【韓流20周年企画-ドラマ『パリの恋人』編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。振り返ると日本の韓流ブームの歩みも、同じようなタイミングだったのではないだろうか‥今回は、韓国でシンドローム級の人気を誇り、日本のドラマファンからも多く愛されたSBS『パリの恋人』をご紹介します。
2022年も盛り上がりを見せている韓国コンテンツ。今から20年ほど前に訪れた韓流ブームが、もはや1つのカルチャーとなり市民権を得ている。
その”韓流ブーム”の入り口にあったのは、韓国ドラマだろう。
日本では、2004年にNHK(地上波)にて放送された『冬のソナタ』をはじめ、同年フジテレビ系列で放送された『天国の階段』が多くの話題を集めた。そして、この波に乗ったのが2005年に日本テレビで放送された『パリの恋人』だ。
地上波を含め、日本のテレビ局が競うかのように韓国のヒット作を放送し始めるようになり、多くの韓国ドラマが視聴できるようになった。
今回注目したのは、極上のシンデレラストーリーを描いた、SBS『パリの恋人』。
この作品は2004年に韓国で放送され、最高視聴率56%、平均視聴率41%を記録し、”2004年の最高傑作”と称された人気ドラマだ。
パリを舞台に、一文無しになってしまったヒロインと財閥の御曹司が恋に落ちるロマンチックな”シンデレラ”ラブストーリーで、2人の恋愛模様に若くてハンサムな男性が加わり、絶妙な三角関係を繰り広げていく。
ヒロイン、カン・テヨン役を女優のキム・ジョンウンが、財閥の御曹司ハン・ギジュ役に俳優のパク・シニャン、ヒロインを慕うイケメン男性ユン・スヒョク役を俳優イ・ドンゴンが演じ、世の女性が憧れる恋愛模様を届けていた。
日本のドラマファンの間でも、ときめくシチュエーションやセリフ、キスシーンなど、あらゆるシーンが話題となっていた本作。その中でも特にインパクトを与えたのが、エンディングだろう。
ネタバレになるので詳細は省くが、極上シンデレラストーリーと誰もが思っていた本作のラストには、視聴者が想像だにしないエンディングが待っていたのだ。
あまりにも衝撃的(?)だったため、韓国では当時、視聴者の間でさまざまな議論となっていたよう。
実は、この脚本を手掛けたのは、韓国が誇る人気作家のキム・ウンスクだ。
彼女は『パリの恋人』以降、『シークレット・ガーデン(2010)』、『紳士の品格(2012)』、『相続者たち(2013)』、『太陽の末裔 Love Under The Sun(2016)』、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)』、『ミスターサンシャイン(2018)』と、数々の人気作を世に送り出し、”キム・ウンスクワールド”を築いてきたスター作家。
そんな彼女が、脚本家の初期に斬新なアイデアでストーリーを締め、ドラマ界に新しい風を吹かせたのも納得である。
この衝撃は、2022年になった今でも影響を与えているようだ。
先ごろ放送を終えたtvN(Netflix)『二十五、二十一』でも、『パリの恋人』が話題にのぼっていた。
というのも、『二十五、二十一』を手掛けたのが、キム・ウンスク作家に影響を受けたクォン・ドウン作家だ。このことから『二十五、二十一』のエンディングが近づくと、視聴者の間では「『パリの恋人』と同じになるのでは?」という噂が出ていたそう。
後世にまで影響を与え、語り継がれるような斬新なエンディングを披露した『パリの恋人』。あらゆるドラマ作品を楽しめる今だからこそ、改めて見返してみるのも楽しそうだ。
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