韓国女優のパク・チュングムが、8月3日にMBC『ラジオスター』に出演した。彼女といえば、韓国のドラマ界に新たな母親像を作り出した人物。また2021年にはあるキャラクターを誕生させ、年齢を追うごとにより華やかな活躍をしている。そんな彼女の近況と芸能活動を紹介してみた。
女優のパク・チュングムが、8月3日にMBCの人気バラエティー『ラジオスター』に出演し、ある人気俳優にときめいたエピソードを明かした。
その人物とは、過去に『仮面(SBS/2015)』で共演した俳優のチュ・ジフン。「初日の台本合わせが終わり、軽い会食の席が設けられたのですが、その時チュ・ジフンさんが、“先生と呼びましょうか? それともお姉さんと呼びましょうか?”」と、パク・チュングムに尋ねたという。
大ベテランの俳優などを呼ぶ際、尊敬の念を込めて韓国語では“先生”という言葉がしばしば使用される。しかしそれとは異なり、異性であることを自然と意識し、親しみのこもった表現の“お姉さん”というワードをチュ・ジフンが選択肢に入れたことがポイント。
どうやらこれが、彼女の心に刺さったようで、「チュ・ジフンさんは年下ですが、男性の色気が溢れている印象です」と、彼にドキッとした出来事を冗談交じりに語った。
ところで彼女といえば、前出の『仮面』を含め、『シークレットガーデン(SBS/2010)』、『相続者たち(SBS/2013)』で、それぞれチュ・ジフン、ヒョンビン、イ・ミンホというイケメン俳優の母親役を熱演したことで有名。韓国では“国民の母”と称され、ドラマファンから親しまれている存在だ。
スタイリッシュな服に身を包み、ヘアスタイルも常におしゃれで、年齢を感じさせない姿を覚えている人も多いのではないだろうか。実はこのスタイルは、彼女が作り上げたそうで、お茶の間に登場しがちな定番の“母”の固定概念を崩したかったのだという。
母親役のオファーがくるようになったのが、40代半ばの頃であったというから、そこからまた新たに築き上げていった彼女のバイタリティーには驚かされる。
そして、最近も挑戦は続いており、攻めの姿勢を崩していないようだ。彼女は2021年5月、58歳の時に、突如“アンジェリーナピンクパク”というサブキャラクターを作り上げ、ファッションや美容などをテーマにしたYouTube(ユーチューブ)チャンネル『パク・チュングム Magazine JUNGUM』に登場、以降、同チャンネルで勢力的に活動している。
番組内では自分のことをアンジェリーナと言い、新作の洋服やスキンケアについてテンポ良く紹介。とにかく終始明るい彼女と、アイドルの動画を見ているかのような構成が特徴だ。
このキャラクターにより、パク・チュングムは現在人気急上昇中のようで、『ラジオスター』で取り上げられた際には、注目度の高さをBLACKPINK(ブラックピンク)のメンバー、ジェニーに例え、「中高年にとってのジェニー」と紹介された。
ちなみに、“アンジェリーナ”は、世界で最も美しい名前とサブキャラクターにしたい思いから名付け、“ピンク”はラッキーカラーであると同時に、『シークレットガーデン』での役柄名に含まれていたこともあり用いたという。普段から、彼女がよく身につけている色だ。
サブキャラクターを持ったことで、さらに華やかな活動を繰り広げているパク・チュングム。
チャレンジと遊び心を忘れないマインドが、人をいつまでも若々しく輝かせるのかもしれない。
(構成:西谷瀬里)
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。