クォン・サンウ主演のwavveのオリジナルドラマ『危機のX』が、9月2日に初回放送を迎えた。退職勧告を受けたおじさんが主人公である本作は、韓国の厳しい労働事情を描いたハイパー・リアリズム作品だが、クスッとさせられる要素が盛り込まれ、視聴者に共感と笑いを提供している。

俳優のクォン・サンウが主演を務める、wavveオリジナルドラマ『危機のX』が、9月2日にベールを脱いだ。

『危機のX』は、俳優のクォン・サンウが主演を務めるwavveのオリジナルドラマ。

俳優のクォン・サンウが主演を務めるwavveのオリジナルドラマ『危機のX』。(画像出典:wavve)

第3話まで配信されており、退職勧告や住宅価格高騰、老化という現実を目の当たりにして、人生最大のピンチに陥った主人公のドタバタ劇が、注目を集めている。

『危機のX』は「日本よりも厳しい」と言われる、韓国のリアルな労働事情を描いたハイパー・リアリズムドラマで、本来であれば重くなりがちなテーマを、ポップ(?)に扱った作品だ。

そんな本作でクォン・サンウが扮するのは、名門大を卒業し、最年少で大企業の次長になるというエリートコースを歩んできた、プライドの高い“aおじさん”役。

優れた容姿に高い学歴、安定した職業、優しい妻、成功の証である外車まで手にした、誰もが羨む男性だ。

しかしある日、仕事はできるが上司に嫌われているという理由で、突然退職を勧められてしまう。自分ではなく部長が肩を叩かれる(リストラ)と思い、人知れず笑みを浮かべていた彼にとっては、まさに青天の霹靂。

周囲の目も気にせず、土下座までして会社に残れるよう懇願するも、決定は覆ることなく会社を去ることに。

クォン・サンウは、『危機のX』で主人公を務める。

『危機のX』で主人公を務めるクォン・サンウ。(画像出典:wavve)

職を失い、ピンチに立たされた感情の変化を、否定、怒り、妥協、憂鬱、受容の5段階に分けてクォン・サンウが表現するのだが、悲しさの中にもコミカル要素がふんだんに盛り込まれており、お茶の間に笑いを届けた。

また仕事を失ったストレスからか、円形脱毛症や性機能障害まで経験する姿や、株、仮想通貨、不動産投資にまで手を出し、なんとか危機を脱しようと奮闘する様子まで、喜劇的展開で視聴者をクスッとさせる。

共演者に、高い演技力に定評のあるソン・ドンイルをはじめ、キム・ソンオ、キム・ギバンなどの個性派俳優が脇を固め、クォン・サンウとのテンポ良い掛け合いは、見る者をより一層楽しませる。

現時点で日本の放送は未定だが、視聴できる機会ができたら、現代社会を生きる人々にぜひとも視聴してほしい。

aおじさんの奮闘を通して、何だか笑顔になれそうだ。


「危機のX」予告編

(構成:西谷瀬里)






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