女優のパク・ガリョンが、約19年の時を経てSBSバラエティー『ゴールを殴る彼女たち』でテレビ界に戻ってきた。パク・ガリョンといえば、SBSドラマ『天国の階段(2003)』で一躍有名になった人物。今回の出演を機に、ドラマ界に戻ってくる事を期待し、彼女の女優人生の一部を振り返たい。

女優のパク・ガリョンが、9月7日にSBSバラエティー『ゴールを殴る彼女たち』に出演した。

パク・ガリョン

約19年振りにテレビ出演を果たした、女優のパク・ガリョン。(画像出典:SBS 公式Instagram)

同番組は、韓国の女性芸能人がサッカーチームを作り、リーグ戦で試合をするというもので、パク・ガリョンはその中のチームの一つに、新メンバーとして参加。

パク・ガリョンは「『ゴールを殴る彼女たち』で、走り回りたかったです。ストレス解消が運動することなので」「長年フィットネスジムに通い、ピラティスもしていて、やり過ぎなぐらい身体をよく動かします」と明かし、今後の抱負を語った。

その意気込み通り、この日の放送では見事ゴールを決め、華々しいデビューを飾る。こうして、今後さらにチームに貢献することが期待された。

パク・ガリョンは、SBS『ゴールを殴る彼女たち』で、デビュー戦からゴールを決めた。

SBS『ゴールを殴る彼女たち』で、デビュー戦からゴールを決める。(画像出典:SBS『ゴールを殴る彼女たち』映像キャプチャー)

初日から、堂々たる活躍を見せたパク・ガリョンだが、テレビ出演はなんとSBSドラマ『千日の約束(2011)』以来、約19年ぶり。

以降、活動の場を舞台に移したため、長い間お茶の間に姿を見せることがなかったのだ。

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パク・ガリョンは、かつて子役としてドラマ界を賑わせた一人で、その最たる出演作が、最高視聴率43.5%を記録したSBS『天国の階段(2003)』である。ご存じ俳優クォン・サンウと、チェ・ジウが主演を務めた人気作だ。

本作でパク・ガリョンは、キム・テヒが演じたハン・ユリの少女時代を演じている。

ハン・ジョンソ(チェ・ジウ扮)の少女時代を演じたパク・シネに対し、敵対心をむき出しにしながら、母親と共ににジョンソをいじめる憎たらしいヒール役を、怖いほど見事に表現。

放送当時、新人だったキム・テヒよりも質の高い演技力と評され、視聴者からも好評を得るほど、今後の活躍に期待がかかっていた。

パク・ガリョンは、SBS『天国の階段(2003)』で、女優キム・テヒ扮するハン・ユリの少女時代を演じた。

SBS『天国の階段(2003)』で、女優キム・テヒ扮するハン・ユリの少女時代を演じたパク・ガリョン。(画像出典:SBS NOW / SBS 공식 채널 YouTube動画キャプチャー)

しかし、パク・シネがテレビや映画で活躍する一方で、彼女はこのドラマ以降、残念ながらテレビで目立った活躍を見せることはなかった。

子役俳優たちにとって最大の悩みとなるのは、“子役イメージ”の払拭だ。特に、大物俳優の幼少時代を上手く演じた子役ほど“子役出身”という肩書きをなくすことが難しい。

自身の名前よりも先に、必ず誰かの子役という肩書きが付いて回るからだ。

パク・ガリョンも例外ではなかったのか、当時使っていた名前の“パク・ジミ”を、“パク・シヒョン”に変え、大幅なイメージチェンジを試みたことがある。しかし結局、お茶の間から姿を消すことに。

そして“パク・ガリョン”という名で、舞台で新たなスタートを切ったのだった。

そんな彼女に転機が訪れたのは2015年。3年連続で、前売り販売率1位となった人気舞台『屋根部屋のネコ』にキャスティングされたのをきかっけに風向きが変わり、2018年から念願叶って国立劇団シーズンに契約団員として所属。舞台女優としての地位を固めている。

パク・ガリョンは舞台俳優としての地位を不動のものに

現在は、舞台俳優としての地位を不動のものにしている。(画像出典:国立劇団 公式Facebook)

こうして様々な経験をしながら、現在は韓国最高の劇場に立つ舞台俳優へと成長。そんなパク・ガリョンも35歳(日本年齢)になり、再びテレビ界へカムバックした。

長年舞台で積み重ねた演技を、またドラマで披露してくれる日はくるだろうか。

(構成:西谷瀬里)






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