今月24日より公開となった、Netflixオリジナルシリーズ『静かなる海』。多くの期待を抱かれた作品であったが、公開と共に手厳しい意見も見られている。特に、うなぎ上りだった”Kドラマ”ブームにブレーキをかけているとの声も上がっている。果たして、その理由とは。
今月24日に配信スタートとなった、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『静かなる海』。
このドラマは、必須資源の枯渇によって荒廃した近未来の地球を背景に、特殊任務を受けて月に捨てられた研究基地に向かった精鋭隊員たちの物語を描く。
前作『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)』から、約5年ぶりにドラマ復帰を果たしたコン・ユの主演作とあって、公開前から話題を呼んでいた作品だ。
(関連記事)コン・ユ 『トッケビ』武将から『静かなる海』宇宙飛行士に! 彼の渇きとは

日本のランキングでもトップ10内にランクインした、Netflixオリジナルシリーズ『静かなる海』(画像出典:Netflix Korea公式twitter)
しかしこの一方で、韓国メディアからは「コン・ユ、ペ・ドゥナという人気俳優らが出演する『静かなる海』が、見る人をそのまま”静かなる海”に陥れる」との皮肉の声も上がっている。
ストーリー展開のスピードが遅いという致命的な限界により興行の”ゴールデンタイム”を忘れている、というのがその理由だ。
映画やドラマの興行を左右する”ゴールデンタイム”とは、上映開始から10分のこと。この時間内に観客を引き込まなければならない、という意味だ。10分が難しければ、少なくとも1話以内で視聴者を虜にしなければならない。
ところが、『静かなる海』は、核心コンセプトを説明するのに3時間も割いている。
最初のインパクトが弱く、キリングポイントが見当たらないという意見も見られており、Netflixのユーザーらを惹きつけるには少々物足りない感が出てしまったようだ。
韓国メディアがこのような声を上げるのには理由がある。
2021年下半期のNetflix”Kドラマ”は、うなぎ上りに成長した。
世界中を熱狂の渦に巻き込んだ『イカゲーム』続き、『マイネーム: 偽りと復讐』、『地獄が呼んでいる』まで、公開と同時にNetflixグローバルランキングで1位を記録している。
(関連記事)あなたはどっち派?’韓流ドラマ’ と ‘Kドラマ’の違いとは
世界中の関心が”Kドラマ”に向けられている今、満を持しての公開となった『静かなる海』なのだが、前述した理由から興行の疾走に赤信号を灯したと見ているようだ。

壮大な宇宙を圧倒的な映像美で魅せる『静かなる海』。第3話からはスリリングな展開に!?(画像出典:Netflix Korea公式twitter)
しかしながら、『静かなる海』は壮大な宇宙を舞台にしているとあって、ハリウッド顔負けの映像美が広がっている。俳優たちの好演と宇宙という神秘的な背景は、ゆっくりしたストーリーテリングに没入感をもたらせる。
コン・ユとペ・ドゥナは、同じ任務を受けたが価値観が違う。ミッションを解決するのが先であるコン・ユと、科学者として真実を先に把握しなければならないというペ・ドゥナの対立は、緩い展開に緊張感を与える。
また、探検隊員に扮したイ・ジュン、キム・ソニョン、イ・ムセン、イ・ソンウクらが、実力派俳優らしくしっかりとした演技力を見せ、未知で発生する恐怖と緊張感を実感させている。
手厳しい意見が見られたストーリー展開も第3話から、独特のサスペンスと盛り上がりを見せていくとみられ、視聴者を一気に引き込ませるという好評も。
配信直後にグローバルランキングで7位を記録した『静かなる海』は、現在4位まで順位を上げ、勢いに乗っている。
最後まで泳ぎきる視聴者はどのくらいだろうかと皮肉を受けながらも、これまでに公開された”Kドラマ”同様の人気を得る日も近いように見える。
『静かなる海』ティーザー予告編
編集部おすすめ記事
-
パク・ソンフン、ハン・ジミンと恋の駆け引き!JTBC新ドラマでラブコメ共演
-
チョン・ヘイン×ハヨン共演!Netflix新作「こんなムカつく恋」キャスティング確定
-
学園ものからラブコメまで!来週(5月19日~) BS・CS放送開始「ロマンス」韓国ドラマ4選
-
【Netflix】視聴するなら今のうちに!6月早々に配信終了する韓国ドラマ4作
-
tvN「いつかは賢いレジデント生活」ついに残り2話!最高視聴率更新&後続作にも注目集まる
-
“4週連続1位”「いつかは賢いレジデント生活」が独走!25年5月第2週 TV-OTT話題性ランキング
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
キム・ジェジュン、ロックの本能全開!新EP「Beauty in Chaos」で大胆変身
-
BTS ジン×シン・セギョン、切なくも静かな感情の波──無言の名演が胸を打つ
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
イ・ミンジョンら、KBSバラエティ「行く情来る情イ・ミンジョン」の制作発表会に出席!(PHOTO5枚)
-
CSチャンネルで“あの瞬間”が蘇る!25年6月 日本初放送のK-POP&俳優公演・番組まとめ
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
チョン・ジュンウォン「KARL LAGERFELD」のポップアップストアオープン記念イベントに出席!(PHOTO3枚)
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
izna「KARL LAGERFELD」のポップアップストアオープン記念イベントに出席!(PHOTO14枚)
-
【Netflix】視聴するなら今のうちに!6月早々に配信終了する韓国ドラマ4作
-
ナムグン・ミン、チュ・ヨンウ、そして“あの大作”も!6月本国放送・配信スタートの韓国ドラマ9選
-
【ABEMA新入荷】クラシックからグローバル旋風の話題作まで!韓国ドラマ「無料ラインナップ」5選
-
「料理ドラマは成功が難しい」ジンクスを乗り越えられるか‥新作韓ドラ「隠し味にはロマンス」
-
欲張りなあなたにおすすめ!来週(5月19日~) 日本のテレビで放送開始「ロマンス×時代劇」韓ドラ5選
-
パク・ソンフン、ハン・ジミンと恋の駆け引き!JTBC新ドラマでラブコメ共演
-
梅雨を吹き飛ばす胸キュン名作が勢ぞろい!6月CS放送開始 日本高評価「ロマンス」韓ドラ5選
-
aespa、8カ月ぶりの新作準備中!6月カムバックを公式発表
-
BOYNEXTDOOR、4thミニアルバムが初日70万枚突破!2作連続ミリオン目前の快進撃スタート
-
記録更新が止まらない!P1Harmony 8thミニアルバム「DUH!」で自己最高初動&チャート1位連発
-
Hearts2Hearts「2025 MUSINSA BEAUTY FESTA」イベントに出席!(PHOTO11枚)
-
MONSTA X、3年ぶり完全体で帰還!夏開催の10周年記念ライブ「CONNECT X」に期待高まる
-
ソン・ジヒョ、JTBC「ディープダイブコリア:ソン・ジヒョの海女冒険」の制作発表会に出席!(PHOTO13枚)
-
リュ・スヨン & MONSTA X キヒョンら、新バラエティ「リュ学生 オ・ナムソン」の制作発表会に出席!(PHOTO19枚)
-
スクリーンで出会う“あの名優”たち——6月日本公開の韓国映画ラインナップ6選
-
学園ものからラブコメまで!来週(5月19日~) BS・CS放送開始「ロマンス」韓国ドラマ4選
-
“日本デビュー決定” TWS「2025年春版 K-POP新人男性グループ人気決定戦」調査で1位に
-
俳優ユン・チャンヨン、日本初の単独ファンミーティング(5月30日-東京)開催確定!
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。