“BL(ボーイズラブ)”を描いて、韓国で大きな話題となったWATCHAオリジナルドラマ『セマンティックエラー(2022)』は、第7話配信前、韓国の政府機関からWATCHA側に対し1本の電話があったという。気になるその内容と理由に触れる。

“BL(ボーイズラブ)”をテーマにし、韓国でシンドロームを巻き起こしたWATCHAオリジナルドラマ『セマンティックエラー(2022)』。

『セマンティックエラー』のメインポスター。

『セマンティックエラー』のメインポスター(写真提供:WATCHA)

同作は、周りから変わり者と呼ばれる工学部のチュ・サンウ(パク・ジェチャン扮)と、彼とは対照的に、モデルのような容姿でデザイン科のスターであるチャン・ジェヨン(パク・ソハム扮)が共にゲーム開発をすることになり、コンピューターにエラーが生じたかのような、相反する男性2人が、徐々に惹かれ合うキャンパスロマンス作品だ。

パク・ソハムは大学の人気者、ジェヨンを演じ、パク・ジェチャンは秀才の変わり者 チュ・サンウを演じた

大学の人気者、ジェヨンを演じたパク・ソハム(上)と、秀才の変わり者 チュ・サンウを演じたパク・ジェチャン(下)(写真提供:WATCHA)

韓国で爆発的大人気のBL小説の実写化ドラマとして、配信開始前から大きな話題を呼んでいた本作だが、第7話で主人公同士の濃厚なキスシーンが公開され、さらにその注目度は加速した。

主人公2人のキスシーンは、『セマンティックエラー』の第7話で話題となった

セマンティックエラー』第7話で話題となった主人公2人のキスシーン(画像出典:『セマンティックエラー』映像キャプチャー)

そして、なぜか同話の配信前に信じられないような出来事が起こったという。

韓国のあるマスコミの報道によるとその出来事とは、「政府機関からWATCHA側に“今、信じられないほどアクセス数が急増していますが、*DDoS攻撃を受けているのではないですか?”と心配する電話があった」というもの。

*DDoS攻撃:ウェブサイトやサーバーに対して過剰なアクセスやデータを送付するサイバー攻撃の意。(引用:NTTコミュニケーションズ)

「WATCHAのプラットフォームに、(『セマンティックエラー』を視聴するため)たくさんの人が一気に接続した」ことが原因だったそうだ。

事実、視聴者の中には、サーバーが混み合いアクセスができなかった人もいたという。

それ程までに世間から高い関心を向けられている本作の尋常でない人気には驚かされるが、1つ疑問が残る。

なぜ、第7話の配信前だったのだろうか。ストーリーの詳細が分かっていない状況下において、同話のみが注目された理由がはっきりとしない。

しかし、この出来事を話題にしたネットユーザーたちの間では、「視聴者が、*映像物等級委員会のチャートまで比較分析しながら(第7話に)期待を寄せていた」という。

*映像物等級委員会:映像物等などの倫理性及び公共性を確保し、青少年を保護するための機関。

つまり、映像物等級委員会によって事前に公表される審議の詳細を見て、第6話までと比較し、“第7話で何かが起こるのでは?”と判断したことなどにより、配信前からアクセスが集中したようだ。

また、別のネットユーザーの意見によると、配信されたのが「よりにもよって休日だったからさらにすごかった」という、配信日が休日と重なったことも理由の1つに挙げられた。

これらの理由はあくまで推測であるが、いずれにしても、政府機関からDDoS攻撃を心配され、連絡を受けたほどの『セマンティックエラー』の人気には驚かされるばかりだ。

同作は、現在日本でもWATCHAを通して視聴可能だ。気になった方はご覧になってはいかがだろうか。

(構成:西谷瀬里)






ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs