ENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、放送回ごとに視聴率が上昇し、現在韓ドラ界で最も注目を浴びている。しかし過去、さらに驚異的な快進撃を遂げたのがJTBC『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~(2018)』だ。本記事ではそんな『SKYキャッスル』を紹介する。

ENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が、見事な快進撃を見せている。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、現在、最も注目を浴びている韓国ドラマだ。

現在、最も注目を浴びている韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。(画像出典:ENA)

第1話は、0.9%という低い視聴率からスタートしたものの、自己最高視聴率を毎話更新。第8話の段階で13%という高い数字を叩き出し、ドラマ界を驚かせた。

しかし、同作よりも驚異的な支持を得た作品があるのをご存じだろうか。

2018年に放送されたJTBCドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~(以下、『SKYキャッスル』)』だ。

JTBC『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』は、過去に視聴者から驚異的な支持を得た。

過去に視聴者から驚異的な支持を得た、JTBC『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(画像出典:jtbc公式HP)

上流階級である、富裕層だけが住む高級住宅街“SKYキャッスル”を舞台に、セレブ家族たちの受験戦争や複雑な人間関係を描いたシリアス・ブラック・コメディーで、韓国ドラマの醍醐味である“嫉妬”、“欲望”、“虚栄心”などが存分に楽しめる名作である。

過剰な教育熱、若者にのしかかる学歴社会の闇‥。韓国のし烈な受験戦争を題材に、リアルな世相を風刺すると共に、スリリングで衝撃的な展開と中毒性のあるキャラクターに、多くの視聴者が魅了された。

その結果、初回放送時にはわずか1.7%という低い視聴率であったにもかかわらず、徐々に勢いを見せ始め、なんと最高視聴率23.7%を記録して有終の美を飾っている。

ちなみに、同時期に他局のtvNでは土日に『アルハンブラ宮殿の思い出(2018)』で、ヒョンビンとパク・シネが主演しており、水木は『ボーイフレンド(2018)』で、ソン・ヘギョとパク・ボゴムがダブル主演を務めていた。

『ボーイフレンド(2018)』(上)と、『アルハンブラ宮殿の思い出(tvN/2018)』(下)は、『SKYキャッスル』と同時期に放送されていた。

『SKYキャッスル』と同時期に放送されていた、『ボーイフレンド(2018)』(上)と、『アルハンブラ宮殿の思い出(tvN/2018)』(下)。(画像出典:tvN)

一方、『SKYキャッスル』のキャスティングは、主に実力のあるベテラン俳優で構成されていたものの、前出の俳優陣に比べるとネームバリューがやや低め。だからこそ、同作が名だたるスター出演作を退け、好成績を残したのには驚かされる。

韓国では、予想外に大成功を収めたりや大ヒットを記録することを“デバク”と言い、俗語として親しまれているが、まさに『SKYキャッスル』がその言葉にふさわしい作品となったわけだ。

さらに驚くべき点は、韓国ドラマ史に名を刻む大ヒット作『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016/tvN)』の、最高視聴率を超えたこと。この点からも、いかに韓国視聴者がいたか、人気の高さがうかがえる。

tvN『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』は、韓国ドラマ史に名を刻む大ヒット作。

韓国ドラマ史に名を刻む大ヒット作、tvN『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』。(画像出典:tvN)

その勢いは日本に上陸してからも衰えることなく、映画・ドラマ・アニメのレビューサービス『Filmarks』には、「あまり期待せずに見始めたけど、面白くて結局一気見してしまった」「ザ・韓国ドラマ。内容が単純じゃないところに見応えあり」「寝る間を惜しんで見てました」「韓ドラの恋愛系に飽きた人には、ぜひ見てほしい作品! かなり長いけど見応えはあります」など、絶賛する声で溢れている。

また、韓国特有の受験戦争が描かれた内容に関しては、「韓国のお受験事情を知れて面白かった」「韓国の教育システムはすさまじすぎる‥。壮絶の一言」「韓国の受験戦争のすごさがわかるドラマ」などという反応で、文化の違いに驚きつつも、作品を楽しむ視聴者が多かったようだ。

物語にはコミカルなシーンや、受験にまつわるもう一つのストーリーが盛り込まれており、見た人だけが楽しめる構成になっている。

韓ドラ史上類を見ない“デバク”を記録した『SKYキャッスル』は、現在Netflix(ネットフリックス)をはじめ、U-NEXT、Hulu、dTV、Disney+(ディズニープラス)で視聴が可能だ。

“デバク”ぜひご覧になってみてはいかがだろうか。

(構成:西谷瀬里)






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