俳優のチョン・イルが、今年下半期に放送予定のENAチャンネルドラマ『グッジョブ』に出演する予定だ。本記事では新作ドラマへの期待を込めて、テレビ東京『韓流プレミア』を通して過去に放送され、日本の主婦を楽しませたチョン・イルの作品を振り返るとともに、彼の近況に触れてみる。
平日の朝8時15分から韓国ドラマを放送し、日本の主婦の朝を癒しているテレビ東京『韓流プレミア』。
これまでに取り扱われたドラマは、現在放送中のものまで含めると合計77作品にも及び、錚錚たる韓国の俳優陣が、日本のお茶の間に登場してきた。
そんな俳優の1人が、チョン・イルだ。
『韓流プレミア』では過去にMBCドラマ『夜警日誌(2014)』とSBSドラマ『ヘチ 王座への道(2019)』が放送され、チョン・イルはいずれも朝鮮王朝の王子役で登場した。
朝の韓流ドラマを楽しむ日本の主婦にとっては、まさに朝(朝鮮)のプリンスと言えるだろう。
チョン・イルといえば、整った顔立ちに180cmを超える高身長が際立つが、演技の面ではロマンスものをはじめ、フュージョン時代劇に携わることが多い。
『夜警日誌』も例外ではなく、同作は架空の朝鮮時代を舞台に、鬼神を否定する者、鬼神を利用する者、鬼神を退治しようとする者、この3つの勢力の間で繰り広げられるファンタジーロマンス時代劇だ。
チョン・イルが演じたのは、ハンサムなルックスに富と名誉を持つ、嫡統の王子イ・リンで、ある日突然両親を失った彼は、精神的な苦痛から逃れるため、“風流王子”として自由奔放な生活を送る。
しかし、その過程で鬼神を見る能力を得て夜警隊となり、鬼神を退治しながら国民の人生の喜怒哀楽を目にし、本物の王子へと生まれ変わっていく。
チョン・イル特有の、生意気で余裕たっぷりな演技はさすがだったが、シリアスさと明るさを行き来するストーリーの中で、緩急をつけたリアリティー溢れる感情表現は、目を見張るものがあり高く評価された。
また、それだけではなく、鬼神を捕まえる華麗なアクションシーンをはじめ、武官ムソク(ユンホ/東方神起(TVXQ))との男同士の友情と絆、チョン・イルとユンホの圧倒的なビジュアルは、視聴者を楽しませたポイントの1つだった。
『ヘチ 王座への道』もフュージョン時代劇で、身分の低い者の血を半分受け継ぎ、誰からも歓迎されない王子が改革君主となるまでの活躍を描いたスペクタクル史劇アドベンチャーだ。
チョン・イルは、ムスリ(宮廷で雑用を担当する下女)から産まれた身分の低い者の血を半分受け継いだ王子、延礽君(ヨンイングン)と、民のために政治を行ったことで有名な朝鮮王朝第21代王の李昑(イ・グム)役に扮し、生まれつきのカリスマ性と明晰な頭脳、冷徹な判断力まで完璧に備えながらも、誰からも歓迎されない人物を熱演した。
彼は後に、韓国のあるメディアのインタビューに答え、『ヘチ 王座への道』での役柄が「デビュー後、最も大変なキャラクターだったように思います」と語り、「多くの人が犠牲となり命を亡くす傍らで王となる過程を演じ、感情の消耗が激しかったです」と吐露したことがある。
役柄に入り込んでいたからこその発言だと思われるが、それを証明するように視聴者からは、「完璧な政治劇を見たような感じがする」との反応が見られ、チョン・イルはより一層幅広く、深みのある演技を披露したと高い評価を得た。
そして本作の見所といえば何と言っても、彼が乗馬から殺陣に至るまで見事にこなす姿から、ヒロインとの恋愛模様、敵も含め様々な人たちに理解を示す、李昑の人柄を描き出した点などだろう。
ちなみに『韓流プレミア』では、チョン・イルにとって初の時代劇となったMBCドラマ『太陽を抱く月(2012)』も放送されたことがある。
王子役ではなかったものの、王族で王位継承序列1位の陽明(ヤンミョン)に扮し、ウォル(ハン・ガイン扮)に好意を抱くも叶わず、諦めきれずにいる苦悩や心の葛藤を見事に描き出していた。
こうして数々の作品で好演を繰り広げてきただけに、今後の活躍が期待される彼だが、韓国メディアによると次期作は、今年下半期に放送を控えたENAチャンネルドラマ『グッジョブ』だという。
少女時代(SNSD)のメンバーで女優のクォン・ユリと、2021年に共演した時代劇ドラマ、MBNドラマ『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』から約1年を経て、再び共演する予定となっている。
本作は、優れた運動神経を持ち、財閥と探偵の二重生活を送るウン・ソヌ(チョン・イル扮)と、明るい性格のドン・セラ(クォン・ユリ扮)が出会い、繰り広げるロマンティック探偵捜査劇だ。
役作りのためなのか、最近チョン・イルは自身のSNSに「一生懸命運動する」という文章と共に、腕の筋肉を写した写真を掲載したばかり。
果たして『グッジョブ』で、その鍛え上げた身体を披露してくれるのだろうか。
チョン・イルの演技はもちろん、どのような姿で視聴者の前に登場するのかも注目される。
(構成:西谷瀬里)
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