)』は、第27回釜山国際映画祭の公式招待作にも選定された。

名だたる俳優陣の共演や、作品の話題性の高さに、放送前から熱い関心が注がれている。

(構成：松原すずの)

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