2016年に韓国で放送されたドラマ『W-君と僕の世界-(邦題、以下W)』が、再び注目を集めているという。本ドラマは、韓国のスター俳優イ・ジョンソク&ハン・ヒョジュがW主演を務めた。この度、本ドラマが中国でリメイクされることが伝わり、話題となっている。
俳優イ・ジョンソクとハン・ヒョジュがW主演を務めた、MBCドラマ『W-君と僕の世界-(邦題、以下W)』が、中国でリメイクされることがわかった。

ドラマ『W』の主演を務めたイ・ジョンソク(左)と、ハン・ヒョジュ (画像出典:MBC)
原作が放送されたのは2016年、すでに6年も前のことだが、現在イ・ジョンソクの主演ドラマ『ビッグマウス』の人気ぶりも影響し、再び『W』への関心が高まっている。
韓国を代表する人気俳優2人が主演したドラマ『W』は、2016年のソウルを背景に同じ空間の異なる次元、現実と仮想現実を交差して繰り広げられるロマンチックサスペンスメロドラマだ。
イ・ジョンソクは、”漫画の中の人物”カンチョル役を、ハン・ヒョジュは、”現実の中の人物”オ・ヨンジュ役を演じている。
このドラマは、現実世界のヨンジュが、父親が描いたWEB漫画の中に吸い込まれ、漫画の主人公カンチョルと出会うというおもしろい展開からスタートする。
フィクションの中のカンチョルが、自身が漫画の中の主人公であることを知り、現実世界の人物に話しかけるシーンなどもある。
主人公2人が、”漫画”と”現実”の2つの世界を行ったり来たりする展開は、ハラハラドキドキの連続。
ドラマは回が進むたびに没入感を高め、視聴者は『W』の世界へと引き込まれた。
この年に行われた『2016年MBC演技大賞』では、イ・ジョンソクは大賞を受賞、また主演2人はベストカップル賞を受賞するなど、人気と実力を兼ね備えた2大スターの共演作は、大きな人気を集めた。

『W』劇中写真。”漫画”と”現実”の2つの世界を行き来する (画像出典:MBC)
このドラマ以降、イ・ジョンソクは、SBS『あなたが眠っている間に(2017)』、tvN『ロマンスは別冊付録(2019)』などの人気作に立て続けに主演し、2019年3月に入隊。
現在は、除隊後初の主演作であるMBC『ビッグマウス』が絶賛放送中で、本作は回を追うごとに視聴率を上げ、自己最高記録を更新する人気を見せている。
ハン・ヒョジュは、2009年に主演したSBS『華麗なる遺産』が韓国で爆発的な視聴率を叩き出す。その後、日本でも放送されたが、“昼ドラ枠”での放送ながらも高視聴率をマーク。日本の韓ドラファンに、その名を広く知らしめた。
そして、翌2010年に出演したMBC『トンイ』も人気を博し、韓国の国民的女優へとのぼりつめたが、これ以降ドラマにはしばらく出演しない期間が続いた。そして、6年ぶりのドラマ復帰作となったのが『W』だった。
(関連記事)ハン・ヒョジュ 日本で2度のブレイクも6年間ドラマ出演を封印したのは何故?
期待の2人が共演するだけに放送前から期待が寄せられていた『W』は、現実と仮想現実の世界を見事に描いたストーリー展開と、主演2人の微笑ましいラブシーンも相まって、多くの人が『W』の世界に魅了された。

『W』主演2人の微笑ましいシーン (画像出典:MBC)
先日、中国で『W』がリメイクされるというニュースが伝えられると、中国ソーシャルメディアWeibo(ウェイボー/微博)では、主演俳優らにまつわるアンケートが上がった。
中には「韓国オリジナル俳優と、中国リメイク俳優のどちらが良いか?」という質問もあったが、中国のネットユーザーからは「オリジナル俳優が良い!」と、イ・ジョンソクとハン・ヒョジュカップルを支持する声が圧倒的だったという。
中国の韓ドラファンの間では、放送から6年経った今も2人の人気は色褪せず、根強い人気を誇っている。
(構成:酒井知亜)
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