韓国のドラマ界で活躍を見せている次世代スターたち。その中でも特に話題を集めているのが、2人の”ジニョン”だ。アイドル出身の演技ドルである彼らは、それを超える演技力を披露し、ドラマ界になくてはならない存在となった。2人のジニョンの輝かしい経歴とは。

韓国のドラマ界で活躍を見せている、2人の俳優”ジニョン”が話題だ。

B1A4のジニョンは俳優としての頭角を現している

俳優としての頭角を現す、B1A4のジニョン(画像出典:ジニョン公式Instagram)

まず1人目は、ボーイズグループB1A4(ビーワンエイフォー)でリーダーとリードボーカルを務めていたジニョン。

彼は現在、今月9日より韓国にてスタートしたKBS2ドラマ『警察授業』に出演中だ。

このドラマは、全力を尽くして犯人を捕まえる刑事と、賢い頭脳で全ての問題を解決するハッカー出身の犯罪者の学生が、警察大学校で教授と生徒として出会い、協力操作を繰り広げるドタバタキャンパスストーリー。

ここでジニョンは、天才的なハッカーの才能を持つカン・ソンホ役を演じている。

ベテラン刑事ユ・ドンマン役のチャ・テヒョン、警察学校の新入生オ・ガンヒ役のf(x)のクリスタルと豪華共演陣に囲まれ、彼らとともに抜群のケミを披露中だ。

パーフェクトなのは演技力はもちろん、アイドル出身とあってビジュアルも

演技力はもちろん、アイドル出身とあってビジュアルもパーフェクト(画像出典:ジニョン公式Instagram)

主役級のキャラクターを担うジニョンは、アイドル時代から多岐に渡る能力を発揮してきた。

B1A4ではメインプロデューサーを務め、最近のアイドルとしては珍しく、単独作詞、作曲はもちろん、編曲、バックグラウンドボーカル、ボーカルガイディングまで可能なアーティストとして、B1A4の音楽性の側面に大いに貢献していた。

その後、所属事務所と再契約を結ばずに移籍し、現在は新しい事務所で俳優活動に力を注いでいる。

アイドルとして第一線で音楽界をリードしながら俳優業もこなしていた彼は、ドラマとスクリーンを行き来しながら演技力とともフィルモグラフィーを重ねていった。

2014年に公開された映画『怪しい彼女』では、主人公の孫パン・ジハ役を演じ、ベテラン俳優に囲まれながらもかなり自然な演技をしたという評価を受けた。

その後、2016年に放送されたKBS2『雲が描いた月明り』ではキム・ユンソン役を演じ、その年の『KBS演技大賞』で新人賞を受賞、俳優としての地位を固めている。

ほか、NEVER TV『風景』、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『初恋は初めてなので』、『初恋は初めてなので2』など連続で出演を果たし、演技ドルという枠を超えた名優として抜群の存在感を示してる。

GOT7のジニョンは俳優として着実にフィルモグラフィーを重ねている

俳優として着実にフィルモグラフィーを重ねる、GOT7のジニョン(画像出典:ジニョン公式Instagram)

2人目のジニョンは、7人組ボーイズグループGOT7(ガットセブン)のジニョン。

アイドルとしてだけでなく俳優としても活躍を見せるジニョンは、現在、俳優のチソンが主演を務めるtvN『悪魔判事』で、司法裁判部の左陪席判事キム・ガオン役を演じている。

『悪魔判事』は、仮想ディストピア韓国、全国民が参加するライブ法廷ショーとともに登場する悪魔判事カン・ヨハンのエピソードを描いたドラマ。

ここでジニョンは、示範裁判部の陪席判事として、たった1度の放送で示範裁判部の”オタクメンバー”としてスターダムにのし上がり、カン・ヨハン(チソン)から強烈な寂しさを感じ取っているというキャラクターを担っている。

抜群の存在感を放っているジニョン

ドラマの中でも抜群の存在感を放っている(画像出典:tvNdrama公式Instagram)

アイドルとして抜群の人気を誇る彼だが、実力派俳優と並ぶほどの優れた演技力を持つと称されている。それもそのはず、実は歌手よりも先に俳優としてデビューしていたのだ。

2012年にKBS2『ドリームハイ2』のチョン・ウイボン役でデビューした彼は、同年5月にユニット、JJ Projectで音楽シーンに登場。その後、1年半の空白期を経て、2014年1月にGOT7でデビューするという経歴を持つ。

声のトーンと目つきがとてもいいという評価を受けているジニョンは、アイドルとしてデビュー後も精力的に演技活動を続けている。

2015年、JTBC『愛するウンドン』で主人公パク・ヒョンスの17歳の頃を演じ、多くの称賛を得た。ジニョンをよく知らなかった人々は、彼が新人俳優ではなくアイドルだという事実に驚いていたそうだ。

2016年にはSBS『青い海の伝説』にキャスティングされ、主人公ホ・ジュンジェの子供時代を演じた。この出演後、彼は「テレビ局を問わず、多くのプロデューサーが注目している俳優の一人だ。外見はもちろん、演技力も裏付けられる数少ないアイドル出身の俳優だ」と評されている。

その後、俳優デビュー7年目にして初主演作となったtvN『彼はサイコメトラー -He is Psychometric-(2019)』、『花様年華~人生が花になる瞬間(2020)』などフィルモグラフィーを重ね、俳優として着実に成長を見せている。

B1A4のジニョンと、GOT7のジニョン。ともにアイドル出身でありながら、俳優として大きな成功を収めている。
豊かな演技力を持つ彼らは、次世代のドラマ界を担っていく存在であることに間違いはないようだ。









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